洗濯物を干しながら・・・

家事しながらいろんなこと考えてます。くだらないことが多いけど。

竪坑櫓

2008-02-18 | お出掛け
いつも食べ物だの、花だのの写真ばかりだけど
たまには国の登録有形文化財の写真もいいよね。

前回のコストコからそれほどの期間をあけず
またコストコへ行ってきたんですよ。
そしたらね、偶然見つけちゃったのよ、ここ。

ちゃんとした名前は
『旧志免鉱業所竪坑櫓(きゅうしめこうぎょうしょたてこうやぐら)』

ごめん、失礼かもしれないとは思ったけど
振り仮名付けときました。
志免ってあんまり読めないような気がして・・・
ってか、私が読めなかったので。
福岡にある町の名前です、『志免町』って。
初めて見た時、ダンナに「しめん?」って聞いちゃいましたから。


これは炭鉱にあった施設。
働く人や掘った石炭を昇降させる機械を設置する為に作られた建物ですって。
この建物の下には430mも下へ向かって穴が開いてるわけですよ。
建物の形はワインディングタワーっていうの。
よくわかんないけど、エレベーターのようなしくみの建物らしいよ。

終戦前に建てられた竪坑は三井・三池(大牟田市)とこれだけ。
世界中をみても、この形の建物が壊れずに残ってるのは
ベルギーのトランブルール・中国の撫順とここだけだって。すげー。

      

昔、石炭を沢山掘っていたころは
九州に100棟くらいあったらしいのよ、これ。
でもさ、今じゃ残ってるのがほとんど無いからさぁ。
とっても活気あった場所なんだろうけど
1棟だけ残ってるってところが、
衰退したものをより哀しく寂しく感じさせるのよね。

この竪坑は周りに公園や町の施設なんかがあって
綺麗に整えられているから、廃墟って雰囲気じゃないんだけど
あの建物からは廃墟感っていうか、廃墟オーラっていうかが
発せられてるんだよなぁ。
きっと形や色のせいだとは思うんだけど・・・

廃墟の写真とか見てると、なんともいえない感情が湧いて出る
それに近いもの、すっごく近いものを感じるよ、生で見るとね。

   
    説明書きにあった活気あった頃の写真



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