馬屋記ーヤギとクリの詩育日誌

いま世界はうなだれている(45)パ音のはじけ方

混合油を
作り直した
古いエンジンのために

(ほどけていたうれしいも縫いつけた、ひとりではない、に

雨が落ちてくる
ことばの両端から
どうせ、いつか荒れる。

(その眼の中で桃が割れるまるで魂のように

間延びしていた
やる気の端を引っぱる
勢いよく
エンジンがかかる

(音節に切る空の高いところへパ音がはじけ

からだは
もっと素直になれる
さらに
弾んで脱都市化

(つづく)


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「文学」カテゴリーもっと見る