いま一度 ハナミズキ

2005年06月27日 21時27分31秒 | 巻二 起居注
この間とうきょうで
学校時代のおともだちと会ったとき
一青窈さん「ハナミズキ」の歌詞の話になった。
2番の歌詞がわかりづらいと…。

「どうぞゆきなさい お先にゆきなさい」
「僕の我慢がいつか実を結び」…

 男女の三角関係からみずから身を引いてる?
 でも最後は自分が報われる?ハァ?
…確かそんな疑問だった気がする。

自分はその時、
酔いに任せて熱く?自説をぶったけど、
いま一度冷静に振り返ってみる。

以前、一青窈blogさん(5/19)のところでも一度書いたけど、
「ハナミズキ」において、窈さんは神の視点に立ってる気がする。
「巨視的に天上から包み込む感じ。下界の安らぎを切に想う気持ち。」と、
自分は勝手に思ってる。

「どうぞゆきなさい。」も
「僕の我慢がいつか実を結び」も
すべては「無私の慈愛」。

人々が犯した限りない罪の数々は
天上にいる自分が業として背負うから、
人類にはどうか平和で幸福な道を進んでほしい、と。
…話大きくなり過ぎか(笑)


いつかどこかで読んだような記憶があるんだけど、
「ひらり蝶々を 追いかけて白い帆を揚げて」の部分について、
「戦場に蝶々が飛んできたら、みんな撃ち合いやめちゃうんじゃない?」と、
窈さん自身が語っていたとか…
(記憶あいまい。自信ありません。間違ってたらすいません。)

その考えに則って言うなら、
その蝶々こそが窈さん(の視点)ではないか、と。
天上から戦場に舞い降り
醜い殺し合いをなんとかやめて欲しいと
願う姿。
そんな「平和の希望」を
所詮は理想と知りつつも
追いつづけるしかない人々。
白い帆を揚げて。


前にも書いたPVのあの表情を観ると、
そんな見方もあながち見当違いじゃないのかな とか。
孫悟空が見たお釈迦様のような「どアップ」を観て想う。


余談
「果てない波がちゃんと止まりますように」。
昨年末のインド洋大津波を思い出してしまう。
戦争も、天災も、忌むべき災い。


 今日はちょっと深読みが過ぎた…。
 難しいこと考えずに
 気楽に聴くのが一番、と思いつつ、
 たまにはこんな「うがった聴きかた」の迷宮もいいかな~。
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