町医者のブログ

医療情報ほか、気になる話題を考えましょう。

肺がん、喫煙、副流煙対策、ヤジ発言

2018-06-21 22:05:25 | 挨拶

私は、本日休診日で、比較的のんびりとした日を過ごしておりました。

報道番組にて、国会議員の肺がん患者さんに対するヤジ発言には認識の感覚での違和感を感じざるを得ませんでした。

肺がんでは、喫煙では肺がんの発症リスクを増やすことは指摘されております。また、他のがんリスクを増すとされております。これには医学的根拠のあるものです。残念か幸いか、私は喫煙ができません。学生時代にはカッコいいなで数本練習を致しましたが全く受け付けませんでした。

タバコでは、主流煙では高温でタバコが燃えているので、副流煙(受動喫煙を含め)では低温で燃えているために有害物質が多いとされております。ホタル族(ベランダなどで喫煙をする)などでも、その家庭のお子さんの尿から喫煙の代謝物質が検出されるようです。

約2年後に、東京五輪を控え、喫煙対策はここ数回の五輪では、ロシア・ソチ五輪開催の際、喫煙は制限されております。五輪開催国は原則公共の場での喫煙は制限されるのは法的に対応していくべきと考えます。本邦の公官庁でも完全禁煙がなされておりません。群馬県内でも完全禁煙の市町村市役所・分所・支所・役場でも幾つかに自治体に限られております。また、教育の場、学校でも完全禁煙を行っている学校でも少ないのではないでしょうか。

欧米では、20本で、日本円換算で1000円前後以上致します。本邦では税収としては大きいものかもしれませんが、喫煙が原因で肺気腫やCOPD(閉塞性肺疾患)、肺がん・他がんを発症した時の医療費を計算して現状の400円強、から今後、約500円のなるようですが、国には充分なお金がありません(本邦の格付けは、なんやかんや言われている、イタリアよりも低いですから)。

飲酒に関しては、個人的には好きです。休診日の飲酒はしておりますが、時に多く飲んでしまうこともあり、また、休診日には夕方に多少飲むことはありますが、少なくとも21時以降は飲まないようにしております。

飲酒での肝臓の機能異常は、禁酒にてウィルス性肝炎など無ければ改善しますが、肺は不可逆的な変化になります。

今日は夏至でしたが、この地域では特別、何か行事はありません。

明日22日金曜は、午前午後ともに通常診療です。

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麻疹(はしか)まだ終息宣言は出ませんが。

2018-06-21 01:59:18 | 挨拶

本日、木曜日21日は通常の木曜休診日です。今日は夏至です。昼、日明けから日没までが最も長い日です。夏至は、次回のうるう年、オリンピックイヤーまでは、6月21日の様です、うるう年にて変更になるのが通例の様です。その後は20日が夏至になる可能性があるとさてておりますが、詳細は今後になりますのでわかりかねます。

FIFAロシア大会、日本は勝ちましたが、ゲーム開始数分からのパワーゲームです。11対10ですから、そう喜んでもいられないと何となく冷静です。私的ですが、ハリル前監督のワールドカップ、2か月前の解任には不信です。現監督も好感は持てます。2か月での代表を決めるのは経験者を指名するのは当然です。次期ワールドカップを見据えた代表選考がなされていないことが心配ではあります。

診療面では、麻疹(はしか)が、愛知県で終息宣言直前に罹患者がありました。麻疹(はしか)の怖いところは、空気感染です。風疹は基本は飛沫感染です。麻疹・風疹混合ワクチンでの1回での接種で、約95%以上に抗体はできます。2回接種では約100%近い抗体の獲得ができます。しかし、約100%であり、抗体価が充分上がらないことがございます。妊娠希望のある方では、ご夫妻で麻疹・風疹の抗体価の検査(今は通常に検査ができます)を行い、充分の抗体価をもっての妊娠がよろしいかと思われます。風疹ワクチン・MRワクチン(麻疹・風疹混合ワクチン)にて予防が望ましいと考えます。風疹ワクチン(MRワクチンでも)接種後、2か月間の避妊は行って下さい。私の過去の検索範囲では、風疹ワクチン(MRワクチン)接種後の、先天性風疹症候群の発症は無い、しかし、理論上は皆無では無いようですので守って下さい。

金曜22日からは通常診療です。現在は、水曜の午後診療が予約検査・診療のため金曜診療分のホワイトボードの掲示は、14:30分に掲示しております。

休診日前の更新は、朝?早い、夜?遅い時間帯のこともありますが、毎日の更新、1年以上行っております。

新みどり・わたらせ健診の個別健診は、6月~10月末まで行っております。みどり市・桐生市によって多少の違いはございますが、個別がん検診も可能です。不明な点は、保健センター、当院に(保健センターに連絡の取れる時間帯は対応いたします)お問い合わせください。内服薬服薬中の患者様は、事前に服薬の相談は、私ないし主治医の先生の指示に従って下さい。

 

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