DT200Aの庫 (goo-blg)

30年前の5月 身延線を走ったEF65P型


 早朝の列車で正面に陽が当たるのはここしかありません。編成が入らないのは周知の上撮影しました。結果は薄陽だったのであまり影響はなかったのでが・・・この頃は既に車を所有していたので(サニークーぺ1500cc純正エアコンなし)長距離トラックの荒い運転に煽られながら東名を走って早朝に身延線沿線に到達する事が出来ました。   85,05,18 沼久保 回9345レ EF65503号機

 30年前の5月は身延線に下関運転区から沼津機関区に転入したてのEF65P型の団臨が運転されると言うので出撃しています。
 当時、東海道・山陽線のブルトレ牽引は老朽化が進んでいたEF65500番台(P型)はその任務が解かれ、新製されたEF651100番台(PS22搭載機)に譲った直後でした。余剰となったP型は東京機関区は同区や新鶴見機関区のEF15の置き換え用として貨物列車を牽引する様になりました。一方、下関運転区のP型はEF60の置き換え用として沼津機関区へ転出しました。余剰となったEF60は八王子機関区へ転出してEF15の淘汰につながったと記憶しています。
 私の印象としては貨物牽引機となった東京機関区のP型は同じ機関区にいながらブルトレ牽引を外された哀れな機関車と言うイメージがありましたが沼津機関区に転入してきたP型は遠く下関から近場の沼津に来てくれて眼にする機会も増え嬉しく思ったものでした。
 この頃、前述の通り東海道線のブルトレは不細工なPS22搭載のPFに置き換わっていて積極的には撮影する気になれませんでしたが(沿線でカメラを構えていれば撮る程度)東京機関区や宮原機関区には波動輸送用のEF58が配置され団臨を牽引する姿が頻繁に見られまだまた撮影の機会がありましたが、そんな折に良く目にしたしたのが沼津機関区に転入してきたP型でした。
 余談になりますがネットで色々調べるとEF58の配置履歴等はかなり詳しく記載され信憑性も高いのですがEF65P(F型やPF型も含めて)は配置履歴などかなり適当で信憑性が高い記述は皆無でした。この当時のP型は東京機関区に集中配置され貨物牽引に当たったとかなりデタラメな記述もあるほどです。この当時は鉄道雑誌に転属などの記事がマメに掲載されていますので真面目に調べるならそれらを見返す必要があると思います。


 客扱いが身延駅以北でしたので後続の普通列車待避がてら小一時間停車していました。この場所がどんな場所だったか記憶になかったので同線乗務経験のあるワム8助役に聞いたところ、この場所は構内の職員通路の小さな踏切から撮影しているとの事でご乱入ではない様でした。    85,05,18 身延 9621レ EF65503号機

 その転入したてのEF65P型が身延線でお座敷客車(ヌマ座)を牽引するというので出撃しました。つい先日まで天下の東海道・山陽線でヘッドマークを誇らしげに長大編成のブルトレを牽引していたP型が単線の身延線で低速でまるで恐る恐る走っていく姿は滑稽で哀れにも感じましたが絶対に貴重な記録になると思い出撃しました。
 これが白HのEF15だったらまた違うのでしょうがEF65でしたので同業の姿はまったくなく(今の職場の直属の上司も見かけず)ゆったり撮影が出来ました。


 今思うと、なんでこんなコンクリートが目立つ場所で撮影したんだか・・・?この団臨の直前に上りの集約臨電車(165系4M1T)が通過して行きましたが静ウチ助役によれば身延線で165系の4Mでは変電所容量が不足するためにモーターカットとして運転されていたそうです。   85,05,18 波高島 9621レ

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