
「パラサイト 半地下の家族」のポン・ジュノ監督がロバート・パティンソンを主演に迎え、エドワード・アシュトンの小説「ミッキー7」を原作にブラックユーモアたっぷりに描いたSFスリラー。
観る前は、そんなに期待していなかったけども、
思っていたより面白かったです。
コピー人間を何度でも作り、記憶だけをハードディスクにコピーして、
入力し直すを繰り返し、17回までいった時に、死んでると思っていたら、
生き残っていて、二人になってしまって、ドタバタ劇になる。
よく有りそうな話しです。
しかし、俳優さん達のいい演技で退屈せず、最後まで観れました。
こういう人間のコピーは、将来はできるんでしょうが、
いくら知識をコピーしても、コピーはコピーであって、オリジナルではない。
細かいところで、違いが出てくると思います。
それを何度も繰り返しているとその内、全く違うもんになってくるでしょう。
まあこんな人間をコピーばっかりするよりも、ロボットを作った方が、
よっぽど合理的でしょう。
だから、宇宙人が地球に来ているのも、たぶんオリジナルは来なくて、
人間に近いアンドロイドか、ロボットでしょうね。
エイリアンの映画でも、アンドロイドが出てきますが、
あれだけ高度なアンドロイドを作れる技術が有るのに、
エイリアンと戦う時は、現代と同じような、マシンガンだったりします。
アメリカのSF映画の限界なのか、見ているアメリカ人のガンマン信仰が、
武器は、どれだけ未来になろうが変わらないし、変えたくないのでしょう。
最近は、遂に日本だけで実用化しだしたと言われてるレールガンや、
レーザー砲が出てきました。
これらは、莫大な電気が一発撃つごとに要ります。
そして、それを連射しようとしたら、電気を蓄える電池が必要です。
大容量の上に、充電が早く出来なくてはいけないんですが、
リチウム電池をみても分かるように、
まだそれだけの能力の電池はまだ出来ていない。
それだけにもし電池の能力が数倍になるだけで、
エネルギー革命が起こります。
その技術革新こそ、日本が一番すべき技術です。
日本はエネルギーのほとんどを輸入している。
逆に言えば、エネルギーを自前できれば、
食料もその他の資源もほぼただになる。
アメリカ、ロシア、ちうごくは、全部の物が自国で取れます。
日本は、そのどれもが無いのに、経済大国です。
はっきり言って、頭の良さだけでここまで来たと言ってもいい。
それは、厳然たる事実です。
その技術を生み出したのに、ほいほいと、他の国にあげてしまっている。
そして儲けたお金を将来の為の投資もせず、無駄な事にぽいぽい使っている。
その結果、30年以上不景気で、税金だらけ。
一体、何がしたいのでしょう。
アメリカでは、あと10年ほどで、
AIにより8億人失業すると言われています。
日本でも同じ結果に、否が応でもなるでしょう。
それでもアメリカは、資源が有るからどうにかなるし、食べるに困らない。
だからこそ、日本はAIを最大限に使い、
合理化し、生産性を上げていかなくてはいけない。
最近話題になっている新技術が、東北大学が開発した、スピン半導体です。
これは、これまでの半導体と動作原理が根本的に違っていて、
電気の使用量が100分のⅠになり、その上、耐久性も高い。
AI化によりサーバーの電気の使用量が、莫大に上がり、
電気が世界的に足りなくなると言われていて、それが問題だった。
この半導体が実用化できれば、電力をほとんど使わなくなり、
バッテリーも小さくて済み、全ての電気を使う物が小さくなる。
はっきり言って、ノーベル賞級の開発です。
これが作れるのも、日本の微細な材料技術のおかげです。
全く新しい物だけに、Windowsのように基本OSを日本が決めないと、
また、おいしい所を持って行かれる事になります。
アメリカが圧力をかけてくるでしょうから、それに政府が負けないかです。
医療においても、IPS細胞でもそうですが、
再生医療でも日本は一日の長がある。
なのに癌治療もお金がかからない光免疫療法が有るのに勧めていない。
癌の発生率もアメリカは下がっているのに日本は上がっている。
アメリカ人みたいに、ジャンクフードだらけでもないのに何故なのか。
一体、どこに医療費がかかっているのでしょう。
東大の先生も言っているように、とにかく無駄だらけなんでしょう。
是非とも日本にイーロンマスクさんに来て頂いて、
日本版DOGEをやってほしいもんです。
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