便秘で大騒ぎ

その昔・・・　といっても、私が小学２年生の時。
　（えっ？　それはそーとー昔　ですって？＝うふふ＝）

腕を骨折して、１ヶ月半ほど入院した時の話です。

手術後、ギプスはずしと抜糸が済むまでベッドから離れることが
許されなかった時期がありました。

トイレにも行けないので、当然付き添いの母が世話をしてくれる事になります。
全く動かないし横になったままの為に、便意はあってもモノが出ないんですよ。
しかたなく看護婦さん（その当時はね）に浣腸を頼むわけですが、
毎回なので、母はそのうち浣腸なしでは出なくなると思ったらしく
私に「浣腸なしで出るようにしなくちゃね。」と言いました。

ある日、
母が用事を済ませている間、父方の伯母がいてくれたのですが
便意をもよおしました。
で、伯母が世話をしてくれていたのですが　いつものように出ないわけですねぇ。
そこで、伯母も浣腸を頼んでくれたましたが、
あの時の母の言葉を思い出し、私がお母さんが言ったからと浣腸を拒否。

その為に、看護婦さんはお尻やお腹をマッサージしてくれたのです。
でも、出ない・・・
お腹が張って痛くなり私は大泣き、なのに頑として浣腸拒否だし
ベッドの周りはちょっとした騒ぎでした。

そこへ母が戻り、話を聞いて浣腸一発。
騒ぎは収まったのであります。　　めでたしめでたし・・・

と言いたいところですが、
大人になって思うのは、この時の母の気持ち。
母にとっては何気ない一言だったはず。
しかし、その一言の為に騒ぎになって
きっと、伯母や看護婦さんに何か言われたことでしょう。
　（少なくとも伯母はキツイ人ですから。）

それを考えると、さぞかし辛かっただろうなと。

そして、今　自分の子供達にヘタなことは言えないなと。
子供って何を覚えているのか分からないですもんね。