電源は入るが、ヘンな文字(おそらく英語)が表示されて起動しない、とのことでした。
お伺いしました。
パソコンはノートのFMV-BIBLO NF53Wです。以前といっても13年前に伺った時も、このパソコンでした。
WindowsはVistaだったと思いました。

とりあえず電源を入れてみました。すると・・・スタートアップの修復画面が表示されました。
この画面は日本語表示だったのですが、内容がよくわからなくて触れなかったそうです。
「スタートアップ修復」を実行しました。10分くらいして、再起動を促す画面が表示され再起動を行うと・・・無事にWindows(Vista)が起動してきました。
一般動作や、保存データ、普段使うアプリを確認してもらい、問題ないことを確認していただきました。
ただHDDも10年以上の使用になることから、まだこのパソコンを使い続けるのであれば、HDDを新しいものに交換することをお勧めしました。
OSについては、Vistaなのですが・・・ネットにはつないでいない事、主に文書印刷のみに使っている事、このパソコンに慣れていることなどから、このパソコン(Vistaのまま)であと数年は使い続けたいとのことでした。
相談の結果、OSはVistaのままで、HDDを交換することになりました。
・・・しかし、ここで問題が・・・使っているHDDは120GBのIDE接続のものでした。

IDE接続のHDDは、Vistaの初期の機種までは使われていました。 それ以降のパソコンではHDDはSATA接続が一般的になり、最近では部品としてIDE接続のHDDは入手が難しくなっています。
120GBのIDE接続のHDDは、やはりなかなか見つからず、あっても値段が数万円と目が飛び出るほど高くなっています。希少価値がついているのでしょうか???
いろいろ探すと80GBのIDE接続の2.5インチHDDであれば、普通の値段で入手できることがわかりました。容量が減った分は、Cドライブの総容量を削る形になりますが、実際の使用容量は30GB以下でしたので、80GBのHDDに交換することで了解いただきました。

底面のHDDを収納しているカバーを外せば、簡単にHDDにアクセスできます。最近のノートパソコンは、底面カバー自体を外さないとアクセスできない機種が多く、ディスクの取り出しも面倒なのですが・・・昔のノートパソコンは、簡単にHDD(ディスク)にアクセスできて、修理業者としてはよかったです。

120GB→80GBのIDE HDDへの換装ですが、容量の小さいディスクへ換装なので、ひと手間かかりましたが、無事に交換完了しました。
交換後、一般動作やデータの確認を行い、ご返却させていただきました。