どらともでは、パソコンの販売自体は行っていません。頼まれれば、代行して新品・中古のパソコンを購入する事は行っています。
どうしたのかお尋ねすると・・・今使っているノートパソコンが動作が遅すぎて使いものにならない。壊れているみたいなので、別のパソコンを探している、とのことでした。
全く起動しないのですか?と尋ねると・・・暫く放っておくと忘れたころに起動してきますとのことでした。
とりあえずパソコンを事務所へ持ってきてもらいました。
PC-SN15CNSA5 ノートパソコンです。スペック的には、Celeron 3205U 1.50GHz、メモリー4GB、500GB HDD、Windows10(64bit)です。
電源を入れてみると・・・メーカーロゴのあと、画面が真っ黒の状態が続きます。
数分待っていると、輪っかが表示されました。さらに待ってやっとログイン画面が表示され、ログインパスワードを入れて、また暫く待ってやっとデスクトップ画面が表示されてきました。う~ん、ここまで10分くらいかかったでしょうか。
タスクマネージャーで確認すると・・・ディスクの使用率が100%で貼りついています。CPUも間に合っていないのか、すぐに100%近くになってしまいます。
メモリーも80%を越えています。
CPUの使用率は、暫くすると落ち着いてきたのですが、ディスクの使用率は、相変わらず100%のままです。
ディスクの状態を調べてみましたが「正常」でした。動作を遅くするような変なアプリも入っていませんでした。
お客様には、HDD(ハードディスク)からSSD(半導体ディスク)への換装と、メモリー増設をご提案しました。
SSDは500GB、メモリーは4GB増設してトータル8GBにすることになりました。
この機種は、底面カバーの一部ネジを外すだけで、ディスク、メモリーにアクセスできます。
メモリースロットは2つあり、一つに4GBのメモリーがささっており、もう一つのスロットは空いていますので、こちらに同仕様のPC3L-12800 4GBのメモリーを取り付けて、4GB×2枚=8GBにしました。
HDD→SSDへのクローン作成を行い、換装しました。
(SSDは、カバーがついて固定されているので見分けできません)
上記作業完了後、パソコンを起動してみると・・・メーカーロゴ表示後からWindowsの起動まで、速くなりました。
CPUがCeleronなので、起動時は使用率が高くなりますが、ディスクはすぐに落ち着くようになりました。メモリーの使用率も余裕があります。
アプリの起動も速くなりました。
お客様に引き渡す際に確認していただきましたが・・・以前はWordの漢字変換もなかなか反応しなくてストレスを感じていたそうですが、作業後はすぐに反応するようになり、よろこんでいらっしゃいました。
パソコンが遅くなった場合・・・明らかな故障であれば、その個所を修理することになります。しかし故障でなくて、スペック的に厳しくなってきた場合は、ディスクのSSD換装やメモリー増設などで十分使えるようになるのか、そうでなければ別のパソコンに替えた方がよいのか、なかなか判断は難しいのですが・・・そのようなご相談も、どらともでは承ります。
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