「長良川市民学習会」メモ

徳山ダムの水を長良川・木曽川に流すという「大事件」について学習する「私的」ブログ

市民学習会 毎日新聞報道

2008-01-20 18:38:15 | 関連ニュース
毎日新聞 報道

テキスト版

徳山ダム建設:「長良川に徳山ダムの水はいらない」 市民団体が学習会 /岐阜

 ◇関心高く、150人以上参加

 徳山ダムの建設や長良川河口堰(せき)に反対する住民らでつくる市民団体「『長良川に徳山ダムの水は要らない』市民学習会実行委員会」は16日夜、岐阜市橋本町のハートフルスクエアーGで学習会を開いた。徳山ダムの水を長良川などへ放流する「木曽川水系連絡導水路計画」に反対する市民や計画について勉強する学生ら150人以上が参加。用意した席が足りなくなるほどで、関心の高さをうかがわせた。

 名古屋女子大の村上哲生教授(陸水学)が「ダムは川の環境を大きく変えるが、現状では不確実な情報しかない。その中で私たちは事業者に対し少しでも完ぺきな調査に近づくように意見を述べ、情報の完全な公開を求めていくことが大切」などと講演した。

 その後、同実行委が14日、独自に実施した徳山ダムの水が導水路によって長良川に流された場合の環境影響調査の結果を報告した。導水路計画でダム水の放流が計画されている地点は、トロと呼ばれる流れが緩やかな場所で、流速が毎秒約20センチ~30センチと遅く、プランクトンの死がいなどがたまりやすいことが分かったという。流速が遅いと、水温が違うダムの水と長良川の水が混ざりにくく、生息している生物に影響を与える危険性もあるとしている。

 同実行委は18日、岐阜市に学習会の最後に採択した「導水構想中止に全力を尽くす」とのアピール文を提出し、計画についての情報公開などを申し入れる。【鈴木敬子】

毎日新聞 2008年1月18日

■導水路計画に警告「長良川の環境への影響懸念」

2008-01-14 18:09:32 | 関連ニュース
ぎふチャン20080114


■導水路計画に警告「長良川の環境への影響懸念」
01月14日:17時25分52秒更新
徳山ダムで貯めた水を長良川に放水する導水路計画に反対する市民グループが14日、放水を想定した環境調査を行い、長良川の生態に大きな影響を与えかねないと警告しました。
調査を行ったのは、国が進める「木曽川水系連絡導水路計画」に反対する「長良川に徳山ダムの水は要らない」市民学習会実行委員会のメンバーら40人です。
導水路計画は、揖斐郡揖斐川町の徳山ダムの水を揖斐川から木曽川へ放流する途中に長良川を経由させるもので、毎秒0・7トンの水が長良川に常時放流される予定となっています。
水温が低い徳山ダムの水が水質やアユなどの生物の成育へ与える影響を懸念し、岐阜大学の粕谷志郎教授をはじめ、長良川河口堰や徳山ダムの環境調査を行っている市民団体のメンバーらが、実行委員会を立ち上げました。
実行委員会として最初の調査となった今回は、1秒間に放水される予定の0・7トンの水を、白いビニール袋およそ50袋に詰めて放流が計画されている長良川の千鳥橋付近から流し、長良橋付近までおよそ4キロの間の袋の流れるスピードや流れ方の調査を行いました。
調査を終え、粕谷教授は「放水された冷たい水は、長良川の水と混じりあうことなく流れることにより、アユのえさとなる藻の生育にダメージを与えかねない」と指摘しました。
また、長良川の環境について調査しているフォトエコロジストの新村安雄さんは「計画の情報が市民や漁業関係者にあまり知られておらず、国や県は説明責任を果たしていない」と計画の問題点について言及しました。
メンバーらは、調査結果を踏まえ、16日岐阜市内で開かれる討論会で岐阜市の関係者に環境調査の実施を提案するということです。
また、今後、夏の渇水時における影響や揖斐川上流部の生態調査などを継続して行います。

急告 市民環境調査 1月14日開催します。

2008-01-14 12:27:10 | 告知欄
(2008年1月9日)
市民による環境調査のお知らせ
          「長良川に徳山ダムの水は要らない」市民学習会
○ 目的
長良川では「木曽川水系連絡導水路計画」にともない、毎秒0.7トンの水が徳山ダム(揖斐川水系)より常時放流される計画が進められております。
 資料 HP  http://www.cbr.mlit.go.jp/kisojyo/watering_way/pdf/outline.pdf
このたび、「長良川に徳山ダムの水は要らない」市民学習会では以下の内容について市民による「環境調査」を行います。
○ 日時 2008年1月14日 午後1時 集合
○ 場所  集合場所 長良川千鳥橋右岸
○ 調査内容
・ 流況調査
 放流される計画の0.7トン(700リットル)の水を45Lの白色プラスチック袋につめて放流計画地付近から流し、そのプラスチック袋の流れる速度を観察地点(鵜飼い大橋、長良橋、金華橋、忠節橋等)での通過時間から計測します。
・景観調査
 上記観察地点および、周辺の堤防からデジタルカメラ、ビデオカメラ等で流下するプラスチック袋を記録し、もし、ダム水の濁りが大きい場合に長良川に与える景観上のインパクトを測定します。
○ 調査計画
1.集合 1300    千鳥橋
2.マーカー準備 :白色プラスチック袋準備
      ①700リットルに相当する水を45Lの袋に15Lづつ詰める。
      ②マーカー47袋をロープで連結する。
       マーカーが散逸しないための配慮。
       またマーカーが途中で引っかからないように、ゴムボートに調査員が乗り込み監視する。
  3.放流 予定時間 1400 注) 調査放流は御料場下流付近から行います。
      ①市民調査員は放流を確認後、堤防上を追跡して目視観測、撮影を行う。
      ②観察地点において、通過時刻の記録および、景観調査の写真撮影を行う。
  4.回収 マーカーは忠節橋下流地点左岸で回収する。
       国土交通省 木曽川上流工事事務所前付近。
以上
  お問い合わせ
      本調査に関しては ニイムラ 090-2686-0869まで
     「市民学習会」については 武藤 090-1284-1298 までお願いします。

市民学習会開催 2008年1月16日

2008-01-13 20:45:30 | 告知欄
市民学習会
長良川をこよなく愛する市民のみなさん。
徳山ダムに貯められる水が直径約4メートルの地下トンネルで、長良川に運ばれ岐阜市の北部あたりで放流する計画(木曽川水系連絡導水路計画)が進み、2015年(平成27年)には完成させるという話をご存知ですか。
ダムで淀んだ水。長良川に流すことを、市民がいつ要望したのでしょう?

チラシ 表拡大

チラシ 裏 拡大
● 日時 2008年1月16日(水)午後6:30~8:30
● 会場 ハートフルスクエアG 大研修室JR岐阜駅に連なるビル内2階東詰め

基調講演 

「ダムが河川に及ぼす影響」
揖斐川の源流、徳山ダムがせき止める湖(浜名湖の約2倍の容量)から流れてくる水は、清流長良川を変えてしまうのではないか?多くのダム湖を調査してきた研究者の話から学びます。

講 師  村上 哲生 名古屋女子大学教授



* 学習会では、「木曽川水系連絡導水路建設計画」の説明と問題点を実行委員会から報告させていただきます。その際、国土交通省などの関係資料を配付させていただきますので、資料代として500円を会場でいただきます。

 主催:「長良川に徳山ダムの水は要らない」市民学習会実行委員会  
代表  粕谷志郎 岐阜大学地域科学部教授
(連絡先)武藤 仁 500-8211岐阜市日野東7-11-1 携帯090-1284-1298