・「ヴァンパイア・バスターズ」/ジョン・スティークレー
人々を襲うヴァンパイアを退治する、ジャック・クロウをリーダーとする、チーム・クロウ。そんな彼らが仕事の打ち上げで酒場に寄った晩、突然倒したはずのヴァンパイアが彼らに逆襲する。命からがらその場から逃げ出すクロウ。彼はチームのメンバーを失った。それでも彼はヴァンパイアを退治し続けなければならない。彼は新メンバーとして、昔知り合った麻薬密売人の男を迎え入れることにする…。
とまあこんな感じの、ストレートで娯楽系の小説。怪物を相手に十字弓や銃で挑む、命知らずの野郎達…といった外見頼もしいイメージではなくて、いつ死ぬかわからないという不安に常に付きまとわれている、どちらかといえば怯えていて病的な主人公像なのが特徴なのか。
ヴァンパイアに対する攻撃方法もちょっと変わっている。銀の銃弾や十字架はヴァンパイアに効果があっても、それで死なすには至らない。だからワイヤーアンカーで敵の身体を撃ち抜き、そいつを自動車で引っぱって太陽の下にさらして死なす…という力技。ここの部分のアクションは読みごたえはある。
でも後半になってくるといかにもアメリカ的FPSというか、何だかバリバリ撃ちまくるだけで怪物に対する恐怖感が薄れているのはどうかな。構成とかテンポ的には可なんだけど、やっぱキャラのノリとかそういったのが日本人には受けないよなー。あとなんでこの表紙なんだろう。もちろん建物に潜んでいるヴァンパイアを引きずり出していく、というシーンはあるけど、もうちょっとアクションっぽい表紙絵でもいいんじゃねーんですか。
人々を襲うヴァンパイアを退治する、ジャック・クロウをリーダーとする、チーム・クロウ。そんな彼らが仕事の打ち上げで酒場に寄った晩、突然倒したはずのヴァンパイアが彼らに逆襲する。命からがらその場から逃げ出すクロウ。彼はチームのメンバーを失った。それでも彼はヴァンパイアを退治し続けなければならない。彼は新メンバーとして、昔知り合った麻薬密売人の男を迎え入れることにする…。
とまあこんな感じの、ストレートで娯楽系の小説。怪物を相手に十字弓や銃で挑む、命知らずの野郎達…といった外見頼もしいイメージではなくて、いつ死ぬかわからないという不安に常に付きまとわれている、どちらかといえば怯えていて病的な主人公像なのが特徴なのか。
ヴァンパイアに対する攻撃方法もちょっと変わっている。銀の銃弾や十字架はヴァンパイアに効果があっても、それで死なすには至らない。だからワイヤーアンカーで敵の身体を撃ち抜き、そいつを自動車で引っぱって太陽の下にさらして死なす…という力技。ここの部分のアクションは読みごたえはある。
でも後半になってくるといかにもアメリカ的FPSというか、何だかバリバリ撃ちまくるだけで怪物に対する恐怖感が薄れているのはどうかな。構成とかテンポ的には可なんだけど、やっぱキャラのノリとかそういったのが日本人には受けないよなー。あとなんでこの表紙なんだろう。もちろん建物に潜んでいるヴァンパイアを引きずり出していく、というシーンはあるけど、もうちょっとアクションっぽい表紙絵でもいいんじゃねーんですか。