リカンベントな日々

極楽へと続く棘の道

『亀と観覧車』初日

2018年06月23日 | BANchan大好き

樋口有介 著 小宮孝泰(コント赤信号の人)プロヂュース『亀と観覧車』を観て来た。

 

原作を読んだ際、「これは雰囲気が私の知っているあの人に似ている」と思ったヒロイン涼子。

舞台化されると聞き、チケット予約。

昨日初日だった。

 

場所は下北沢 本多劇場の小劇場 楽園。

樋口有介氏の作品に『楽園』って在った様な気がするが、今回は触れない。

乗り換えではよく使っていたが降りた事は1度しかない、それも劇場とは反対側の北口。

確か劇場はホームから見えたよなぁと行ってみたら、外が見えない。

そうか、小田急は地下化されたのか。

駅周辺も工事中で、事前に調べた地図アプリの情報が役に立たない。

とりあえず目についたマックで腹ごしらえ。

マックからの位置関係は掴めているので、おもむろに向かう。

 

が、それらしい雰囲気にならない。

電信柱の地番を見ると近い所に居る。

そう言えば線路越えて無いな。

ふと気づき線路を超える(本当は高架なので下を抜けた)。

当たり前だが、地番が飛んだ。

飛びすぎる。

仕方がないのでビルの駐車場の整理をしているオジサンに訪ねる事にした。

 

「えーと、ここには、ここには...」

スマホに地図が表示されない。

何故?

良く見たら回線に繋がっていない。

そんな馬鹿な。

 

そう言えば電車に乗っている際に見た事の無い画面が表示されていた。

知らない内に機内モードに設定されていたのだった。

気を取り直し、設定も戻しオジサンに聞く。

一本隣の道を歩いていたのだった。

 

こうして開城前には現地に着く予定が、開園15分前にやっとたどり着いたのだった。

 

小さな劇場は自由席。

例によって「関係者席」が用意されているが、関係者といったら原作の樋口有介氏しか思い浮かばない。

しばらく待っていたら、氏がやって来た。

周りに居る人達は出版社の人達か?

ん? 女優らしき人達も居るぞ。

サインとかもらえるかなぁ。

 

などと考えている内に、前説で小宮氏が出て来る。

ちょっと緊張してる?

思ったよりも悪い活舌で話し始める。

 

ひとしきり話すと、背後にヒロイン登場。

その恰好は、物語の最後の方のシーンじゃないか。

と、時系列が入れ替わったり、話がカットされたり挿入されたりして舞台は進む。

始めはイメージが違うなと思ったヒロインも、演者本人曰く「時々記憶が飛んでいる」状態が、入っている状態だったのが、案外「これも良いね」と思えるものだった。

 

 

終演後、珍しく設置されていた灰皿の前で一服していたら、樋口氏が出て来た。

歩道のガードレールに掛けて関係者と話し始める。

それは2mくらい先だったので、漏れ聞こえてきたりする。

曰く「某役者さんが映画化したいと言って来た」とか。

それも観てみたいな。

その後、打ち上げ会場の設定が出来たらしく氏は夜の街に消えていたのでした。

 

通し券を買っているので、次回も楽しみ。


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