馬屋記ーヤギとクリの詩育日誌

詩育日誌06.24うずくまる

周到を口語のまま
記述する

夜からはじめて
はなしを彫る
爾来[じらい]のかたち
になるまで

静かな空気を
こわしたくない

故、絶対に。
だれにも会いたいと思わない
逝ったもの
いがい

ということは
どろついた生活しかない

失念のまま
眠りのなかのはなしからはじめて
おどけを磨く
あるいは遺構を覗く

それらを崩しておこす初稿の
遅延/外縁は
かねてからつややかな磁器の
頭部をつれてくる

けえなら、ええんか?
いぶかりの声で

口述的に
丹念を切りとって
出あうべき悲哀に、後生だから。
がうずくまる

脚注に
蛇を抱きしめて


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