Dream-Speaker

有縁の方々のインタビューを通じて、共感と共有の種を播き、育てたい。

ささげることでしか表現できないこと

2012年11月11日 | コラム
相手との関係があって、そこに意思を潜ませて言葉を発する。
相手がそれを受け取る。
相手が発したメッセージを、表も裏も含めて受け取る。
普段、私たちが誰かに想い、メッセージを発する時は、そういう関係の中で伝えようとすることが多い。
「母さん、あれ取って」で、何を言いたいのか分かる関係でもある。

でもその距離感では測れないメッセージがある。


南三陸町の防災対策庁舎にささげられた千羽鶴


同じく、防災対策庁舎への供物


壁面を覆い尽くす千羽鶴


南三陸町・歌津地区の旧・平成の森避難所に掲げられた巨大なメッセージボード

これらは、相手がどんなスタンスであろうと、相手がきちんと受け取れなくても、あるいは誤解をされたとしても、「捧げたい」「ささげなきゃいけない」。そんな衝動に突き動かされたであろうメッセージだ。

そんな衝動が生まれるくらい、伝えたかったもの。


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