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Life is a journey - 3人乗りの船で人生を航海中

「程良い距離感」の保ち方 (1)

人との距離感について、考えてみた。


人と距離を置くタイプ、 距離をつめるタイプ、 人によってまちまち。


社内を見回してみる。
まずは男性社員。
どちらかと言うと「人と距離を置くタイプ」が多い。


仕事終わりに一緒に飲みに行く、とか
家族ぐるみで付き合いがある、とか
そういうのは、殆ど見られない。


うちの社がたまたまそうなのか
個々の性質なのか、男性の特質なのか その辺りは、よくわからない。


女性は、またちょっと違って
女性社員同士で、ランチしたり 飲みに行ったり
自分達の家族の話や、恋人の話も結構する。


その輪の中に入らない、私生活を明かさない女性社員も、もちろんいる。


大切なのは、人それぞれだから、「その人が心地よいと感じる距離感」を尊重すべきだと思う。


仕事では、この「程良い距離感」がすごく大事だと思う。


逆にこの「距離感」を見誤ると、仕事では、後々、すごく大変になるのだ!





以前の会社に「人との距離感をつめるタイプ」の女性がいた。
意識的に距離をつめる、という訳ではない
とにかく社交的なのだ。
生まれながらにして、心の垣根がないタイプ!


用心深い私とは正反対。
私は、基本的に人と仲良くなるのに時間がかかるタイプである。
一見、ソフトで話やすいと言われるが、内心では、安易に人を信用することはない。まずは、石垣を叩きまくる(笑)


入社して半年くらいたった頃、社内の飲み会で彼女と一緒になり、盛り上がってしまった。
その週にすぐに彼女にランチに誘われた。


部署も違うし、忙しくてランチに一緒に行けない事も多かったが、彼女は気にせず、定期的に私を誘ってきた。


立場上、情報の漏洩には留意が必要で、これは言って良い情報か、言ってはいけない情報か、そのあたりを瞬時に判断しなければならず、気を遣っていたが
段々とその警戒心は薄れ、ランチに出掛けるようになる。


ランチでは、社内の話、他の人の話、自分の趣味の話、勉強の話など、
感覚が似ていて、楽しかった。
そして、上昇志向が強い彼女の考え方は、私にとって新鮮で、学ぶことも多かった。


そのうち、彼女が他の人も誘ってみようということで、ランチ以外にも
休日に、気の合う社内の仲間でアフタヌーンティーをするようになった。
お互いの子供を連れて、ピクニックに行ったり遊びにも出掛けた。


この辺りから、仕事を超えた人間関係となっていく。


社内の他の社員は、それを見て「すっごい仲良しなんだね。。
仕事に支障が出ちゃわない?大丈夫?」と言ったけれど、
当時の私は気づかなかったのだ。


彼女は勉強熱心で、会社の外にも積極的に出向き、知識習得に努めていたのだが、社内では上司とそりが合わず、いつも怒られて悩んでいた。


私は、彼女が不当に低い評価を受けているのではないかと、当時の彼女の上司に色々説得を試みた。彼女には、こんなに良いところがある、その良いところを生かしてほしいと。


でも、どんなに言葉を尽くしたところで、彼女の上司は自分の考えを曲げなかった。


今考えると、相当無謀な事をしたなぁ。。と思う。


彼女が傷ついていくのが、いたたまれず、彼女が苦手な分野を私が手伝いカバーした。


完全に、私的な感情、丸出しでしたわ。


「程良い距離感」なんて、吹っ飛んでいたなぁ。


そして、


彼女も、次第にそんな私に甘えるようになっていった。


「これから、あの○○さんのところに、プロモーションに行くんだ。
会ってくれる、ってだけで、すごいことなの!
ねぇねぇ、お土産持って行ってもいいよね?経費で落ちるよね?」


そう言われた時、軽い違和感を覚えた。


売上top10 に入る太い顧客ならまだしも、まだ、顧客にもなっていないところに、giftを持って行くの?会社の金で?


でも、新規顧客獲得は会社にとって大切だし
彼女は毎日遅くまで残業し、結果を出すのに必死だったのを知っていたので


「うん、大丈夫だよ、頑張ってね!!」と言った。


それから、彼女は、似たようなスタイルでプロモーションに行くことが多くなっていった。


私の中で、小さかった違和感は、少しずつ膨らんでいった。


この前の、B社との会食、1人1万円超えていたよな。。
あそこの利益率、10%もないのに。。
収支が全くとれていないんだよね。。


私の方が立場が上なのに関わらず、
なかなか、口に出して言えなかった。


売上がガンガン上がっている時なら、目もつぶる。
いずれは、高い利益率を出すような顧客になるのであれば、尚更。
契約を取れるまでは、ある程度の出費は必要だということも、百も承知。


でも、彼女が獲得した顧客の利益率はどれも低く、彼女の上司もそこに悩み、彼女に指導していたのだ。


その年は、売上もそれほど上がらずEBITも驚くほど低かったので
立場的に、かなりドラスティックなコスト削減を進めなければならなかったこともあり、当時の私はストレスを抱えていたのだった。



続く


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