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DREAM-BALLOON

夢風船って
地球なのかな?って思ったりする...

ブログ開設から4000日!

ンヘドアリゴ

2011-03-31 22:58:21 | tama

 やぁー 

 

リハビリやけどねー

昨日から走ってんの

 

いやー

アヒャヒャ(●´∀`●´∀`●´∀`●´∀`●)アヒャヒャァ

 '`,、'`,、'`,、'`,、((´∀`●))ァ '`,、'`,、'`,、'`,、 '`,、

 

明日も走ろー

 

走るのって

こんなに楽しかったっけ??

 

って言っても

時速6,7㌔のジョグだけどねー

 

おかげで

疲れて

昼からはだーらだら

 

 

ってかさぁ

みんな

どっかいっちまうね~

 

さみしーねー

 

それよりさぁ~

リアルに

hossyno

飯頼む

オレ

なんもできそーにない 笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

tama


90:幼鳥~国道コース~

2011-03-31 02:27:51 | ★DAILYLIFE★(acco小説)

 真悟の話をしている間に、原口さんの車は自然観察パークに到着した。ふ~。何とか無事にガイドウォーク終了だ。まだ駐車場に渡中さんの車はない。時間はもう4時を過ぎている。
「原口さん、僕はそろそろ帰ろうかと思います。今日はありがとうございました!レンジャーの皆さんと園長にも宜しくお伝えください。」
「おぅ、そうか!晃宏君は自転車じゃったな。気をつけて帰れよ。」
「じゃあね~お兄ちゃん。また後で。」
佳昭は、閉園時間の5時までに、母さんが車で迎えに来てくれることになっている。母さんは確かに、佳昭ばかりを甘やかす傾向にあるが、車に僕だけ乗せてくれないわけではない。僕が自ら進んで自転車で通っている。行き帰りも、バードウォッチングをしたいからだ。車でただ国道を走っても、見つかるのはせいぜい飛んでいるタカくらい。一方、自転車には自由がある。好きな時に止まれるし、細い道にも入れる。フィールドも多彩になる。初ウォッチングの日のように、山や海岸にだって行ける。ずっと川沿いを帰る・・・なんてのもありだ!・・・とまぁこんな感じで僕は、真悟がいる時は2人で、いない時は1人で、毎回コースを変え、野鳥を探しを楽しみながら帰宅している。

今日のコースは・・・。

「よし!国道コースにしよ!」
車で帰るのと同じではないか・・・などと侮ってはいけない。自転車でじっくりと時間をかけて帰れば、たとえ国道沿いであろうと、いろいろな野鳥に出会えるものだ。国道沿いならではの楽しみすらある。道路脇の草むらや、ため池。この夕方の時間帯は、何より電線がアツい!ムクドリ、ミヤマガラスの大群や、運がよければ、集団で夜を過ごすハクセキレイの群れなんかが見られることもある。昼間は、1羽~数羽で行動しているハクセキレイだから、ポピュラーな野鳥だが、その迫力についつい見入ってしまう。
 伊豆背自然観察パークを後にした僕は、最短コースで国道に出る。・・・いきなりの上り坂。かなり長め。そして見た所、その頂上まで電線に鳥の影はない。はぁ・・・。これはただ辛いだけの上り坂になりそうだ。ペダルが重い。立ちこぎを始める。これじゃ、歩くペースとさほど変わらない。僕の気のせいなのかもしれないが、バードウォッチングを始めてから、視野が広くなったような気がする。道端に落ちているものや、ふいに動くものが、ふと目に入ったりすることが増えた。坂も7割ほどを上り終えた時だ。縁石の向こう側、つまり車道の端に、茶色いぬいぐるみのようなものが落ちているのが視界の隅に入る。自分が進んでいるスピードが遅いということもあり、首を傾けてその物体を確認する余裕があった。

・・・え?

僕はペダルから地面に足を下ろし、ぬいぐるみ・・・だと思っていたものを凝視していた。おいおい・・・嘘だろ?

スズメ?

しかも生きている!!見た所、巣立ったばかり幼鳥のようだ。スズメの成鳥は、喉が黒く、頬にも黒斑がる。だが、この個体はそれが薄い。幼鳥の特徴である。怪我をしているようには見えないが、元気に飛んでいける様子ではない。すぐ傍を走る車によって巻き起こされた風に飛ばされないよう、小さくなってじっと耐えているように見える。危険だ。もしバイクでも来たら、ひかれる可能性も十分にある!
「うわぁ・・・どうしよっ!!」
これが今日の“帰り”ではなく“行き”だったら、僕は迷わず救いの手を差し伸べ、スズメと一緒に観察パークへ直行していた事だろう・・・。そしてその行動が絶対に正しいと、核心を持てたはずだ。でも今は違う。なんであんなものを見てしまったんだろう・・・。

『野鳥のヒナを拾わないで下さい!』のポスター!

いや・・・冷静に考えるんだ。あのポスターは、“飛び立つ練習をする巣立ったばかりのヒナ&それを見守る親鳥”っという状況で行われる誘拐を想定している。どう考えてもそんな、のほほん♪っとした状況じゃない!やっぱり例外的に保護して観察パークに持っていく方がぁ~!!あ~いやでもぉ~!!
 「おい!兄ちゃん!さっきからどうしたんか?」
「おほぃ!」
急に後ろから声をかけられたもんだから、びっくりして、ついつい真悟みたいな声を出してしまった。かなり恥ずかしい。声をかけてきたのは、白いエプロンに身を包んだ、ラーメン屋のおじさんだった。筋肉質でがっしりしている反面、どこか表情には愛嬌がある。すぐ真後ろにある小さなラーメン屋の窓から、国道沿いで自転車をとめソワソワしている変人が、おじさんの目に入ったようだ。
「えっと、あの・・・実はスズメが・・・。」
僕は、そこにスズメがいて保護するべきか迷っている事などを一通り説明する。話を聞いたおじさんもうなる。
「う~ん、成る程な。俺は鳥の知識が全くないから何が正しいかよくわからん。申し訳ない。」
「いや、そんな・・・。」
一緒に考えていただいているだけでも、ありがたい事だ。ちょっとほったらかしだったが、スズメの方に大きな動きはない。やっぱり弱っているのだろうか。あぁ・・・真悟みたいに携帯電話でも持っていれば電話出来るのか。
「どうしよっかのぉ・・・。」
ですよね、おじさん・・・ってそうだ!おじさん!!!!
「あの!ラーメン屋さんの電話貸してもらえませんか!?」
そうだ!早く気づけばよかった!自分で判断出来ないなら、観察パークに電話してレンジャーの誰かに聞けばいい!そして携帯がないなら、おじさんに借りればいいんだ!
「そうか!電話か!おじさんもうっかり気づかんかった!もちろんあるぞ!ついてこい!」
「ありがとうございます!」
親切なラーメン屋さんの目の前で運がよかった。おじさんは急いで店に戻りかけて・・・Uターン。
「ちょっと待った。いくらなんでも、この状態でスズメから目を離すのは危なかろう。歩道の中に移動するくらいならええんじゃないか?」
「そう・・・ですね!」
やっぱり、ちょっとポスターを意識しすぎていたかもしれない。おじさんの言う通りだ。今の現状は危険すぎる。

 「よしっ!」
何気にバードウォッチングを始めてから、生きている鳥に触るというのは始めての経験だ。持ち上げて、暴れられたりしないだろうか・・・。うわ~!!なんか緊張してきた!!車が途切れたときを見計らって車道に出る。
「ええか?ゆっくりぞ~!」
「はっはい!」
そっと手を伸ばし、出来る限り優しく、両手で掬い上げる。ふわふわだ!ひっ!足が僕の手をひっかいた!あでも、ほとんど暴れない。そして予想以上に暖かい。心拍数までわかる!人間よりかなり鼓動が早い!
「ふぅぅぅ~!」
何とか無事に、歩道側にスズメを移動させることに成功した。どっと疲れた!おじさんはおじさんで、僕以上に緊張したらしい。
「はあ゛~よかったぁ・・・。そういえば君、名前は?」
「えと、藤村です。」
「そ。俺、山田。」
スズメの幼鳥はここでもまだじっと動かない。車からの風を縁石で避けられるだけ、まだマシそうだ。
「電話して聞いてくるけ、もうちょっと待ってろよ?」

最善の方法で助けてあげるから。