DREAM-BALLOON

夢風船って
地球なのかな?って思ったりする...

ブログ開設から4000日!

盆地って夜は意外と涼しかったり (acco)

2010-07-31 23:43:12 | acco

やばいです
ほんとにバイト欝です
明日も行きたくないよ~
あ~もう!!いやほんと情けない

人間関係はなんの不満もなし(毎週バイト後、食事つれてってもらいます)
9時から22時っていう、体力的にハードってのも大して苦じゃないんよ
サークルとかで、僕よりハードな人はいっぱいおるしね

欝の原因は
店長に最近怒鳴られまくりな事・・・ってのは正確じゃないか
正確には、いつまでも仕事がきっちりできない自分の不甲斐なさ
そして、お金の事とか重い責任から来るプレッシャー・・・だと思う

さてさて本題です

そんな僕は約1ヶ月前から
欝がピークになる土曜日の夜に
通称『ちゃりフレ』を始めたのです

ちゃりリフレッシュ

の略なんやけどね
22時~23時の間の、30分~1時間
気の向くまま自転車をゆっくりこいで
山口の夜(行ったことない所チョイスが多い)をふらふらするそ

ちなみに21時~22時は
『美丘~副題忘れた~』を見て感動してます
ええ
もしや僕キモいかもです

でえっと・・・そそ
今日の『ちゃりフレ』

ちょっと前に見つけた県営住宅に行ったそ
僕も高1の後半までは県営住宅に住んでて
しかも、建てられた時期が同じなのか
自転車置き場まで構造がそっくりなんよ!
山口市のも10棟くらいあるかな
住んでた感じに一番近い棟の、真ん中の階段上ってね
203号室
懐かしかったぁ~
なんやろうねあの感じ

『美丘』見た後みたいな気分!? 笑
色々思い出してからね 切なかった

今日の『ちゃりフレ』は満点やなっ!

なんてね
半分は強がりだよ
誰かこんな独り寂しい僕を救ってくれる人ーぃ

本気で募集・・・

あて先はコチラ↓↑(どちらだよ!)って気分やしーっ!!

For a Change !

2010-07-25 23:11:33 | tama

今日は

気分転換しに海に行ってきたよー

 

あっついあっつい

 

夏だねぇ

 

まさかの

フォーリナービキニも見られたし

満足満足♪

 

彼が胸毛ぼーぼーやったのは

アレやけど...笑

 

 

 

 

 

あしたから

夏期授業デビューやけ

もう寝ますなー

 

 

 

んじゃ

 

 

 

 

 

 

tama


あひゃ~ん(^v^)

2010-07-25 21:57:23 | singon

たいとるでさぁ顔文字打つのめんどかったけ
 かおもじ ってやって変換でしようとしたんよ、

指がゆうこと聞かんでさぁ
「顔もジョイ」
ってなったけーね バクショー
どんな顔やねん!!!
あ あかんわ関西弁つかってしもた
具合わる。



そう
おれ思うんやけどね
今度から高校野球はバッターボックスに入る前に単語テストするべきやろ。

「 あーっと!この回も三者凡退!
  UべKO-城バッターボックスに入れませんっ!!! 」

みたいな。


一分を大切に
じゃの


あうち

2010-07-24 00:37:21 | tama

今日はやってしまった...

 

昼寝してだらけちまったぜ

結局

今日は5時間でチーンって感じ

 

一人でも頑張れるよーにならんとなぁ...

 

 

とりあえず

海の日から通算45時間

あと255時間

あしたは

がんばって12~14時間いきたい

 

それと

数学のテキストを1日K.O.させる

 

 

ってことで

サヨナラ~♪

 

 

 

 

 

 

tama


喧嘩は技術だ!!

2010-07-22 06:46:25 | singon
第三応援歌ぁーーーーあ!!!

俺はルパン三世のが一番好きやったなぁ(*^^*)
今日勝って西京スタジアムらしいやん
1年ってあっという間やなぁ(;´д`)
ブログも3歳ですし
俺もこんなとこで応援しよるとは思わんやったもん!
あちゃ〜恥ずかしす



みなさん善い夏を!!
では☆≡Ξ

79:ツルの里~発表準備~

2010-07-21 00:59:24 | ★DAILYLIFE★(acco小説)
 『九黒ツル交流センター』には、全部で6班に対して、うまい具合に小さめの会議室が6つあった。勿論僕たち3班は、その部屋のうち3つ目で、午後の発表に向けた準備である。隅っこでは、昨日の夕食の前に続き、タケさんとあゆみちゃんがひそひそ話を行っていた。ちらりと僕たち中学生3人を見て、小さな声で話すタケさん。
「私は一応班長で会長ですし・・・アドバイス程度にしようかと。」
同じく小声であゆみちゃん。
「中学生だけで・・・って方がいいですよね?私も遠慮しときます。」
話がまとまった2人は、お互いにうなずいて部屋の隅から中心に戻り、タケさんが発表準備の説明を始めた。
「さぁ!さっそく準備しよう!・・・っとその前に中学生3人に重要なお知らせが。」
なんだろう?でも直感で、いい事じゃない気がした。

「今日の発表の内容・・・基本的に全部、中学生3人だけで考えてほしいんだね。」

「・・・うほぉい!?!?」
思わずリアクションに本性が現れ、口あんぐりの真悟。オッキーも突っかかる。
「まぁそりゃ、タケさんは班長だし見守る感じなのはわかるんすけど、あゆみちゃんは違うくないすか!?」
「まぁ~まぁ~。」
うわっ!あゆみちゃん!オッキーの一撃を“まぁ~まぁ~”って一言で流した!!僕はふと、タツとのよくある会話を思い出す。
僕→「馬鹿ぁ!おぉ押すなって!もう少しで車と正面衝突やったぞ!!」
タツ→「まぁ~まぁ~。しっかし俺も、今のはあっくんひかれたと思った。あはは。」
なんて都合のいい言葉なんだ・・・。
 なんだかんだの交渉もむなしく、中学生3人が案を考えることとなった。そしてなぜか、会議室を出て行くタケさんとあゆみちゃん。さて・・・

本当に中学生だけになったぞ!!

「おぃ!これは本格的にまずいやつじゃね!?こういう時は、一番鳥に詳しいゴリラがなんとかするべきやろ!」
焦るオッキー。
「いやぁ~、俺無理~!!ナベヅルの渡来の専門知識なんてないし!!」
焦る真悟。

「あのさ、僕思うんやけどさ。難しい事を無理して話さんでもよくない??」

僕は2人ほど焦っていなかった。
“難しいこと考えなくても、自分たちがこの2日間で実際に体験して、思ったことを発表してくれたらいいの。”
ついさっきのぞみさんから受けた素晴らしいアドバイスと、なにより僕は、この九黒町のみんながツルを守ろうと努力している本当の理由を知っているのだ!!
「え??あっくん、それ・・・どういう事??」
真悟とオッキーにも、そっくりそのまま説明するとしますか・・・。
「多分2人とも、今から話す事聞いたら思うと思うよ?

僕が2人みたいに、いつまでもパンを食べ続けてなくてよかったって。」

 ―午後、九黒体育館
ついに発表の時が近づき、3班も発表の会場である『九黒体育館』にやってきた。生徒の数が少ないから、小学生も中学生も、授業のときは共同でこの体育館を使っているそうだ。体育館という広いスペースを使うだけのことはある。真ん中辺りに、この『九黒ナベヅルミーティング』の参加者、計6班が集まっているのは勿論のこと、その周りには地元の方々が大勢見に来られていた。まぁ開会式のときには、石碑まで建てたんだ。九黒町にとって、これが大きな行事であることはわかっていたつもりだが、観衆の多さに改めてそれを思い知らされる。
「これさぁ・・・マジで大丈夫かねぇ??」
テニスではいつも強気なオッキーも、今日ばかりは精神的にまずいらしい・・・。
「僕たちに出来る最大限の内容は考えたんやし、駄目なら駄目でしょうがないやろ。」
ちなみに、タケさんとあゆみちゃんには、内容を内緒で発表に望むことにしていた。3人で話合ってそうすることに決めたのだ。っとここで、各班の班長が前に集められる。その中には、タケさんは言うまでもなく、それぞれ1班・4班班長の、トク副会長・カネ副会長の姿がある。そ~言えば。あの副会長2人にも、プレッシャーをかけられてるんだっけ・・・。周りの観衆の中には、のぞみさんの姿もある。
 前に集まっていたタケさんがスタスタと帰ってきた。
「あっ!タケさん。前で何してたんですか??」
「ジャンケン。そして負けた。」
・・・怖いが聞くしかしょうがなかろう。真悟が恐る恐る尋ねる。
「それで・・・なんの為のじゃんけんに負けたんですか??」
「発表の順番決め。この班は・・・6番目になったから。」
「ひゃ~!!つまり大トリって事ですね!凄~い!!」
あゆみちゃん!!わざわざそこ嫌な響きに言い換えなくても!!いやまぁ6番目=トリなのはわかってますけども!!あぁ・・・なんか本気で泣きそ。
「それでは只今より、この『九黒ナベヅルミーティング』のフィナーレである、全体発表を始めたいと思います!2班の皆さんどうぞ!!」
こうして、威勢のいいお兄さんの司会で、精神状態は最悪の中、2班から発表が始まった。ちなみにこの2班、じゃんけんはドベ2だったそうだ。
 順調に各班の発表は進んだ。どの班も、ある程度の鳥の専門家がそろっている。ナベヅルの渡来数を増やすためのオリジナリティー溢れる案が、得意気に語られた。中には、別の場所からナベヅルを移送してきて、九黒で放鳥すれば、来年また九黒に渡ってくるのでは?なんて案を出す班もあった。中学校1年生の脳みそでは、もはやどの班の案が素晴らしいのか、見当もつかない。そして・・・この時がついにやって来た。

「それでは・・・最後ですね!3班のみなさんの発表です!!」

「来たわね!頑張りましょ!!」
そう言って真っ先に立ち上がるあゆみちゃんは、のん気なもんだ。特に関わってないんだし。僕は立ち上がると同時に、ポケットから1枚の紙を取り出し広げる。実は僕も、トリを選択するしかなかったタケさんの文句を言えた義理じゃない。僕が、3人で考えてまとめた原稿を読む係りなのは・・・

ジャンケンで負けたからだ。

梅雨も終わりやっとこの季節♪

2010-07-18 23:43:31 | tama

去年のこの季節は

たぶん

一番上手くいってた気がする

 

野球応援+勉強250時間+遊びまくり=充実みたいな

 

今年は

300時間を目標に頑張るかな

 

 

それと

最近サボり気味の筋トレを再開しようかな

 

 

あと

めんどくさいことを頑張る

 

 

 

 

 

 

じゃ

明日から夏期始まるんで

もう寝ます

 

 

 

 

 

 

不眠症解消方法は

たぶん運動することと

悩みが無くなるくらい1日を100%生きることかな

 

 

 

だから

また不眠症になんないようにがんばりまーす

 

 

んじゃ

おやすみ♪


明日これんので (acco)

2010-07-17 22:59:36 | acco
もうすぐブログ3週年やね~!!
明日は9時前に家を出てバイト行って
明日中には家に帰ってこれんのよ・・・

てことでちょい早いけど おめでとう!
ヒロヤが3年前の7月18日に
ブログ作ってくれたお陰で
ほんといろいろ思い出が出来た
ありがと
今度 今は公開してないのも含めて
自分のとみんなの高校3年間を読みかえす^^

ブログ1000日のお祝いは忘れちょったもんね!!
絶対このお祝いはしたかった!!

今 明日の昼ご飯になるサンドイッチ作ったそ

今日は
弟が一日うちに遊びに来た
昼は金龍行ったんやけどさ
なんか宇部のより美味しい気がする

あっ・・・慎吾あのさぁ
今 赤い封筒が目に入って
なんかなと思ったら
今日 佳暁が持ってきた韓国からの手紙や
あれさ!
多分一年以上前にも一通来て
返事書いてないんやけどね
また来た・・・
慎吾も届いた???
コメに返事してもらえると助かる
そしてまだ読んでない
返事書いてあげんとまずいかなぁ・・・

明日は朝起きられんやったら大惨事
よって寝ます
ブログのことはよろしくお願いします 笑

THERAPY

2010-07-17 22:37:52 | tama

久しぶりやね

 

もうすぐでこのブログも3周年やね

 

やけ

やってきましたー

 

 

 

最近

なんかモヤモヤしてんのね

 

 

だから今日は

イヌと広場にサッカーしに行った~

 

やったら

球技大会の前日やったみたいで

ガキ達5人が野球しよったけ

ずっとイヌと見学しよったけど

ピーターパン心がくすぐられて

一緒にやっちゃいました

 

ガキって無限のスタミナなのかな?

永遠と走れるのね

 

んで

ガキが帰ったけ

ちょちょいと

ボール蹴った

 

なんと

本田ほどやないけど

ブレ玉蹴られるようになったべ

 

今度機会があったら披露してやるよ

 

 

 

 

ワールドカップのジャブラニってボールで蹴れば

きっと本田並みのが...

 

 

 

そんな感じで

久しぶりのいいリフレッシュになった気がします

 

 

 

 

じゃ

また3周年記念日になったら来ますね

 

 

 

 

 

あでゅーん♪


エコ・カル・ジャパン (acco)

2010-07-14 23:01:39 | acco

長くなったけ暇なときに見て

Japanese Economy and Culture

元々は、大学に通う留学生が
日本の経済と文化を学ぶために開講された講義
毎回、違う先生がそれぞれのテーマを講義
基本的に英語授業で日本人も履修可能

普通なら絶対こんな講義とらんのやけど
4月に履修の抽選に結構落ちたけ
同じ学科の友達と一緒に履修しているのです
まぁ テストもなく、出るだけで単位もらえるし楽なんよ

ちょーマイナーな授業やけ
全体20人くらいで、5人くらい留学生かな・・・
毎度毎度めちゃくちゃな内容で授業が進むほ

前置きはこんくらいで

今日の内容は

やくざ映画!!

みんな間違ってないぞ!
そりゃ誰もが疑問に思う

いきなりカーテンとか閉めて真っ暗にするけ
「押し売りか、洗脳されるんじゃね?」
って友達と話よったんやけど
スルリーン使用ってことでその疑問は解決!
とはいえもはや
エコノミーもカルチャーも先生の専門分野も関係なし
先生「I like YAKUZA movie!!Not my specialty.」
趣味の世界やし・・・

映画は1960年代に作られたものらしく
設定はみんな着物やし昭和初期かな
古めかしい扇風機あった

1シーンにね
娼婦やりよるヒロインが
危篤の父親を看取りたいから
3日間だけ里帰りさせてほしいと頼む。
しかし リーダー格のおばさんが
怖い御頭がお客として来るから
返してやれないと言う訳です。
その話を聞いていた主人公のやくざ(のちにヒロインと結ばれる)。
やくざ特有の人情で
おばさんに大金を払って
3日間そのヒロインを自分のものにして
里帰りさせてあげる。
なんていい人なんだぁ。

って、シーンがあるんよ

丁度そこで僕が先生にあてられて
先生「今のシーンを留学生にもわかるように完結に説明してちょ(実際は英語ね)」

映画は日本語ですもんね~
って!!いやちょっと待て!!
英語力の問題の前に
内容的に日本語での説明も戸惑うわ!!
てか、この教室の空気やばいぞっ!!

なんかどっと疲れる1時間半やったけど
思えば久しぶりにこの講義で居眠りせんかった

後2回!
頑張ります・・・

おっ隣さんもおっはー♪ (acco)

2010-07-06 23:43:37 | acco

そういや最近マヨネーズの消費量多い

真悟につられて書こ

一日一通長文で。
いいシステムやね!!
ブログ誕生日の件は
明日まで、なんか名案ないか考えちょく

今日は
金子と、もう一人友達と
昼からマンガ倉庫行ったがな

なんやったか・・・忘れたけど
とにかくなんかのアニメのロリキャラの
「添い寝シーツ」なる
キャラをシーツにプリントしたもんがあってからね
ユーフォーキャッチャー的なもんになっとるんです

一人あたり500円ほど消費して無理やった><

次回のリベンジを約束して
地獄の生物学実験に向かった

今日は
植物の色素のクロマトグラフィー
珍しく楽チンやった

そいやさ
家計簿を毎日つけるんやけどね
そこのメモ欄にミニ日記つけるんよ
『マン倉行った』って書くつもりの部分さぁ
単純にうっかり倉庫の倉じゃなくて庫を書いちょって

このミスあぶね!!

みたいなね

こういうのたまにあるくない??
これ僕の十八番やけ、ゴリラとか知っちょるやろうけど
『until』の意味を
電子辞書の英和辞典で調べるつもりが広辞苑になってました

↑わらえるよ

78:ツルの里~二の次~

2010-07-02 22:56:37 | ★DAILYLIFE★(acco小説)
 「どうしてナベヅルが、九黒町に必要なのか・・・ですよね??」
なんだろうこの感じ。当たり前にわかりそうなのに、はっきりと言葉に出来ない。悔しいけど、のぞみさんから正解を聞くしかなさそうだ。
「う~ん・・・すいません。わかりそうでわかんないです。」
のぞみさんは、そこを考えてないと駄目じゃない!っと言いた気な顔で教えてくれた。

「完結に言うと、この九黒町の経済がナベヅルに支えられているからよ。」

・・・ナベヅルが経済を支えている?まだピンときていない僕の顔を見ながら、のぞみさんは詳しい説明に入る。
「ここ九黒町はね、自然は豊かなんだけど、若者は少ないし産業もないから、お世辞にも活気がある町とは言えないのよ。普通だったら町自体がつぶれてもおかしくないんだけど、なんとかなてるのは、観光業があるから。つまり、冬場の観光客のお陰よ。」
「あっ、そっか!観光客って、ナベヅルを見にくる人たちのことですね。」
「そう!だから、ナベヅルがこなくなってしまって、観光客がいなくなったら町は大変な事になるの。」
“理由が理由だからあんまり喜べないんだけど。”っていうのは、子どものうちからツルについて学んでおかなければ将来的に自分たちがツルを守れないという理由、ということか。
「まぁもう今やこんなに減っちゃって、今年なんか13羽。10年以上前からタクシー会社が倒産するとか、被害はもう出てるんだけど。」
「倒産・・・ですか。」
どうしようもなさそうな顔をするのぞみさん。まさかそのタクシー会社の社長だった人が、昨日乗ったタクシーの運転手だとは夢にも思わない。
「ちょっと説明が難しかったかもしれないけど・・・わかってもらえた?」
「えっ?あぁ・・・はい!」
うん・・・のぞみさんの言いたい事は理解出来た。でもなんでだろう。正解を聞く前に、僕がぼんやりと思っていた答えとはちょっと違う気がして、しっくりこない。のぞみさんは、冷え切った手に白い息を吹きかけて、寒さを紛らわせながらたずねる。
「ところで藤村君。今日は午後から全体発表だけど、3班は大丈夫そう?」
うわぁ!そうだった!!午前中はそのための準備だっけ?ていうか、大丈夫そうな訳がない。
「正直、大ピンチです・・・。僕たちの班って、班長のタケさん以外がみんな素人じゃないですか・・・。他の班みたいに専門家みたいな人の集まりじゃないから、どうやったらナベヅルの数が増えるのかとかわからないですし・・・。」
うつむく僕に対する言葉は、さらりとしたものだった。

「そんな事、全然関係ないと思うよ。」

「・・・?」
笑顔で続けるのぞみさん。
「難しいこと考えなくても、自分たちがこの2日間で実際に体験して、思ったことを発表してくれたらいいの。」
「う~ん・・・。それすらも僕たちには難しいような。」
「そりゃまぁそうよねぇ・・・。」
困った顔になったのぞみさんは、訳のわからない事を言い出した。
「じゃぁ・・・助けになるかわからないけど、さっきのクイズの答え取り消し!!」
「はぃ!?!?」
あんだけ語ったじゃないすか!!
「取り消し・・・でもないか。そりゃぁ同じクイズを出したら、夫・・・君たちの班長だって、副会長の2人だって、『この町の経済が・・・』って答えると思うのよ?でもそれって、実は二の次な理由なのよね。」
「二の次?」
「そう!藤村君たちも、ナベヅル資料館の大きな白黒写真、見に行ったんよね?覚えてる?」
「あっはい。」
何十羽というナベヅルが空を舞っている感動的な写真。忘れる訳がない。のぞみさんは、あの写真を頭に思い浮かべているような顔をしながら、訂正したクイズの答えをつぶやいた。

「ほんとはみんな、あんな風景を実際に見てみたいだけなのよ。」

・・・あっ。
「ありがとうございます!なんか発表頑張れる気してきました!!」
「そ、そぉ?お役に立てたならよかったけど・・・。」
本当に発表もなんとかなる気がしてきたのだ。今度の答えは、僕がなんとなく思っていたものに、多分近かったから。

 「お~ぃ!あっく~ん!!そこにおったんか~!!」
あれ?50mほど離れた『九黒ナベヅル交流センター』の前から、大声で僕を呼んでいるのは・・・タケさん!?こちらも叫び返すしかないので叫び返す。
「なんかありましたか~!?!?」
「あっくんがどこにもおらんけ探しよったんじゃ~!!オッキーとゴリラ君に聞いても知らんっていうし!!」
あの2人!ちゃんと外にいるって言ったのに・・・。どんだけ食べるのに夢中だったんだよ。
「夫があんなに叫んでるの久しぶりに見たわ。さっ、行っておいで。」
のぞみさんが背中を押す。
「ほんと・・・ありがとうございました!」
僕はタケさんのもとに走る。

 「すいませんでした。一応2人には言ったつもりだったんですけど。」
「のぞみと・・・何の話しよったんか?」
「えっと・・・色々です。」
「・・・まぁいいや。」
僕はふと、交流センターに入る前に、あの質問をしてみたくなった。入り口で足を止める。
「あの、タケさん。基本的なこと聞くんですけど、どうしてナベヅルの渡来数を増やすために努力されてるんですか?」
振り返ると同時の即答だった。
「それはね、この町の経済を支えていく為だよ。もしナベヅルがいなかったら・・・」
“君たちの班長だって、副会長の2人だって、『この町の経済が・・・』って答えると思うのよ?”
あぁ・・・やっぱりそう答えるんだ。っと、タケさんがさっき聞いたばかりの説明を続けている時だった。

“クルルゥ!クルルゥ!!”

力強いナベヅルの鳴き声が響く。
「この町の観光・・・おっ!!今日は遅めのお出ましだな!!ナベヅルは、夜をねぐらで過ごして、朝になったらこっちの田んぼに飛んでくるんだ。」
僕とタケさんは、空を見上げた。今、一緒に飛んできたのは・・・13羽いるうちのたった5羽。数は少ないが、一瞬あの白黒写真が頭の中に映し出されたのは、タケさんも同じだったのかもしれない。細い目で朝日を浴びて旋回するナベヅルを見上げたまま、タケさんが僕に言う。

「さっきの質問の答え・・・忘れてくれ。」