DREAM-BALLOON

夢風船って
地球なのかな?って思ったりする...

ブログ開設から4000日!

⑱ かぁ

2009-09-30 23:14:59 | singon~HSV~

やぶるねぇ~壁を(笑


あと一時間は持ちそうにないけ
一足お先に


ひろやくん
18歳
おめでと~
何座かわからんけど、こんくらいやろ?
みんなどんどん18になっていくねぇ
うらやましい


今年も今まででいちばんな一年にしてね



さよならseventeen

2009-09-30 23:05:44 | tama~HSV~

今日は

最後のせぶんてぃ~ん

 

晃と菊でわいわい楽しんだ~♪

 

マジおもろかったわぁ

 

みんなそれぞれ悩みがあるけど

 

明日を夢見てがんばろーぜ~

 

 

 

んで

帰りは電車で

駅ついてから

Cちゃんと一緒帰った♪

 

やっぱ

この子おもろい!笑

 

 

 

 

 

 

 

なかなかいい一年やった気がする。

 

ライヴにクリスマス、文化祭、体育祭

最高の想い出やなぁ

 

これもすべて

みんなのおかげ♪

 

 

年とっても

こんなアホたれにかまってくださいな~笑


9/28日記

2009-09-28 22:25:28 | singon~HSV~

え~っと
おれの話だけすると・・・


木金月の3日間なんかいい
まぁどれもたぶん偶然やろうけど
や  今日の一回目はわざと?
ってかねらって?
通って
ん~
意識過剰かねぇ(笑)
二回目は おっってなった
もったいねぇ~

そのあとピ──が来て話しかけられたんやけど、
そこはむりやり抑えて友好的に話した
あしたの昼戦場に乗り込むかも
資。
誰つれていこっかなぁ



意味わからんやろ
全然問題ないよ
きょうのは個人日記ですから

あでゅ~

↑最近ひろやこれ使わんね


67:ツルの里~家族~

2009-09-27 23:12:40 | ★DAILYLIFE★(acco小説)
 ナベヅル資料館を後にした僕たち3班は、交流センターに戻った。ワークショップが始まるからだ。研修室は、すでにたくさんの参加者でごった返している。うん
・・・やはり大人ばかり。なんだか、現実に引き戻されたって感じだ。さきに、ツルを見に行ってきた班も結構あるようだ。
「そういえば!なんか足りんと思ったら、俺らまだナベヅル見てなくね!?」
っとオッキー。
「そういえば、そうやね。先に見に行ってなくてよかったんですか、タケさん?」
「う~ん。・・・大丈夫!どうせ後から、観察会があるし。それに、資料館で色々見ておいたほうが、これからのワークショップの内容も理解しやすいと思ってな。」
「へぇ!考えが深いですね!オッキーとは違う!」
多分、あゆみちゃんに悪気はないのだろう。真悟と一緒にオッキーをなだめる。
「みんな!始まるぞ。どっか座って。」
3人のおじさんが、向かい側の席に座った。これから話をする方々だ。うわぁ。参加者を超える専門家オーラ!こりゃぁ・・・難しい話になりそうだ。

 ワークショップは1時間ほどで終了した。そして案の定!難しい話だった。ナベヅルの生態、各地でのナベヅルと人々とのかかわり、ナベヅルと文学について・・・。ただ、相手だって日本語で話している。

ナベヅルの渡来数減少を食い止め、ツルの里復活を目指す!

これが、『九黒ナベヅルミーティング』の目的であることは、僕たち中学生にも容易にわかった。タケさんは少しいらだっているようだ。
「難しい話じゃったなぁ。俺でもちょっとわからんかったもん。まったく・・・中学生が参加者におることはあっちもわかっちょるはずなんじゃけど。配慮が足りん!」
「でも・・・ちょっとはわかりましたよ!大切なのは、九黒町にくるツルの数をどうやって増やすかってことなんですよね?」
「まぁ・・・そうっちゃそう。でも、そう単純な話じゃないぞ!あっ、ワークショップの内容は、わからんでも気にすることはない。これから、実際にツルを観察して、何かを感じてくれればええんじゃ。」

よし!ここからが本番だ!

「そいじゃぁ観察会に、レッツ?」
「ゴー!!」
・・・どっかに行く度にやるらしい。

 観察会は、実質また班行動らしい。ただ、ツルのいる場所は決まっているから、どの班も向かう場所は同じだろう。・・・っと思ったが、交流センターから外に出ると、右に向かう班と左に向かう班がいるぞ。僕たちは、右に行くようだ。真悟が、タケさんにその訳を尋ねる。
「あれ?左に行く班って・・・ナベヅル資料館に行くんですか?」
「ううん。あっちにもナベヅルがおるんよ。」
そうなのか。僕はてっきり・・・
「1箇所に固まってるんじゃないんですね!」
タケさんは、呆れた表情になった。
「あっくん!この間見に来たって言いよったじゃないか。13羽が一緒におったかい?」
「・・・あ!2羽しか見ませんでした!」
「そうじゃろう?九黒のナベヅルはねぇ。家族単位で生活してるんだ。それぞれの家族に、それぞれの生活場所が決まっている。珍しいんだよ、こういう越冬地は。」
あゆみちゃんは、またもメモ帳を取り出しメモしている。そんなあゆみちゃんから、鋭い質問!
「珍しいって・・・なんでここでは家族単位で生活するんですか?」
「昔は、こんなことはなかったんだよ。なんでかって言うと、13羽しかいないから。ほら、あの写真で見たみたいに100とかおったら、家族もなにもないじゃろ?でも、家族単位の生活が本来の姿なんだ。ナベヅルが減ってよくなったことの、数少ない例だね。後は・・・

悪いことばっかりだ。」

 先頭を歩いていたタケさんが止まった。
“クルルゥ・・・”
懐かしい声!前に僕が見た場所とは違うってことは・・・違う家族。タケさんが指さしている方向に、みんなが一斉に双眼鏡を構える。・・・訂正。あゆみちゃんだけは、肉眼で頑張っている。・・・いた!3羽!
「僕たちの班番号と同じ数やん!1ヶ月ぶりの再会!」
「俺は家の上飛んでいったぶり~。」
「俺は初やな!やっぱ迫力あるわぁ!」
「ちょっと!誰か双眼鏡貸して~!」
この間来たときと同じく、田んぼで餌を探すナベヅルたち。ただ、この間とはそれを観察する心持ちがだいぶ違う。なんだろう?少し悲しい気分・・・?タケさんは、自分の双眼鏡をあゆみちゃんに貸す。
「ありがとうございま~す。」
「いえいえ。ゆっくり観察してください。たくさんの人にナベヅルを観察してもらってこそ、自分たちの努力が無駄じゃないのかも・・・と思えるんです。」
僕は今日まで、“九黒町にはツルがいる”。それが当たり前のことだと思ってきた。その当たり前が、タケさん・・・そして九黒町の人たちみんなの、努力の結晶であるとも知らず・・・。

深夜やね

2009-09-22 23:59:44 | singon~HSV~

こんな時間に起きちょるとか
。ふつう?
ねむくない?

今日は東進の模試やった
外部生でも受けれるやつ
思ったより人多かった
7人?ぐらい
くそまじがちでめっちゃ疲れた
午前中一科目午後三科目
9時間やけぇね  とくに理科5時から8時まで3時間ってなに?
理系科目意味不~~~
いやべつにおれ理系ですけど何か?
今からやし

丸つけでもしよっかな
はなまる今回は出番なしやわ

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


模試終わって~~~~
ハイスクールミュージカル③みた
待っちょったそ
①よりみんな大人になっちょったね
何を思ったか②をとばして③を借りてしまったけどね
見る時期としてはベストやったかな
みんなも時間あれば高校生のうちにみたらいいよ
けっきょく妥協はダメなんだな
もっと理想のとこに来て


よーし
明日も勉強か
ヤホーーーーーーーー


うそ。
足りんわぁーーーーーーーーー・やつが(爆


みんながんばろ



おれはK大に行くのだ
あぁ?文句あんのかこら
ふっとばしちゃるいやあんなやつ
見とけやお前!


66:ツルの里~減少~

2009-09-22 23:08:12 | ★DAILYLIFE★(acco小説)
 3班は、ナベヅル資料館に向かって歩きながら話す中で、それぞれをニックネームで呼ぼうということになった。そして今、僕たち中学生3人は、タケさん(南竹さん)とあゆみちゃん(もちろん砂井さん)に、バードウォッチングをしている経緯を話し終えたところだ。話を聞いたタケさんはうなる。
「う~む。なるほど。その年齢で野鳥観察にはまるとは・・・!いい趣味を持っているよ、あっくんもオッキーも・・・ゴリラも。」
さっきから、真悟の表情はさえない。
「何で俺のニックネーム、ゴリラなん!?てか、俺のニックネーム呼ぶ前の間は何!?」
「ゴリラさっき・・・自己紹介のときは自分でゴリラって言ったじゃん。」
ナベヅル資料館は、それほど遠くはなかった。観察パークのビジターセンターを小さくした感じの建物だ。・・・!あゆみちゃんは、誰よりも真っ先に走っていく。えぇ!?速い!そして、カバンからカメラを取り出しおもむろにシャッターをききる。真剣な目つき・・・写真撮影が趣味なのだろうか。とにかく、ただ者じゃないぞ!あっけにとられている僕たちを見て、我に帰ったあゆみちゃんは笑ってごまかす。
「あっ、いや、その・・・ね。仕事柄・・・あぁ!なんでもないっ!」
「うん。あんまり、気にせんで。ちょっとびっくりしただけやけ。」
触れられたくないらしい。そっとしておこう。

 「うわっ!凄いな!」
ナベヅル資料館の中は、その名の通り!まるでナベヅルの資料館!だから“まるで”では、おかしいのだけど。たくさんのナベヅルの写真、剥製(はくせい)、ナベヅル年表なるものまである!タケさんは、全て自分のものであるかのように、自慢げに紹介する。
「さぁ!自由に見ていいよ。2時半からワークショップが交流センターであるから。それまでここでナベヅルについて、少し知ってもらおうと思う。言うなら、ワークショップの予習みたいな感じかな。」
よ~し!鳥好きの血が騒ぐ。まずは・・・やっぱ剥製が見たいだろ!生きているナベヅルのすぐ側に近寄るわけにはいかないから、本物のナベヅルを真近で観察出来る剥製には、とても興味がある。
「へぇ・・・思ったより小さいかも。」
下には、説明書きが付いている。
『ナベヅル。成鳥。体長100cm』
そっかぁ。鳥の中では大型のツル類だが、それでも1m。鳥を見る上で、大きさの識別はとても重要な分野だと、真悟がいつも言っている。たくさんの鳥を見て、慣れるしかない。
 オッキーも気になるものを見つけた。
「タケさん。なんで・・・ここ。ナベヅルって漢字にすると“鍋鶴”って、鍋って字を使うんですか?」
『九黒ナベヅルの会』の会長だぞ?もちろんタケさんは、その答えを知っている。
「1番有力な説はね・・・あっくん。その剥製見て、ナベヅルの色ってどう思う?」
いきなり話を振られたので、僕は少し驚く。
「え?色ですか?う~ん、地味・・・?灰色で。」
タケさんの嬉しそうな表情からして、期待した答えには近かったらしい。
「そう!その灰色が、鍋の底に付いた灰の色によく似ていたから、鍋鶴になったって言われてるんだな。」
「へ~。面白~いっ。」
そんな事を言いながら、あゆみちゃんは、胸ポッケトから取り出したメモ帳にメモをとる。あゆみちゃんって、鳥には興味ないんじゃなかった?勉強熱心なのか?いまいち、掴めない人だ。・・・そういや、あのデカいのが見当たらないぞ。
 真悟は、資料館の奥の方、写真が多く飾ってあるところにいた。1人で行動しても、あまり不安を感じないらしい真悟の性格は、釣りをしているときのおだちゃんに近いものを感じる。
「おったおった。ゴリラはすぐ1人で・・・」
「あっくん。」
写真を見つめる真悟。
「・・・?何?」
「見てん。この写真。」
真悟が眺めていたのは、壁にかけてあるここにある中で1番大きな写真だ。古い写真なのだろう。白黒だ。でも、なんだか美しい。ふと、駅にあったナベヅルの舞い踊る絵を思い出した。

何十羽というナベヅルが空を舞っている!!

タケさんがやって来た。
「それねぇ・・・。戦前に誰かがとった写真。この頃は、200羽とか300羽とか渡って来よった。」
そんなに!?この間、僕が見たのはたった2羽だったぞ。
「今は・・・そんなにいないんですよね?」

「うん。今年は13羽。この写真の頃をピークに、減少の一途だ。」

そう言ったタケさんの目の奥は、暗く沈んでいた。

 「ぬぁ!あっくん、白黒!!」
そこにやって来て、暗い空気をぶち壊したのはオッキーだ。
「どうしたんオッキー?戦前の写真なんて。やけぇ確かに白黒写真やけど。」
「違う違う!あっち!」
オッキーが指差したのは、『九黒の野鳥たち』のコーナーの1枚。でも、だとしたら話がおかしい。どれも数年前に撮られたらしいカラー写真だ。
「・・・カラーやん。」
「だから違うって。写真の色じゃなくてあの鳥!!」
鳥?オッキーが指差している写真の鳥は・・・コクマルガラス?聞いたことないな。てかっ!ガラスってつくのに、色は白と黒って・・・って白黒!?

「・・・あぁぁぁ!!!!」

「どっ、どうしたか、あっくんとオッキー。」
「多分ですけど、これを今日ここに来る途中に見たんです。ハシボソガラスの中に、1羽だけ白黒のがいて。」
「そりゃぁ、多分間違いないな。コクマルガラスは数が少なくて、この九黒でもハシボソガラスと一緒に行動しよる。それにしても・・・九黒でもなかなか見られん。かなりのレア鳥ぞ。」
うわぁ~。こうなると、いっそう真悟が見てなかったのが悔やまれる。僕とオッキーの目だけじゃ、どうも信憑性が薄いからだ。僕とオッキーは真悟を睨むが、とぼける真悟。
「俺知ら~ん。」
「コクマルガラス・・・レア鳥っと。」
メモるあゆみちゃん。・・・いつの間にこっちに!?

 ワークショップの時間が近づいてきた。減り続けるナベヅルの渡来数。僕は確信した。このことが、この九黒ナベヅルミーティングで話し合われるべき問題に、深くかかわっていることを。

65:ツルの里~3班!~

2009-09-21 23:41:16 | ★DAILYLIFE★(acco小説)
 のほほ。この第1回九黒ナベヅルミーティングという行事は、九黒町にとってよほど重要な行事であるらしい。なんと・・・この行事の開会を記念して、交流センターの花壇の一角に石碑が建てられたではないか!!一斉に、どよめきと拍手が起こる。開会式は次の工程へと移る。
「『九黒ナベヅルの会』、会長、南竹治(みなみたけおさむ)さんにこれからの日程についてお話をいただきます。」
南竹・・・かわった苗字だ。南竹会長と思われる人はスタスタと、前に歩いて出て来た。普通のおじさんといった感じで、強いて特徴を言えば単調な眼鏡をかけている。
「えぇ・・・みなさん。本日はこれほどまで多くの方々に、九黒ナベヅルミーティングにご参加いただき、誠に嬉しく思っております。さて、これからの日程ですが・・・パンフレットを配って説明いたしますので。」
すぐに、参加者全員にパンフレットが配られた。あっ・・・何て言うんだっけ?
「ゴリラ!このオレンジ色ってさぁ・・・」
小声で答える真悟。
「アランチョ。」
「あっ。それそれ。」
「2人とも、今日は俺にわからん話が多過ぎっちゃ!」
パンフレットが全員に行き渡ったのを確認してから、南竹会長は話を続ける。
「えぇ・・・これからはですね。班ごとにわかれてですね、行動してもらうことになります。そして肝心の班分けですが・・・」
そうか!この班分けがもし3人別々なら、大人に紛れて独り子どもということも・・・。ちょ~重要だ!真悟もオッキーも、それがわかっている。

「パンフレットの最後のページに載っております。」

3人とも、パンフレットを開くのは同じくらい早かった。上から順に名前を探す。・・・!!
「あった!」
「俺も!」
「みっけ!」
そして3人とも・・・

「3班!!!」

よっしゃぁ!ひとまず、3人別々の危機は乗り越えた。3班のメンバーは僕たちを含めて5人。つまり後2人。砂井(すない)あゆみさんと・・・南竹治!?僕たちは、慌てて前で話す会長を見る。
「よろしいですか?それでは班ごとに分かれてください!あっ、そうそう。1番上に名前の載っている者が九黒ナベヅル会の者で、班長的な役割ですので。」
もちろん3班の名前のトップは『南竹治』だ。それにしても・・・このド素人の班に会長がつくのか。なんだか申し訳なく、ある意味ですごいプレッシャー。

 会長が班長を務めることもあり、僕たち3班は中央の前の方に円を作った。まず、会長が挨拶をする。
「初めまして!私が南竹治です。・・・って、さっき前で喋ったからわかるよな。ははは!・・・うむ!さて、じゃぁこっちから自己紹介して貰おうか。」
どうやら、会長は気さくで気の利く人のようだ。僕たちが緊張することのないよう、明るく振舞ってくれているのがわかる。
「えっと・・・中学1年の植村真悟です。東岐波から来ました。あだ名はゴリラです。」
なんと!ついに、自分で言ったか!真悟に続き、僕、オッキーと自己紹介を済ませる。っと言っても、真悟のを自分の名前に変えて、あだ名を変えればいいから楽なもんだ。最後は・・・砂井あゆみさん。知っている人のイメージでいくと・・・そうだ!レンジャーの二町さんに近い!
「え~、砂井あゆみです。鳥に特に詳しい訳じゃないです!仕事は・・・理由があって内緒。あっ!キャバクラとかじゃないからねっ!」
そう言って、独りで焦る砂井さん。あぁ・・・こんな感じも二町さんに近いかも。というか、いたんだ!僕たち以外にも鳥に詳しくない参加者!確かに、砂井さんからは専門家オーラが出ていない。というより、鳥を観察する装備じゃない。本当にバードウォッチングなんてしたことないのだろう。僕たちだって、双眼鏡くらいもっている。じゃぁ・・・なんで参加したんだ?謎は深まった。
 一通り自己紹介が済んだ所で、じっと黙っていた会長であり班長の、南竹さんが話し始める。
「ありがとうございます。この班は、全員が特別な専門家ではない珍しい班ですな。あっ、いえ。いいんですよ!・・・明日の発表がどれほど素晴らしいものになるか。私も楽しみです。」
「・・・発表?」
「おっと。そういえば、この行事についての詳しい説明がまだだったかな?まず、この九黒町だけど、実は、ナベヅルや住民にとっていろいろな問題が起こってるんだよ。」
やっぱりそうなんだ!どうやら、想像していたのと方向性は間違っていなかったらしい。続ける会長兼班長。
「それでね。この2日間で、それを実際に目で見て、体験して、一緒に考えてほしいんだ。その為に、ツルの観察を行ったり、講演会なんかもある。そして、最終段階!それが明日の最後に予定されている、班ごとの発表だ!君たちのように子どもだったり、鳥に詳しくない砂井さんのような人だからこそ気付けることもたくさんあると思う。とにかく・・・せっかく同じ班になったんだ。楽しくやろうじゃないか!」
南竹班長の顔には、ガッツがみなぎっている。やっと僕にも、状況が飲み込めてきた。

「うほぉ!」

真悟が気合を入れる。
「おっしゃ!俺たちでその問題とやらを解決する勢いでいこうぜ!」
っとオッキー。
「私もなんだか楽しくなってきたわよ!」
っと砂井さん。
「で、班長。今からどうするんですか?」

「藤村君、いい質問。我等3班は、まずナベヅル資料館へ!!レッツ?」
声を合わせる残りの4人。

「ゴー!!」

 こうして、3班はまだどの班より早く、そしてテンション高く、目的地へ出発した。このテンションだ。専門家オーラ組は相変わらずチラチラ見てくるが、さっきまでほど気にはならない。はて・・・ナベヅル資料館ってなんだろう?そして、この静かな田舎町とツルが抱える問題って一体・・・?

64:ツルの里~開会~

2009-09-21 00:43:19 | ★DAILYLIFE★(acco小説)
 九黒駅。その壁にはナベヅルが舞い踊る絵が描かれている。
「ふぅ・・・!やっと着いたぁ!」
2時間座りっぱなしで相当疲れたが、重たい荷物をなんとか電車から引きづり降ろした。ついに九黒に到着!!真悟は、腕時計で時間を確認する。この腕時計がこれまた優れ物で、気温・気圧・標高までわかる。最新のアウトドア用だそうだ。電車のなかでは、この機能のお陰で大いに暇つぶしが出来た。さて、肝心の時刻は12時半前。弁当は、電車の中で食べた。なんとか、受付終了の1時までには間に合うだろう。
「まずは・・・駅から出ようか。」
無人駅だ。
「それ賛成。」

 駅から出た僕たちは、愕然とした。何もない!!極限の田舎の風景。道路の看板だけはあった。
『←ツルの飛来地』
矢印の先は、山道。そういえば・・・この間来たときも、山を登ったらそこに平野があってツルがいたっけ?ここで、ダイレクトに役立つものを発見したのはオッキーだ。
「ちょい!あっくん、ゴリラ。タクシー会社の電話番号が書いてある!」
「おぉ!」
駅の前には、小さな台が設置されており、そこにタクシー会社名と電話番号が書いてあるのだ。何々・・・
「(株)タクシー会社ナベ。・・・ナベってもしやナベヅルのナベかねぇ。」
「うわぁ、ダサい。」
「てか一応、上場企業!?」
なんとも不安は消えないが、他に手はない。真悟が例によって、母さんの携帯で電話をかける。
 予想外にタクシーの到着は早かった。電話からものの2分。車体にナベの文字をプリントしたタクシーがやって来た。今から乗せてもらうのに悪いが、やぱっりダサい。運転手は、年配のおじいさんだ。
「ようこそ!ツルの里、九黒へ!兄ちゃんたち、交流センターでいいの?」
歳の割りに声はハキハキしている。交流センターとは、今日の集合場所。僕とオッキーは後ろの席、真悟は助手席に座る。
「なんで、僕たちの行き先がわかったんですか?」
「何年間、ここで運転手やっとると思っとる!・・・ホントの所は、こんな田舎じゃろうが?観光客が行く場所といやぁ、あそこぐらいしかないんじゃ。はっはは。」
成る程。

 「ひゃっほうっ!」
思ったより、時間がギリギリであることを運転手さんに伝えると、かなりのスピードで飛ばしてくれた。警察なんかいるはずもない。窓を開けて走ると、大自然の風を受けてとても気持ちよく、すがすがしい気分になる。真悟もテンションが上がってきたようだ。
「うわぁ!ナベヅル見るのとか、2年ぶりくらいやなぁ!!楽しみ~!!」
「あれ~?ゴリラ、九黒初めてって言ってなかった?」
「うん。初めて。実は・・・家で見たんよね。自宅の上空を3羽のナベヅルが飛んでいったそ!」
マジか!?真悟が言うんだ。マジなんだろう。おじいちゃん運転手さんが、関心して会話に口を挟む。
「ほぅ。よう見ちょったのぉ。そりゃぁ多分、大陸への渡りを偶然観察したんじゃな。」
運転手さんこそ関心だ。バードウォッチャーでもないのに、知識がある。九黒の人はみんなそんなもんなのだろうか。それにしても・・・バードウォッチングも極めれば自宅にいながらしてナベヅル観察か。・・・ゴージャス。
「さぁ!もうちょっと兄ちゃんたちと会話したいが残念じゃ。」
「・・・え?」
「着いたぞ。」
タクシーを降りた3人の前にあるのがそれだった。『九黒ツル交流センター』。僕たちは、運転手さんに料金を手渡す。
「どうも、ありがとうございました。」
「いえいえ。こっちも仕事じゃぁ。なんもないところじゃが、九黒の魅力を存分に楽しんで帰っての。」
「はい。それじゃぁ。」
頑張れ!(株)タクシー会社ナベ!  

 1時、5分前。今日はやけに、前に来たときより、専門家的な格好の人が多い。受付は交流センターのすぐ前に開設されていた。受付を済ませると、それぞれの名前が書かれたカードが手渡される。緑色の紐がついており、首に掛ける仕組みだ。
「それを首に掛けておいて下さいね。九黒ナベヅルミーティングの参加者だと、一目でわかるので。開会式は1時・・・15分ごろから、この建物の裏で行われます。」
「わかりました。」
僕は言われた通りカードを首に掛けて、顔を上げてあることに気がついた。緑色の紐がよく目立つ。専門家らしき格好の人たち全員、このカードを首にかけている!!
「ねぇ、ゴリラ・・・これってさぁ・・・」
「うん。みんな・・・参加者ってことやね。」
オッキーの顔にも、明らかに焦りが見える。
「ちょい・・・俺らヤバくね!?」
オッキーの“ヤバい”は、この専門家らしき人たちが全員参加者だからじゃない。

専門家オーラを出していない僕たちのようなド素人、それどころか、中学生のような子どもがいないからだ!!

 大きな不安を抱えたまま、裏庭での開会式が始まった。周りの大人たちが、ちらりちらりとこちらを見てくる。もう開会式どころの心情ではない。九黒町の町長であるという人が、前に立ち拍手がおこる。

「え~。ただ今より、第1回九黒ナベヅルミーティングの開会を宣言いたします!!」

冷静に考えたら、この行事がいったい何なのかもろくにしらない僕たち。あぁ・・・これから2日間無事過ごして、自分の探している答えは見つけられるのだろか・・・。

敬老週間初日

2009-09-19 23:11:45 | singon~HSV~

この5連休っていろんな名前あるんやね
ゴールデンに対抗してのシルバーなだけかと思った

ま  どーでもいーけど

模試やった~
そんなによくないな(汗
まだ足りんわ
模試の復習ノート買ってみた
やり直しがんばろー


あっくんどうしたん
風邪引いたかね 


木曜の昼の、どうやったん。
・・・たまたまか。
分かりにくいわっ
SSH前は、久しぶりやったな

 

明日もがんばるけど、
学校自習室は明後日から行こ~

バーィ


63:ツルの里~暴露~

2009-09-19 22:18:15 | ★DAILYLIFE★(acco小説)
 2月も始まったばかりの土曜日、藤村晃宏、植村真悟、翁賀勇気の3人は植村家の車に乗り込んだ。
今日の運転手は、元・天ちゃんではなくパパさんの植村敦也(あつや)。大郡(おおごおり)駅まで連れて行っていただくのだ。
「よろしくお願いしま~す。」
「ん。そいじゃ、出発するよ。」
母さんが、心配そうに言う。
「ええかね、晃宏。オッキーとしんちゃんに迷惑かけるんじゃないよ。」
「はいはい・・・

行ってきます。」

 オッキー→『いや、マジで部活したいんすよ?でも・・・じいちゃんが旅行しようって言うんで・・・。俺、家族大切にしてますから。』
真悟→『食べ過ぎて・・・うぅ、食あたりみたいです。しっ、死にそう。』
僕→『今日、部活休みます。・・・あっ、明日も休みます。』
っと、こんな感じで全員無事(?)、部活を休むことに成功した。さて、大変なのはここから。九黒に現地集合なので、そこまでは自分たちで向かわなければならない。授業の休憩時間などに話し合って、大郡駅まで送ってもらい、そこから電車で行くことにした。幸い、集合時間が1時と遅い。電車で2時間かかるが、十分間に合うのだ。気がつくと、僕たちを乗せた車は、伊豆背自然観察パークの前を走行中だった。真悟がバスガイドさながらにオッキーに説明する。ここのレンジャーとの出会いが、バードウォッチングを始めるきっかけになった事。それ以来、いろいろな事を教わった事。最近は僕と一緒に通っている事。この間はハヤブサがいた事・・・。
「へぇ・・・。なんかすげぇわぁ。俺も今度、一緒に連れてってね。」
「あっくんも最初行ったとき、大興奮やったけぇね!オッキーも気に入ると思うよ!」
そんな興奮したっけ。真悟の父さんは、僕たちの話を静かに聞きながら、黙々と運転している。そういえば・・・前に真悟に、家族も鳥を観察するのか聞いてみたことがあった。母さんと妹は、たまに観察パークに行くと言っていたけど、父さんは鳥に興味ないって言ってたっけ?
 そう聞いていたから、真悟の父さんの思いもよらぬ会話参入とその内容に驚いた。本当に突然だった。

「原口さん、元気?」

「あれ?父さんって・・・原口さん知っちょるっけ?」
「知っちょるよ。あの人、元々県庁勤めじゃぁね。っと言うよりも・・・」
運転中だから当たり前だが、前を向いたまま落ち着いて答える真悟パパ。ここから先はバラすべきか迷ったようだが、決心がついたらしい。
「観察パークを最初に提案したのは・・・」
何年も前の会議室の光景が、真悟パパの中で蘇った。
“一部だけ残すのです。例えば・・・そこに自然公園を作るとか?”

「父さんじゃもん。」

えぇ~!っというような驚きの声は上がらなかった。車の中はし~んっと静まり返り、エンジン音だけが響いた。オッキーが独り言で呟く。
「原口って・・・誰?」
狭いんだなぁ・・・世界って。

 駅が近づいてきたころ車内はやっと、カミングアウトの反動を乗り越えつつあった。道の両脇には、広々と田んぼが広がる。
「そうそう!九黒の景色もこんな感じに近いかも!」
「へぇ・・・なるほどね。」
真悟も、オッキーも、九黒には行ったことがないそうだ。真悟はさっきから、何やらリュックをごそごそとあさっていて、実際は景色なんて見てやしない。
「・・・ん?」
オッキーが、窓ガラスに顔を近づけ目を凝らした。
「どうしたん?オッキー。」
「いや、あっこのさぁ・・・」
オッキーが指指した方向には、ハシボソガラスと思われる群がいる。
「カラスの中にね・・・白黒のがおらん?」
・・・あぁっ!!確かに!!1羽だけ!!白黒の模様でハシボソガラスじゃぁない!!ただ・・・車は速い。オッキーが慌てる。
「あぁぁぁ・・・双眼鏡!って、俺リュックの底やし!」
「ぎゃぁ!僕も似たようなもん!」
急がねば!・・・おお!いるじゃないか前に!人間双眼鏡、植村真悟。
「ちょい!真悟!左!左!」
「白黒のカラスじゃないのがおるそっちゃ!」

「ちょい・・・待って。俺、持って来たはずのバナナ探し中。」

・・・冗談じゃない!バナナ>レア鳥!?オッキーのツッコミが飛ぶ。
「リアルゴリラか!!」

 結局、真悟が顔を上げることはなく駅まで到着し、真悟の父さんと別れた。白黒の鳥の謎は、闇に葬られることとなりそうだ。
「あ~ぁ。せっかく俺が見つけたのになぁ。」
真悟は多くの人が行き交う駅のホームで、ためらいもなくバナナをほうばる。
「いやぁ。悪い悪いっ。・・・おぉ!このバナナ絶品。」
“ポーッ”
汽笛を鳴らし、ついに!僕たちの乗る電車がやってきた。その瞬間、これから九黒にナベヅルを見に行くんだ!っという実感が、一気に高まったのがわかった。僕の中で、この旅行の目的は大きく2つ。1つは、九黒で起きている問題について考えること。そして、もう1つは・・・

僕はバードウォッチングに向いているのか?

ずっと考えてきたその答えを見つけること!

THE LAST SSH

2009-09-18 23:28:59 | tama~HSV~

SSHに関わるみんな

今日はお疲れ様♪

 

 

 

口頭発表の人たち

ホント素晴らしいね!

シゲちゃんとかマジ尊敬するわぁ

発表うますぎ!

 

 

もっちは

去年の発表のときと比べたら

かなり上手くなってる!

発表を重ねて成長したなぁって思った!

 

 

んで

有希とやっちゃん!

おもったよりスッゲーうまい!

しかも冷静やったし!

やっぱすごいわぁ!

 

 

 

 

んで

ポスターは...

なんとか耐えたね

ってか

あんま大人の方たちがこんやったけ助かった

 

 

わざわざ来てくれた人達には感謝やね

マジさんきゅー!

 

※ちゃん、K口

いろいろお世話になりましたぁ

ありがと!

 

 

 

 

 

 

 

無事に発表会終了!

 

お疲れ様!

 

 

 

 

 

 

 

明日は

模試で死ぬと思うけど

やれるだけ頑張ろう!

 

 

 

 

んじゃ