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【現代思想とジャーナリスト精神】

2020東京都知事選結果NHK報道印象記

写真:NHKWEB転載

Ⅰ 印象
 8時とともに、NHKは都知事選で小池百合子当確を報じすぐに小池インタビューと方針を報じた。私は都民が小池百合子を選択したのだから、都民の民意をそのようなものと受け止めるだろう。世代別では、30代が最も小池不支持が多い。支持政党層では、事前の東京新聞が報じたように、日本共産党支持層では宇都宮候補支持が多いこととともに小池候補支持が一定数いる事実が目をひいた。日本共産党は全力で野党共闘でも努力している。有権者にそれなりの判断事情もあったのだろう。



Ⅱ 様相
 毎回の都知事選で、現職知事は二期目に落選したことはない。小池再選はいわば既定の予報された結果である。小池不支持層では宇都宮候補がトップ。山本太郎候補と小野候補も得票している。支持政党なし層では小池候補が多い。まだ開票もすまないうちに、いい加減な断定はしない。私はじかに街頭演説を聴き宇都宮健児、山本太郎両氏は新段階の市民運動家として支持している。これからも2人のめげない闘いを地道に見守りたい。選挙では宇都宮さんを支えた市民選対の素晴らしさに感銘を受けた。



Ⅲ 明らかにされたこと
 今回の知事選を通して2つのことを強く感じた。
1は、市民運動を、宇都宮健児さんの『韓国市民運動に学ぶ』(2020年2月花伝社刊)が描出したように歴史的な主体として気付きました。
2は、日本共産党が推し進めている「市民と野党の共闘」の路線はことしあろう総選挙でも重要な武器となろうということです。

 どれだけ世論に流布されているかわからないが、コロナ問題の重要な困難は医療と行政、国民が明確な姿になった課題で一致して解決をはかる国民的課題である。安倍首相はそれを自覚していないし、小池都知事はパフォーマンスとしては「やってる感」十分だが、「やっている」ことが十分ではない。知事が誰であれ日本の国民は解決のために医療従事者など無名の多くが取り組んでいる。今もなお現場で黙々と取り組み続けている。<了>




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