RE-5
作 / nana℃
その男性に話しかけられたとき、祥子はすこしたじろいだ。なぜなら、この世界にきてから先に話かけられるということがなかったからだ。
「僕らは時空を旅することができるようだな」
無精ひげを少し触りながら、男は真剣な面持ちで言った。
祥子は、頷き、何かを考えていた。
男とであった空港には、たくさんの人がいるのに、まるでふたりぼっちになってしまったような感覚を祥子はぬぐえずにいた。
この男といれば何かがわかるのではないかというような予感もした。
「あなたが知っている最後の記憶は、何年ですか?」
「僕は1985年だ」
「あたしが生まれる一年前だわ」
「そうか。きみは今いくつなのかな」
「2009年で25歳になりました」
「そうか。とても遠い未来に感じるよ」
「わたしもです」
祥子は男と空港を出てタクシーに乗り込んだ。
空を見上げると二キロほど離れた箇所に雨が降っている。
おそらくその空の下はいつかの過去だ。祥子は少しずつだが、この世界に慣れはじめていた。男もそれは同じだという。
時代の違いは、音楽やニュースですぐにわかる。
または、そこに住んでいる人たちの言葉や習慣や服装。
または景色や外観・なつかしい風景もあれば、真新しささえ感じられるぐらい古い過去にもでくわした。
そのたびに、自分は何のためにここにいるのだろうと祥子は考えてしまう。
何か、何か大きな使命が自分には課せられているのではないかと疑ってみたりもする。
男は、窓を開けて、ため息ともちがう吐息をもらした。
僕ときみが

名前:魔女っこ kirara・*★
性別:女性
現住所:大阪府
誕生日:09月22日
自己紹介:nana℃(ななど)といいます。
小説、脚本、音楽関係のお仕事などをしています。

―海を渡った大きな夢への挑戦!!その15
1,2mの目の前に虹が現れてくれたとは・・・苦労が報われた瞬間だったのでは?いいことが起こりそうな予感がします。こちらでは、二重の虹が出ていました。
花ちゃんの投稿コメントより抜粋応用)

※現在、特別に今回の『海の向こうにかかる虹』の主人公、イープン君の実像と絵本とアニメの画像をみなさんにご紹介しています。
花ちゃんのボランティア活動情報ブログ「想い出日記」
http://profile.ameba.jp/hanachan-234/
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