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日産自、「低フリクションシートベルト」と「後席シートベルト自立バックル」をセットで採用

2008-06-13 20:46:36 | Weblog










日産自動車、「低フリクションシートベルト」と「後席シートベルト自立バックル」のセットでの採用を開始


 日産自動車株式会社(本社:東京都中央区銀座 社長:カルロス ゴーン)は、シートベルトの着用を促進することを目的に、「低フリクションシートベルト」と、「後席シートベルト自立バックル」を本年6月に発売する「ティアナ」以降、今後発売する新型車に順次セットで採用する。また、現行モデルについてもマイナーチェンジ等のタイミングを捉えながら順次採用を進め、3年以内を目処にほぼ全車(*1)に採用を拡大する。

 日産は、2015年に日産車がかかわる死亡・重傷者数を半減させる(1995年比)という目標を掲げ、安全なクルマづくりに加え、交通環境への取り組みやドライバーへの啓発活動等に取り組んでいる。実際に発生している交通事故の分析から、シートベルトを着用している場合、着用していない場合に比較して、死亡・重傷者数が前席で約1/6、後席で約1/3に減少(*2)することが分かっており、日産ではこれまでもハローセーフティキャンペーンなどを通じて、シートベルト着用の啓発活動を積極的に実施してきた。今後採用を拡大する「低フリクションシートベルト」と、「後席シートベルト自立バックル」は、シートベルトの着用を促進する取り組みの一環であり、具体的な装備概要は以下の通りである。


■低フリクションシートベルト(*3)
 シートベルトの着用を促進するため、引き出し易く、着用時の快適性を向上させたシートベルト。ウェビング(シートベルトの帯部分)の織り方を正則織から変化杉綾織(*4)に変え、ウェビングを柔らかく、曲がりやすくすることで、シートベルト引き出し時の抵抗で約10%低減、着用時の圧迫感で約20%の低減を実現した。

■後席シートベルト自立バックル(*5)
 後席シートベルトの着用促進を目的に、差込口の位置が分かり易く、装着しやすいよう、自立させたシートベルトバックル。

*1:日本向け車。ただし、商用車、OEM車等、一部車種を除く。
*2:出典:警察庁交通局報告書「シートベルト着用状況について」(2007.11.8発行)。
*3:2007年8月発売の新型エクストレイルで世界で初めて採用した。
*4:端部と中央部の織りピッチを最適化した織り方。
*5:2008年5月現在、プレジデント、シーマ、フーガ、スカイラインセダン、スカイラインクーペで採用済み。


以 上





旭化成クラレメディカル、医療向けEVOH中空糸膜の新工場を竣工

2008-06-13 16:22:59 | Weblog










EVOH中空糸紡糸工場の竣工について


 旭化成クラレメディカル株式会社(本社:東京都千代田区 社長:吉田 安幸)では、EVOH樹脂を用いた人工腎臓および血漿成分分離器向け中空糸膜紡糸工場(EV工場)の新設工事を宮崎県延岡市で行ってまいりましたが、本日、竣工しましたのでお知らせいたします。


                  記

1.EV工場の概要
 (1)名 称:旭化成クラレメディカル EV工場
 (2)場 所:宮崎県延岡市
 (3)生産品目:EVOH樹脂を用いた中空糸膜
         (人工腎臓用中空糸、血漿成分分離器用中空糸)
 (4)投資額:約26億円
 (5)工 期:2006年8月着工、2008年5月竣工
 (6)生産能力:260万本/年(2008年6月より生産開始予定)

2.工場新設の背景
 EVOH中空糸膜の人工腎臓は優れた生体適合性で特に導入初期や高齢者に優しいマイルド透析として高い評価をいただいております。
 このたび竣工した工場は、2006年6月に当時の旭化成メディカル株式会社とクラレメディカル株式会社との共同出資でA・Kメンブレン製造株式会社を設立し、EVOH樹脂を用いた中空糸膜工場の新設工事を進めていました。A・Kメンブレン製造株式会社は、昨年10月の旭化成メディカル株式会社の透析事業・血液浄化事業とクラレメディカル株式会社の透析事業の統合に伴い、統合会社である旭化成クラレメディカル株式会社の100%子会社となったことから、事業統合と同時に吸収合併されました。
 当社は人工腎臓分野では、特に低分子量タンパクの除去性能が高く、世界的にも主流となっている高性能のポリスルホン(商標:APS)中空糸膜を有しております。今回のEV工場の竣工により、EVOH中空糸膜が製品のラインアップに加わり、両製品の補完・相乗効果を生かした各透析施設における最適な治療方針の対応が可能となります。また、アフェレシス(血液浄化療法)分野では、適用疾患拡大により、二重濾過血漿交換療法(DFPP)に使用される血漿成分分離器の需要が高まっており、これに対応した安定供給を実現いたします。
 今後も当社は各医療機関の治療方針に適った患者様のQOL(Quality of Life)向上に役立つ透析・血液浄化の治療システムを提案、提供し、この分野のトップメーカーとして世界の医療技術の進歩に貢献することを目指します。

*参考資料・用語解説は関連資料をご参照ください。