Dream-Speaker

有縁の方々のインタビューを通じて、共感と共有の種を播き、育てたい。

あの言葉を書き換えてみては?

2012年11月24日 | コラム
ほぼ、どのような企業であっても、サイトのトップページには、2011年3月11日以降、同じ言葉が書いてある。目立つ所に堂々と、掲げてある。

はっきり言えば、コピー&ペーストしたものだ。
言葉の内容は本来、大事な意味を持っているが、しかし実際は、マーケティングの教科書から抜き取った定型句のように扱われている。
残念なことに、私はそこに体温を感じたことがない。

「お悔やみを申し上げるとともに、1日も早い復興を」
と書いて、その後に、「お祈りします」と続ける。

人の未来は、誰かとの関係の中にしかない。

1年半が過ぎた。

今は、1年半前に見た未来だ。

つまり、時間は、止まってはいない。

では、これらのサイトはいつ、

企業メッセージとして

「一緒に、進みたいんだ」

と書き換えるのだろうか。

人とかかわることは、いつも苦痛を伴う。
それは、災害の有無に関係ない。
生きていることは、その苦痛をひきうけて行くことの連続である。
その「生きている」という事実の上に、喜びも悲しみも起こる。
根底に苦があるからこそ、小さな喜びでさえ、宝物になる。
その宝物は、自分も、相手も、幸せにする力を持っている。

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