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ITとデジタルもののブログ

W-ZERO3:ソフトを作ってみよう

2006-01-05 13:08:52 | W-ZERO3
Windows系PDAの楽しさは、やはりソフトを作るのが容易なところにあると思う。
えーと、これはあくまでも個人的な感想で、僕がまがいなりにもPCソフトを作って金をもらってるサラリーマンであり、Windows系のアプリケーションに関わってるものであるゆえの感想です。

で、W-ZERO3のOSは、WindowsMobile5.0。
これで動くソフトを作るに、いまどきでいえば、.Netアプリを作成するのが楽だと思う。
WindowsMobileで動く.Net基盤は.NetCompactFramewokrというやつ。
ソフトの作成にはVisualStudio2005とWindowsMobile5.0SDKが必要だ。
http://www.exconn.net/Blogs/team01/archive/2005/11/02/4476.aspx

SDKは無償でダウンロードできるが、VisualStudio2005は無償のExpressEditionではSDKが利用できないようなので、お金を出すか、少し前の雑誌などの付録でプレビュー版のVisualStudio2005を入手するなどすると良いと思う。

さて、それらをインストールすると、
VisualStudioのプロジェクトのテンプレート、VC#もしくはVBのスマートデバイス下にWindowsMobie5.0PocketPCという選択が出てくるので、そのデバイスアプリケーションを選択すればよし。
仮想的なPocketPCが表示されるので、あとは、普通のWindowsアプリケーションの要領で作成していけばよい。
VBかVCは、お好みとスキルに応じてどうぞ(笑)。
.Netになってからは、VBもVCも.Netのクラスをネイティブに利用できるので基本的にできることは変わりません。
ただ、CompactFrameworkの場合、本家.NetFrameworkのサブセットなので、できないことがあるので注意です。

とりあえず、ボタンを押して「こんにちわ」とメッセージが出るソフトなら、1分とかからず作成できます(苦笑)。
しかし、それだけのソフトでも、1分とかからずソフトが作成できる環境が用意されてるというのも楽しいことだと思う。
ちなみに、ソフトの動作には、W-ZERO3にCompactFramework2.0のインストールが必要です。

ちなみに、WindowsのPCで動く、WindowsMobile機のエミュレータも用意されているので、
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?familyid=EEC33AE3-C129-4C25-ABAA-18E8E842178F&displaylang=en

W-ZERO3をまだ買えてないひとも安心して今から開発できるぞ>molさん

W-ZERO3:は電話なのである

2005-12-29 12:30:31 | W-ZERO3
W-ZERO3は実は電話なのである(^^;
携帯電話のお店で売ってるし、買ったときにはWillcomさんと契約しないといけないし、販売店にはWillcomさんからインセンティブが入る(たぶん)。
ということで、携帯電話としてのW-ZERO3の評価。

携帯電話にとって何が大切かといえば・・
第一に通話エリアというか、圏外がどれだけ少ないか。
第二に通話の音声品質。
個人的には大切なのはこの二つ。
通話エリアについては、今、生き残ってるキャリアの通話エリアとしては殆ど格差ない・・とも云えるかも知れない。
だだ、3年前くらいの評価としては、お店の中とかでの届きやすさでは、DDIぽっけのPHSよりも携帯電話系のほうが優位だった気がする。
音声品質としては、まぁ、携帯電話系よりも圧倒的にPHS優位。
それは通信方法の問題なんであたりまえといえばそうなのだが。
妥協として、個人的にはauの3Gを使用してたのだが、DocomoのPDCとかの、コモコモした音声は、相手からかかってくるだけで会話をしたいという気持ちが根こそぎ失われると思う。
巷の携帯電話で、通話音声品質の向上をアピールした機種が出ないのは非常に不思議だ。
音質がこんなによくなりました・・・着メロの。何勘違いしてるんだ!!と言いたくなる。
Willcom契約数の増加の一因には、この通話音質が見直されたということもきっとあると思う。

で、長々と一般論を語ってしまったが、W-ZERO3。音声品質は抜群です。
久しぶりにPHSで電話したからかもしれないけど、相手の声がとってもリアル。
通話エリアについては、まだ、いろんな場所で試してるわけでないのでなんともいえないが、まぁ、普通の行動範囲の中では、問題ないのでは。
ただし、我が家の家の中ではときおり圏外マーク。
もっとも、Docomoの携帯でも我が家は入りにくいんだけど。
・・高層マンションのなきどころ

いずれにしても、通常の会話においてはW-ZERO3は十分使えます。
はじめは、PDAを耳元に構えるスタイルはちょっと異様かとも思ったのだけど慣れました(笑)。

さて、電話の発信は、受話器を上げる絵のボタンを押して開始・・すると、ご存知、数字ボタンがスクリーンに表示されて電話がかけられる。
(写真参照)
電話を下げるボタンを押せばもとにもどる。
このへんは、直球勝負でとてもわかりやすい。
ただ、こなれてないと思うのは、ソフトでキーロックができるのだが、キーロック状態でも受話器上げボタンは押せて、電話表示になるものの、数字キーはタップできない。さらに、受話器下げボタンはきかないのだ。
このへんはつくりが微妙。
キーロックについていえば、ソフトでなくハードボタンでのキーロックがあっても良かったかと思う。
ちなみに、電話は、プログラムとして「電話」というプログラムを呼び出しても電話ができる。
これも直球勝負。

電話帳については、もともとPocketPCに備わっている「連絡先」が電話として使う場合の電話帳となる。
連絡先の表示も特別にボタン割付がされている(受話器上げボタンの上)。
このへん、電話用途のボタンと、もともとのPocketPCのボタンが完全に分かれているのは・・わかりやすいともとれるのだが、PocketPCとして使ってるときには、電話用のボタンにソフト上のキーが割り付けられると便利な気もする。
連絡先は、もともとPocketPCでは母艦のPCとナチュラルに同期がとれるので、編集したりするのはPCで行えば楽だ。


ところで、待ち受けについて。
PoketPC使いのひとだったら、使い終わったら電源ボタンを長押しして電源を切る。これが普通。
電源ボタンといっても、PocketPCではサスペンドが基本なのでPCの電源とはちょっと違う。
もういちど電源ボタンを押せばすぐに作業を再開できる。
ところが、その電源ボタンを押してサスペンドした状態では、電話の待ち受けができない。

PocketPCは、作業を終えて、しばらく放置すると自然にパワーオフするのだが、その状態では電話の待ち受けとなる。
今までPocketPCを使っていて、電源ボタンで切ったときと、自然に切れたときを区別したことはなかった。
だけどそういう仕様。
微妙だ。

W-ZERO3:さてご自慢のキーボードは?

2005-12-28 22:38:57 | W-ZERO3
W-ZERO3名物といえば、スライドキーボード。
名物にうまいものなしとも云うが、使い勝手は悪くない。

おそらく、国内のPocketPCっつーか、WindowsMobile機で初めてのキーボードつき。
W-ZERO3を単にPDAとして評価したとしても、キーボードつきは大きなアドバンテージだと思う。
親指入力とはいえ、ブラインドタッチは不可能とはいえ、なかなか入力は快適。
ただし、タッチペンでの操作をしながら・・という局面では、そのままタッチペンでてんてんと文字入力していくほうが自然。
キーボードをひらいたまま、タッチペンを出してというのは安定した使い勝手ではない。
どっちかというと、少し長めの文章を書こうというときに、スライドキーボードは効力を発揮。

いまいちなとことしては、文字種(アルファベットとか日本語とか)を選ぶのに、PCなら半角/全角キーのトグルなのだが、これの場合、変換/文字キーを押すことで、ひらがな-カタカナーアルファベット全角-アルファベット半角の4つが入れ替わり・・これは、OS標準の仕様なのかもなのだが、ちと使いにくい。
あと、やはりDeleteキーが独立して欲しい( BSキーとのファンクションによる併用)。
それから、記号系がPCキーボードと割付がちがう部分もあり、探すのに苦労する局面もあったけど、まあ、スペースも限られてるとこへのキー配置だし、慣れかもだ。

ところで、日本語の入力ということでは、もともとWindowsMobile付属の日本語入力は、それほど使い勝手がよくない。
で、以前のPCでは、Atokを購入して使っていたのだが、これが圧倒的に使いやすい。
予測変換や、以前入力単語の候補表示。
それから、なによりも、たとえば「ぶろぐ」と入力して文字種をカタカナに変更しても、標準の日本語入力では「ブログ」とはなってくれない。
PCの入力なら「ぶろぐ」と入れてF7キーを押す感覚だ。これができないのが標準の入力の使いにくいところ。Atokなら文字種にあわせて後変換をしてくれる。
それから、Atokなら、スペースキーで変換してくれる・・標準の入力は変換キーを押さないと変換しない。

ということで、長々とAtokについて、わき道にそれて語ってしまったが、なんとまぁ、AtokがWindowsMobile5.0に対応していない。
対応していませんとちゃんとジャストのホームページには書いてあるのだが、まぁ、インストールしてしまった。
そしたらば、エラーが出てまともに動作しない。アンインストールをしたらば今度は日本語の入力が一切できなくなってしまった(まるで蓮見氏のコメントのよう(笑))。
それで、やむなく・・完全初期化!!!のハメに。

あとでネットで探すと、レジストリをいじることでAtokは動くとのこと・・でも、僕と同じようにAtokのおかげで完全初期化に陥ったひともいたりして、ちょっとうれしかった。


W-ZERO3:USBでは充電できない

2005-12-26 21:13:55 | W-ZERO3
W-ZERO3の充電は、ACアダプターで行う。アダプターの端子は丸型の普通のPCのようなそれだ。ケータイだったら充電はクレドールにおいてとかだと思うので、このへんはケータイっぽくない。
でも、本体ACアダプター端子にカバーがあるのがいただけない。びろんとカバーをめくらないとACアダプタを差せない(写真参照)。USB端子と一緒にカバーがしてあり、イヤホン端子にも、miniSDコネクタにもカバーだ。このへんがケータイっぽいとこだ。でも、端子を使うのにいちいちカバーをびろんとするのは面倒だし、ACアダプターなんて、毎日のことだから、そのうち壊れちゃうと思う。
このあたりも、ケータイとPDAの相克。ハード仕様決めにあたったPDA側エンジニアがクレードルはなくてもいいでしょとか云って、携帯電話エンジニアが端子にはカバーでしょとか云った結果がこれだと思う。
カバーはがまんするとして、USBでPCにつないで充電できると良いのにな。どうせスケジュールの同期で、これも毎日PCと繋ぐんだし。
SHARPさんなら、MURAMASA風にストレージモードとかもあったりするとデータ転送が便利だったのにとか。
でも、ちなみに、USB充電については、市販のリナザウ用のUSB-ACケーブルが利用できるみたいだ。



W-ZERO3:リセットボタンはどこ?

2005-12-24 13:42:55 | W-ZERO3
発売日12月14日に購入。会社から帰ってちょっといじってとりあえず無線LANの設定などをしているうちに、PHSの感度表示(アンテナ3本とか)がおかしくなってどうにも戻らない。
普段のPDA使いではソフトでちょっとおかしくなるとリセットボタン押下なんだけど・・と、リセットボタンを探すが見つからん。マニュアルをめくるに・・なんとまあ、電池のふたをあけたところとな。
この場所はないでしょ。リセットボタンなんてPocketPCじゃ日常茶飯事じゃないの?こんなとこにあったらそのうち電池フタのつめこわすよ。
どうしてこんなハード仕様?それはW-ZERO3が携帯電話だからか。そういえばリセットボタンがついてるケータイって聞いたことないかも。たぶんシャープさんのハード仕様決定の会議でPDAサイドのエンジニアがリセットボタンを付けないとと云ったら、携帯電話サイドのエンジニアがケータイにリセットボタンなんてあっちゃなんねぇ、とか反対されて、その妥協の産物が、あの場所のリセットキーか。
そんな、他にも随所に見られるPDAとケータイの相克。それが良くも悪くもW-ZERO3の特徴と云えましょう。
ところで、そのリセットボタン・・WindowsCE FANの記事で、さっそくW-ZERO3専用フリーソフトとして、ソフトでリセットする・・なんて出てたのは苦笑。思うことはみな同じ。さっそくダウンロード。