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『ごんぎつね』の読めない小学生たち

2023-11-01 15:49:37 | 日記
葬儀の準備をするのに、「大きな鍋の中で、ぐつぐつ煮えていました」

のくだりで、先生が何を煮ているのかを問うと、

小学生のグループが出した答えが、

「死んだお母さんを鍋に入れて消毒している。」

「死体を煮て溶かしている。」と答えたそうです。

これは数人のグループで出した答えだそうです。

そして、中学生三人の会話が、「エグイ」「ヤバイ」「死ね」

の3語で、ほとんどが終わっている。

近年、PISA(国際学習到達度調査)で日本は読解力が、

OECD諸国の中で15位だった。

不登校の子供に何故学校に行きたくないのと聞いても、

「わからない」がほとんどになっている。

自分が抱えている問題を把握し、どうしたらいいのか、どうしたいのか、

という思考ができなくなっている。

この問題は、最近、大人でも、いっぱいあると思います。

それが例え高学歴であっても同じです。

やはり、詰め込み教育の弊害でしょうね。

ただただ、教科書の丸暗記をして、いろんな人との議論や会話をしない。

一番面倒で難しい、自分の思う通りにならない他人と,

関わり合う事を避けてきて、楽な事ばかり選択し、親はさせてきた。

そして、学校のテストの点数さえ良ければ親は喜び、いい大学に入れて、

大きな会社に勤めて出世する事が、全てに優先するという、

日本の大人社会が作り上げて来た理想郷が完結した結果です。

自分の頭で考えて、個性を出す事をとことん排除して来た、

このような副作用も仕方がないので切り捨てるはずだったのが、

副作用が強すぎて困り出した。

どこかの地方議会の議員さんなんかの答弁も、一つの例だと思います。

私も色んな人間と接してきましたが、

一体、何をしたいのか、して欲しいのか、全く分からない人が多い。

こっちが、しっかり順序だてて細かく聞こうとすると、

嫌になってくるのか、その内イライラして逆ギレしだします。

そんな人が、社会的な地位の高い人やら、そうじゃない人まで、

満遍なく存在しています。

日本は、本来、本当の勉強の意味を無視してきた来たのではないですか ?

何故ゆえに勉強をするのか、しなくてはならないという理念を後回しにし、

明治時代の富国強兵から、ずっと変わらない、

お国の為であり、強い兵隊になる為に、

とことん、滅私奉公を強いて、個性を消す事を徹底してきて、

しっかり、その成果が出た現象が、こういう形になった。

映画の、ザ・クリエイターのAIよりも、

人間味の無い人間を作り上げてきた結果、今の日本は映画の通りの、

社会主義をも超越した理想郷になりました。

人の気持ちを慮るなんて、糞喰らえです。

しかし、個性の塊の京都人のイケズ文化だけは、

残り続けて、永遠の不滅となるでしょう。

欧米人が大好きな京都のイケズを題材にした映画を、

是非とも作って欲しいものです。

まあ、エグイくて、ヤバくて、死んでも、絶対に無理でしょうね。


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