
定時でやって来ると影が微妙でしたが、(大変不謹慎ですが)ちょっどよい遅れでやって来てくれて最高でした。この光線で赤熊くん登場と申し分なく、最上級の雄叫びを上げてしまいました。 21,10,12 06:45頃 芽室―大成 2093レ(約25分遅) Canon EOS7D MarkⅡ
12日の朝はこれ以上ないと言うくらいの綺麗な青空の朝でした。天気予報も何処の気象会社も終日晴予報です。これだけの朝もおいそれとはありません。
帯広駅近くのホテルを05:30に出発して芽室ー大成の撮影地に向かいます。空気もピリッと冷えて申し分ありません。まずは現地06:19頃通過する2093レを撮影するのですが、さすがに10月半ばとなると太陽がなかなか上がらず影が抜けてきません。5日前はギリギリ撮れたと言う情報は、逆にその5日間で撮れなくなる可能性もありハラハラです。〝あと1分、列車は来ないでくれぇ!〝なんてもがいていると、列車が定刻を過ぎたはずなのに来ません。〝えっ、遅れてる?〝札幌貨物ターミナルからの貨物列車なのであまり遅れる要素はないのですが、とにかく少しの遅れなら逆に光線が良くなるので列車を待つ事しばし。お目当ての2093レは25分遅れで通過。気になっていた影が全てクリアになり、遅れが良い結果となり久々に渾身の歓喜の雄叫びをあげてしまいました。

来春置き換え予定のキハ283系も見逃せない存在です。コロナ禍で最短4連だった根室線の特急は一部に5連も見れるようになり需要回復の兆しが見えてきているのでしょうか? 21,10,12 10:01頃 大成―芽室 4004D Canon EOS1DX MarkⅡ
その後は今撮影した2093レを帯広貨物駅での停車時間を利用して帯広以東に追い掛ける事も出来るのですが天気も良く、この撮影地に止まれば余命いくばくもないキハ40やキハ283系も撮影出来るので10時代に通過する貨物列車(2073レ)まで撮影する事にしました。
2073レ撮影後に撤収し新得へ移動しました。ちょうどお昼時なので駅前で美味しい豚丼をいただき(これがとても美味しい豚肉で記憶に残りそうな味でした)、午後は久々に増田山へ登る事にしました。最近のナビには増田山の位置も登録されており”ますだやま”と検索すれば頂上の位置が現われ。そこに設定すれば道に迷う事なく辿り着くことが出来ます。途中の鹿避け柵も開放されていて気持ちよく走れました。
増田山の頂上では熊避けにブルートゥーススピーカーで音楽を鳴らして人間の存在を熊に教えます。今回は目撃しませんでしたが前回、増田山に登った時は遥か彼方の山に熊がのそのそと歩いている姿を複数頭目撃しているので念には念をと言う事でスピーカー持参してきました。
頂上にいると心地よい風が吹き、紅葉の山々を見れて景色だけで大満足です。いつの間にか寝てしまっていましたが、静かすぎて自分のイビキで起きるくらいでした(笑)。午後に少し雲が出てきたものの撮影には支障なく夕陽に輝く2070レまで撮影して影が出てきたので撤収。翌日の撮影のために富良野へ移動する事にしました。

すっかり傾いた陽射しを浴びた中をエンジン音を響かせてDF貨物が狩勝峠を登って行きます。日本の貨物列車最高の見せ場はこの光景ではないかと思うくらいの感動があります。かつてこの場で、ほぼ同じ時間に原色DD51重連の9070レを撮影した際の感動と重ね合わせてファインダーを覗いていました。ちなみにこの列車も赤熊くんでした。 21,10,12 15:43頃 広内(信)―西新得(信) 2070レ (DF200-2号機) Canon EOS1DX MarkⅡ