すると・・・「空き容量がありません」の表示が・・・

お聞きすると、Wordのファイルを2つ保存してあるとのことでした。
USBメモリー本体には1GBの容量表示がされているので、十分容量はあるはずです。
マイコンピュータで調べてみると・・・USBディスクに2つのパーティションが作られており、それぞれの容量が3MBに設定されています。

これでは、2つの3MBのディスクとして使用できるだけです。
購入したときの説明書が残っていたので、読んでみると・・・このUSBディスクには、予めFormat.exeというユーティリティーが保存されており、セキュリティ機能やパーティションを設定する場合は、パソコンのデスクトップやフォルダーにコピーして使用するように書かれていました。また、USBメモリー内のFormat.exeを実施してしまうとフォーマットされてしまい、Format.exeが消去されますとの注意書きが・・・
嫌な予感がしましたが、お客様にお聞きしました。
どらとも「このUSBメモリー、フォーマットしましたか?」
お客様「はい、しました。USBメモリをパソコンにさしたら、フォルダーが開きFormat.exeというファイルがあったので、フォーマットが必要だと思い実行しました」
どらとも「その時、この説明書を読まれましたか?」
お客様「いいえ。いろいろ確認画面がでてきましたが意味がわからなかったので、適当にOKしました」
どらとも「・・・

おそらく、Format.exeを実行したために、2つパーティションが作成され、その容量が3MB(このUSBメモリーの設定可能な最小値)に設定されてしまったと思われます。
とりあえず、すでに保存されている2つのWordファイルを一旦パソコンに保存しました。
USBメモリー内のFormat.exeを実行してしまったために、もうUSBメモリー内には存在しません。・・・のでメーカーのサイトから改めてダウンロードしました。
そして再度Format.exeを実行して、パーティションを1つに戻し設定を行いフォーマットを行いました。これで1つのパーティションで1GBのUSBメモリーに戻りました。

どうも昔のフロッピーディスクのように最初にフォーマットをしないと使えないと思われたそうです。
USBメモリーは、すでにフォーマットされて売られていますので、通常は何もしないでもパソコンにさすだけで自動認識し使用できます(Win98/95除く)。
ただし、USBメモリーを2つのパーティションに分けたり、セキュリティ機能を持たせる場合は、Format.exeを実行する必要があります。
とっても重要なことなのですが、説明書を読んでも、後ろのほうに記載されており気がつかないユーザーもいるかもしれません。もう少し親切な説明書だったらなぁ。
本当は、このようなユーティリティーはCDなどで提供されれば一番よいのですが、コストを下げるためにUSBメモリー内にユーティリティーを保存してしまうのでしょうね。
