馬屋記ーヤギとクリの詩育日誌

生きてて良かった~と思える日

春と夏のあいだ
6月16日土曜日
伊予富士に登った。
雨と風のあとで
曇りぎみの天気だった。
谷と谷にはさまれた急な尾根を登った。
カエデ、カマツカ、オオカメノキ
新芽が伸びて
薄暗かった。
スギゴケ、ハイゴケ、ギンゴケ
木漏れ日に輝いていた。
脚がそろそろ疲れたころ
稜線が見えた。
そこは快晴だった。


桑瀬峠にて、背景は寒風山。
Yさんのカメラで撮影。
(Yさん、写真CDありがとう)


石鎚山、瓶ヶ森、その南西に連なる四国山脈。
西黒森・ジネンゴノ頭・伊予富士・寒風山・笹ヶ峰と連なる稜線の
笹のなかを歩く。
北に瀬戸内海
南に太平洋が見えるそうだが、


雲海がひろがっていた。
瀬戸内海ぜんたいが
白い雲のしたに沈んでいた。


伊予富士頂上にて昼食。
にぎりめしがうまい。
空気もうまい。
風がここちいい。
生きてて良かった~。


360度の展望を楽しみながら一服していると
若い女性2人組がふうふう言いながら登ってきた。
最後の岩登りはかなりきつい。
めっちゃいいじゃん!
おねえさんら~どっから来たん?
高知から、四万十町で~す。
ワシらーおきゃーまからじゃ。
と話しているといきなり‥‥

「カトーせんせい!?」
「うん?」
「わたし覚えてません?大学は高梁でした」
振り返った。
「おう、おう、そういやぁ~」
なんとワシが教えた学生に
この絶景の頂上で
8年ぶりに再開したのだ。
しかもかの女はワシのことをおべーとった。
「岡山弁と声でわかりました。」
ありゃりゃ~。
運命的なもんを感じるが。

生きてて良かった~と思える日は
そうあるわけじゃないけれどぜったいにないわけじゃない。
あと何日?
そう思えるか!
生きてみないとわからない。

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