DREAM-BALLOON

夢風船って
地球なのかな?って思ったりする...

ブログ開設から4000日!

兄弟

2009-03-31 22:04:04 | tama~HSV~

今日の朝

一つ上のアニキが上京しました。

だから

ちょっと

アニキとの想い出を。

 

 

ガキの時からずーっと一緒に過ごしてきたアニキ。

17年間で一番一緒に居る時間が長かった気がする。

居なくなって初めて気づいた大きな存在。

 

 

ガキんときは

性格も体型も全然違ったけど

着ている服(色違いとかも含めて)はいつも同じだったし

いつも同じ空気吸ってた。

 

サッカーを始めたのも同じ。

 

ほんとにいいライバルだったなぁ。

アニキには絶対負けたくないって思って必死に頑張った。

家の前の公園で毎日一緒にボール蹴って走ってたのを

いまでもはっきり覚えてる。

5つ上のアニキにすっごいしごかれて

怒られるときも一緒。

殴られた回数だって同じぐらいだろうな。

オレ左ね。

サッカーやってるときは叱られてばっかりだったから

あんまりいい顔じゃないよね。笑

 

何をやるのも

最初はオレの方が上だった

でもアニキはすっごいプライド高くて負けず嫌いだから

コツコツ努力してオレの上をいく。

勉強も絵を描くのもゲームもそうだった

だから

せめてサッカーだけは勝とうと思って

死ぬ気で頑張ったね。

 

サッカーの次に張り合ったのはマラソンかな?

冬は毎日4㎞ぐらい走ったなぁ

 

そんで

走った後は相撲。

これまたいい勝負だったなぁ。

アニキに押し倒されて

背中に花壇の柵が刺さって痛かったの覚えてる

 

ケンカもしょっちゅうで

ボクシングとかもしてた。

鼻血出るまで殴り合ったこともあった。

 

中学入ってからは

少し大人になってそんなにじゃれ合った記憶はないなぁ

サッカーのポジションだって

兄弟でサイドバックやってたのに

3ヶ月したらオレがFWになっちゃって

共通点が減ってきてた。

 

高校入ってからは

さらに共通点無くなったなぁ。

 

でも夜はいっつも

友達のように冗談飛ばしあって

なぐりあったりして

すっごい楽しかった。

今日からもう

そんな楽しい夜がこないこと考えると

ちょっと寂しいな...。

 

時にはライバル、時には親友

そんなちかい存在が居なくなるのはつらいなぁ

家には

母さんと妹とオレの3人。

男おれだけだよー?

孤独死しそう

精神的にすごく支えになってたのを実感する。

 

あー

さよなら

 

がんばって

2人そろって大学合格しようなっ

今までサンキュー!

 

マジ頑張るから!

んじゃ!


2-7 FINAL PARTY ♪

2009-03-25 22:12:50 | tama~HSV~

久しぶり~♪

今日はクラス会に行ってきました♪

初めて幹事やりましたぁ

いつもはサブ幹事でメール送るぐらいしかせんやったけど

今回は企画からなんやらいろいろ全部やりました♪

お金集めるの大変やったし

両替しまくったおかげで財布は小銭ばっか

 

久しぶりのボーリングはまぁまぁ

125点?やったかな

いつもどおりやね。

 

そのあとの焼き肉は盛り上がったね♪

飲んでもないのに飲んだときぐらいテンション↑↑

 

落ち込んでたけど

ちょいと元気出た♪

やっぱ7組いい!

 

うん

楽しかったし疲れた

 

 

風呂はいってくる

 

じゃーね♪


ご挨拶。

2009-03-18 23:31:51 | tama~HSV~

妹が卒塾したんで

中学の三年間お世話になったM塾に

ママと兄貴、オレ、妹の4人で挨拶しに行きました♪

 

激爆笑したわぁ

今日機嫌が良かったせいか

のりにのっておもろいこと連発!

 

兄貴が東大落ちたこと言ったら

「東大受けたんかぁ! むちゃするのぉー」っとか言って

「ワシの塾の看板に東大不合格者1名って書いちょっちゃる」とか言い出したけーね

くそうけるし♪

 

オレなんか

「あんたぁどこ行くの? 専門学校とか言うなよー」とか小馬鹿にされたし 笑

こうなったら国公立合格の報告しに行かねば!

この1年間マジがんばろっ

 

 

まぁ

こんな感じで

クソおもろいご挨拶でした♪

 

 

明日は

高2最後の学校ッスね

思い残しのないようーに

青春しましょーね♪

アデュ~♪


『原点』シリーズスタートへ

2009-03-14 15:03:26 | ★DAILYLIFE★お知らせ
 小学4年生の夏・・・伊豆背(いずせ)町。まだ図書館のないこの町は、伊豆背博で盛り上っていた。
 そんな盛り上がりの中、隣でほそぼそとオープンした施設があった・・・。

“あの背の高い子・・・。ありゃ、鳥にはまるぞ!そう思わんか?渡中さん。”

物語は原点へ・・・

作者より
そろそろ図書館の町じゃ面倒やけ、名前つけた 笑
真悟がバードウオッチング始めた経緯とかを、初!完全フィクションで書くけぇ!
やっと、レンジャーの方々とか登場やし;;
ここまで長かったw
てか、このシリーズも寄り道&思いつきなんやけどね・・・
また第3章が遠くなる 泣

あっ でも多分・・・いや絶対!ぉもろいのが書けそうw

37:冬の気配~都鳥(ミヤコドリ)~

2009-03-14 11:12:10 | ★DAILYLIFE★(acco小説)
 白と黒の体に、赤く長いくちばしと赤い足。一般的な野鳥とは、随分印象が違う。体つきとしては、池にいたクサシギのようなシギの仲間に見えるが、ミヤコドリ科という別の種類だそうだ。・・・よく見ると目も赤い。二人とも、双眼鏡から顔を離すことができなくなっていた。そのまま会話が始まる。
「ゴリラも見るの初めてなん?」
「うん。初めて。」
「へぇ・・・。」
観察に熱中するあまり、会話が弾まない。意識してミヤコドリを見ると、彼(彼女?)の周り半径1メートルほどは、ユリカモメがいない。仲間はずれにされているのだろうか・・・。一人ぼっちで寂しいのかもしれない。なぜか突然、オッキーのことが気になった。
「今頃オッキーは、コウジと先輩と一緒に練習会かぁ。」
真悟は少し黙っていたが答える。
「ウッチンとタツは、ゲーセンやろうね。」
「・・・。」
返す言葉が見つからない。あの三人もバードウオッチングに来ていれば、こうしてミヤコドリが見られたのに。っというよりも、せっかくバードウオッチングで出来た繋がりだ。それがこのまま消えてしまいそうで嫌だった。ミヤコドリと、自分の未来が重なってしまう気がした。・・・いや。真悟は大丈夫か。
「そういえばさぁ・・・。」
「何?あっくん。」
「バードウオッチング始めるまで、僕とゴリラってそんな仲良くなかったよね。」
真悟も、そういえば!という表情になって、それからニッっとなる。出たぞ、あの表情。
「いい所に気づきました!これもバードウオッチングのいい所なんだな。俺もバードウオッチングで、いろんな人と知り合いになったんよ。今度、あっくんにも紹介するけ。」
「マジで!?やった。ありがとう。あぁ・・・でもそうよね。バードウオッチングのお陰よね。」
こうして毎日いろいろな経験が出来るのも、いろいろな人と仲良くなれるのも。そして、最近(実際は始めからだが)よく思うのだ。

「部活入らんやったらよかったな。」

「俺もそれ・・・たまに思う。」
「ゴリラも!?」
真悟の返事は意外だった。だって、あれだけ真面目に部活をこなしている。身長も高いし、前衛として十分恵まれているだろう。
「だってさ、部活は中学だけのことやけど、バードウオッチングは一生やるやん。」
「おぉ!!」
僕は、真悟の深い考えに感動した。面倒~、とかいうどっかの誰かさんとは、結果が同じでもプロセスが違う。

 「おっ、そうやった!」
真悟がポケットから何かを取り出す。・・・え?まさか!?その形と、その大きさ。そして、ストラップ。
「携帯!?」
「おぉ・・・。あっ、でも母さんの。借りたそ。」
「なっなるほど。」
真悟が携帯を持っているのかと思った。ちなみに、うちの現代的嫌いの母さんは、携帯を持っていない。父さんは、仕事用に持っている。真悟はどこかに電話をかけだした。相手がでたらしい。
「あっ、もしもし。植村です。今、友達とミヤコドリ探しに来たんですけど・・・友達が見つけました。・・・はい。はい。あっ、ありがとうございます。はい。じゃぁ・・・はい。失礼します。」
・・・“はい”の回数からして、相手はそうとうよく喋るタイプだな。
「どこに電話したん?」
真悟ニッ。

「渡中さん。俺にバードウオッチング教えてくれた人のとこ!」

「へぇ!会ってみたいな。」
「まぁ、教えてくれたのは、渡中さんだけじゃないけど。今日のミヤコドリの情報もその人からよ。」
「凄いね!いったい、何しよるひとなん?」
真悟が、海の方を指さす。海岸沿いに辿っていった先に、大きなドームが見える。あれは・・・僕たちが小学4年生だった時の夏、万博が行われた会場だ。あの図書館もあのあたりにある。
「あの先にねぇ・・・鳥を見る施設があるんよ。そこの人。」
「そんな場所があるんや。」
そういえばこれまで、真悟がバードウオッチングを始めた経緯を聞いたことがなかったなぁ・・・。
 ミヤコドリを堪能した僕たちは、日暮れまでにまだ少し時間があるので、近くにある少し大きめの池に向かうことにした。二人とも名残惜しそうに、ミヤコドリの方を眺めながらチャリをこぐ。やはり、ミヤコドリの周りだけ砂の茶色が見える。その時、一羽のユリカモメがミヤコドリに近づいた。やっとミヤコドリにも友達が・・・っと安心したのはつかの間。なんと、ミヤコドリがユリカモメに向かって、キックをくりだしたのだ!!
「ゴリラ!今の見た!?」
「うん!てっきりミヤコドリが嫌がられちょるんかと思いよった。」
「心配してやって損したね。」
僕は最初、ミヤコドリに裏切られたなと思った。でも違うのかもしれない。

「やっぱり・・・ミヤコドリは寂しいんじゃないかな。」
自分の未来と重なっていたミヤコドリの姿は、ふいに自分の過去と重なった。

おちゃべりパーティー4

2009-03-13 22:04:22 | tama~HSV~

オレの場合は

昨日塾終わって(20:00頃)

バスケ部の部室へ

SっかんとKK池が麻雀しよったとこに乱入。

んで

我が家へGo!

みんな開んとこの坂でバテちょうけ~笑

そんで帰り道をガイドしてアルクで菓子買って

セブン行ってにぎり買ってオレん家

なんもなくって暇やけゲームしようってなったけど

コントローラーがない...

しょうがないけKN重に借りに大和へ

 

やったらY亮とNがおった

ちょいバナしてコントローラー借りて家戻って

マリパー4

梅酒を割って飲んで

微酔いでマリパー

だらだら楽しんだなぁ

菓子すぐ無くなるし

彼女からメールいっぱい来るし まぁ嬉しいけど

 

元カノのプリ見せたら

SっかんもKK池も90点以上って

やっぱきゃわいいわぁ

 

こんなことしながら結局

朝の6時までゲームしたりちゃべったり♪

 

 

そんで

Sっかんは11時まで寝て部活

敷き布団一枚掛け布団一枚で奪い合いながら睡眠

昼からは

昼ドラの5つ子ちゃん見て

おちゃべり見て

またマリパー

2時なってからはLitPも参戦!

そんで曲作り

KK池バイなら

 

LitPばいなら

 

後片付け大変!

 

明日模試!

 

楽しかった分

 

襲ってきます

 

明日起きれるかなぁ...

 

 

 

 

 

 

なんか

締まりのない日記やなぁ...

最後らへん適当すぎる...

まぁ

疲れてるってことで♪


36:冬の気配~ハイタッチ~

2009-03-13 21:54:03 | ★DAILYLIFE★(acco小説)
 「ユリカモメ、ユリカモメ、ユリカモメ、・・・。」
僕は、双眼鏡を少しずつ左にずらしながら、しらみ潰しにレア海鳥を探す真悟をじっと眺める。海沿いの幅の狭い道路を通る、車の運転手たちは、皆不思議そうにこちらを見る。
「ユリカモメ、ユリ・・・あぁ!もう!」
まるで、カモを見ていたときの僕のように、真悟が突然叫んだ。無理もない。この膨大なユリカモメの中から、いるかいないかもわからない、たった一羽の鳥を探しているのだから。
「よっしゃ!僕が代わる。」
真悟とは逆側から始めて、右に双眼鏡を動かしていく。
「ユリカモメ、ユリカモメ、・・・ユリ省略で。カモメ、カモメ・・・。」
疲れた表情の真悟が、空を見て呟く。
「絶望的かねぇ・・・。」
「う~ん、確かに。カモメ、カモメ・・・。」
そう。確かに絶望的だ。でも、ふとヤブサメを見つけた日の事を思い出す。いや、ヤブサメだけじゃない。どんな野鳥の時だってそうだ。あんな感動をまた味わいたい!僕は少し笑いながら真悟に言う。
「もうちょい探してみよ。」
「・・・そうやね。」
真悟も笑う。

 とは言ってみたものの、単純作業で眠くなってきた。あくびがでる。
「ふわぁぁぁ~・・・カモメ・・カモメ、カモメ、白黒赤の奴、カモメ・・・カモメ・・」
「あっくん!!!」
真悟が突然叫び、僕の寿命は一気に縮んだに違いない。
「も~なんなんゴリラ。眠たいし、機嫌あんまよくないんやけど。」
「双眼鏡そのまま!!んで、ちょっとずつ戻していって。」
「・・・へぇ?」
「いいけぇ!」
しぶしぶ始める。
「えっと・・・カモメ、カモメ、白黒赤の奴、カ・・」
「ストッ~~~~~プ!!!」
また寿命が縮んだ。
「もぉ~~ゴリ・・・って何この鳥!!」
「・・・うん。間違いないっ!!」
真悟はもう双眼鏡を覗いて、三色のをレンズに入れているらしい。僕の双眼鏡の角度から大体の位置を掴んだのだろう。真悟の顔が笑顔になり、僕に向き直って答える。

「ミヤコドリだよ。」

 僕の眠気は吹き飛んだ。
「ミヤコドリ?それってまさか・・・。」
僕の顔は、自然とほころんでいく。
「そう!今日のメイン、レア海鳥です!イェ~イ!」
そう言って、真悟は、手を僕の前に手を差し出した。“パンッ”ハイタッチをして、二人とも笑い出す。
「はははっ。まさか、本当に見つかるとは思わんやった。」
「あっくん、マジ凄い!」
「ありがと!・・・眠過ぎて、スルーやったけど。」
 
 そうだ!この感じ!野鳥を見つけた時に湧き上がってくる、このなんとも言えない感動!

・・・僕はこの瞬間が好きだ。

35:冬の気配~海賊~

2009-03-09 21:38:12 | ★DAILYLIFE★(acco小説)
 「あっくん!ちょっと、岸の一番奥見てん。」
僕は丁度、キンクロハジロを双眼鏡で捉え、黄色の目・黒い体・白い羽を確認している最中だった。そのせいで、真悟の話は耳に入ってこない。僕は聞き返す。
「なんて~??・・・おっ!あれがキンクロハジロか。」
「そうそう!さっき言い忘れたけどキンクロハジロは、頭に寝ぐせみたいな羽があるのが特徴。これはメスにもあるけ。・・・んで、そうそう!対岸を見て!」
まだホシハジロがわからない。が、しぶしぶ双眼鏡の角度を岸へ。すると、真悟が細かい場所を指示する。
「あっくん、もうちょい右。あの枯れた木の下あたり。小さい鳥が歩きよるのわかる?」
少しずつ双眼鏡をずらして・・・。そういえば最近、だいぶ扱いが上手くなってきた。枯れた木の下・・・お!いた!サイズはそれほど大きくないが、全体のバランスからすると、くちばしと足が長い!これまでに見たことのない種類の野鳥のようだ。お腹側は白く、上面は黒褐色だ。
「ゴリラ何あれ!?くちばしと足長い!」
「うん。それはシギの仲間の特徴!あれはねクサシギよ。あっ!まだちょっと夏羽が残っちょるね。しっぽの方が綺麗やろ。」
言われてみると確かに。けして派手な色合いではないが、白い斑点が散りばめてある感じで綺麗だ。例によって、真悟の説明は続く。
「このクサシギも冬鳥なんよ(北の地方では旅鳥です)。やけ、夏羽はこのあたりではあんまり見られん。ラッキーやね。」
「やった!・・・まだまだおりそうやね、冬鳥。」
「うん。まだまだ。」
真悟によると、クサシギさんのそっくりさんには、イソシギ君というのがいるらしい。このあたりでは、クサさんは冬鳥だが、イソ君は留鳥(簡単に言うと、一年間いつでもいる)なのだそうだ。見分け方としては、白色部が脇に食い込むのがイソ君で・・・以下省略。真悟の説明は難しすぎることがある。ゆっくり覚えていこう。
 その後、クサシギをゆっくり観察して、カモも一通り観察し終わった。
「さてと・・・。行こうかぁあっくん。」
真悟がチャリのカギを取り出す。僕も、カモの名前を暗唱しながらチャリに乗る。やっと出発だ。
「・・・で、どこに行くん??」
真悟は、察しが悪いと言いたげな顔で答える。
「そりゃぁさぁ・・・」

 ―10分後
僕は、目の前に広がる水平線に向かって叫んだ。
「海きた~!!!」
よく考えたら、僕もバカな質問をしたものだ。今回のバードウオッチングの題名は・・・ゴリラプロデュース“レア海鳥発見ツアー”!海に行かずに何処へ行くって感じだ。海といえば、夏休みを思い出す。たくさんの水鳥たちの戯れる姿を想像していたが、なにもいなかった衝撃は忘れられない。・・・いやいや!可愛いハクセキレイの幼鳥に出会ったのだった。さて、今回はどうだろう。・・・。僕は前回とは違う意味で衝撃を受けた。

・・・カモメだ。砂浜が、カモメの大群で埋め尽くされている!!

茶色いはずの土は見えない。真っ白だ。“ギャー ギャー”っという鳴き声がこだまする。どうやらこれには、流石の真悟もあきれたらしい。
「こんなつもりじゃなかったんやけどね。これ全部、ユリカモメ。」
「なんじゃこの光景・・・。」
「ん?あっくんの好きな冬鳥よ。」
真悟にしては珍しい。発言にいやみがこもっている。機嫌があまりよろしくないようだ。なんとかせねば。
「まぁまぁ真悟落ち着いて。レア海鳥探そうや!どの辺におる予定?」
しぶしぶ答える真悟。
「この辺。」
「へ?んじゃ!そこら辺をプカプカと・・・」
言葉を遮り、強い調子で真悟が言う。
「その野鳥はさぁ!その・・・砂浜を歩きよるはずなそ!海の上じゃなくて!」

「・・・まじかい!!」
この何千といそうなユリカモメ。その目の一つ一つが、こちらを睨んでいる気がした。

カラオケ~♪♪ (acco) 

2009-03-09 21:30:51 | acco~HSV~


いやはや・・・
本日のカラオケは楽しかったですなw
写真撮ればよかった

aqua timez の曲は歌いつくした感あるわぁ・・・
もうちょい空気読めばよかったけど
あんまアーティストの幅が広くない^^

また行こうねぇ

てか・・・曲作りにも
なんか今日のことが活かせるとよいね


さてさて
明日から6連休!
明日も明後日も明々後日も明々々後日も・・・
くどいけやめるけど
とにかく毎日楽しみです

・・・まずは明日だ!! =3=)v

またねぇ~ノシ

 


34:冬の気配~鴨(カモ)~

2009-03-08 11:04:41 | ★DAILYLIFE★(acco小説)
 僕、そして真悟は、藪次郎池に向かって双眼鏡を覗いていた。レンズの中を色とりどりの(たぶん)カモが通り過ぎてゆく。・・・だんだんイライラしてきた。僕はついつい叫んでしまった。
「わかるか~~!!」
もう少しで、双眼鏡を投げ捨てるところだったが、なんとか思い留まる。が、真悟とカモはびっくりしたらしく、どちらも一瞬飛び上がった。
「あっくん?どうしたん??」
「だってさ、なんか色々おってわからんのやもん。」
真悟がなるほどという顔をして答える。
「こんな小さな池でも、たくさんの野鳥が来るんよね。その気持ちはわかる。」
バードウオッチングを始めてからかなりたったとはいえ、僕が覚えてきたのは、図鑑でいう『身の回りの鳥』くらいのもんだ。しかもカモは、とにかく種類が多い。・・・そんな凹んでいる新米バードウオッチャーにとって、真悟の言葉は朗報だった。
「でも大丈夫よ、あっくん。カモはねぇ、初心者にはもってこいの野鳥やけ。」
「え?なんで?」
 真悟の長い説明が始まった。
「まず!観察しやすい。ほら、夏に霜降山行った時。山の鳥ってこそこそと動くし、観察しにくかったやろ?それに比べてカモは、池の中から動かんし、障害物もないけぇ、ゆっくり観察出来る。」
「なるほどね。」
この理由には納得だ。しかし、二つ目は意外だった。
「次に!識別が初心者にもしやすい。」
「え?めちゃくちゃ種類おるし、わかりにくいやん。」
真悟がニッっと笑う。
「そうでもないんだな。えっと・・・俺の図鑑見るか。」
そう言って真悟は、かばんから分厚い図鑑を取り出した。・・・題名は『日本の野鳥590』。
「この図鑑はねぇ、写真図鑑の中で、一番載ってる鳥が多いんよ。」
「へぇ・・・。」
そんな事を言いながら真悟は、パッっとカモのページを開く。そして順番にめくり始めた。
「あっくん見て。どのカモも、色合いが個性的やろ?これはオスなんやけど、この色のお陰で、他のカモと見分けやすい訳よ。メスはねぇ・・・どれも茶色っぽいけぇ難しいけど。」
「ほんとじゃ!特徴とらえると意外とわかりやすいね!」
少しずつだが、自信が出てきた!真悟が続ける。
「さらに!」
「まだありますか!ゴリラ君!」
「ゴリラってのが何かわからんけど、名前も覚えやすい!・・・まぁこれは、実際目の前にカモがおるんやし、見ながら説明するけぇ。」
よし!今度こそ、バードウオッチング開始だ!!

 また、双眼鏡を覗く。早速、真悟がガイドをしてくれる。
「まずは・・・真ん中あたりに何羽かおる、頭が緑でくちばしが黄色いの。」
「あっ!あれはわかるよ!マガモやんね。」
ポピュラーなカモだからだろうか?マガモは、バードウオッチングに関係なく昔から知っている。
「あっくんわかるやん!んじゃ次はね・・・よし!マガモのずぐ右の頭緑やけど、マガモじゃないやつ。」
「あっ、あれか!」
確かに頭は緑だが、くちばしは黒い。お腹は茶色っぽく、マガモとは明らかに違う。
「これがねぇ、ハシビロガモ。」
「うわっ!名前わけわからんやん!」
(双眼鏡を覗いているので見てないが)また真悟がニッっと笑った。最近気づいたが、相手の反応が予想通りだったり、切り返す言葉がある時、真悟はニッっとなる。要注意だ。
「ここで!さっき言った、名前との関係を使います。」
「おぉ!きた!」
「ハシビロガモって名前のハシってのはね、くちばしのこと。」
「なるほど・・・カモノハシとかの!」
「・・・多分そう。で、ビロっていうのは、広いって意味のビロ。つまり!くちばしの広いカモってことね。よく双眼鏡で見てん。」
僕はすぐさま、ハシビロガモをレンズに捉え直した。・・・おぉ!ほんとだ!くちばしの先が、平たく潰れたような形になっている。これは見分けやすい。
「ゴリラすげぇ!」
「まぁ俺が考えたんじゃないし、俺ゴリラやないけど。後はまとめて先に言っとくね。この池の中におるのは・・・目が黄色で体が黒くて羽が白いのを、そのまま名前にしちゃった、キンクロハジロ。頭の先のオレンジ色が特徴の、ヒドリガモ(名前は一応色からきてます)。頭が赤茶色で体は白い、ホシハジロ(これも色から?)。他のカモより一回り小さい、コガモ(サイズより)。」
 真悟が一息つく。
「うん!多分こんなもんよ!特徴つかむと覚えやすいし、観察しやすいのがカモのいいとこやけ!メスまでわかるとプロやけどね。」
「ありがとゴリラ。さっきの説明はもう忘れたけど、他のカモも今から探すわぁ。」
「はいは~い。」
僕がカモと図鑑を見比べて格闘している間、真悟は双眼鏡を覗いて池の周りをたどっていた。ふと、真悟の双眼鏡がとまる。

 独り言で呟いた。
「・・・おっ!ちょっとだけレアいの発見。」