自分史・・純粋バカ一代・・ZAIYA友二 ・・デビルモンスター回顧録……旧タイトル 515の放浪

デビルモンスター逸話集・・そののちにアメリカ人たちから『デビルモンスター』と呼ばれた『オレ』の思い出話・・

《第9話》【潮来にて】《第1章》

2013年08月30日 05時00分00秒 | 515の放浪
 茨城でタクシードライバーをしていたころ、夜中に千葉までのお客さんがあった。

 無事に送り届けたが、車庫に帰るには 時間と燃料がたりない。翌日常務するドライバーが、自分の乗る車がないと代車を出さねばならないし、帰りつくまでの燃料もない。

 会社に電話すると、配送係は気さくな声で
「こっちは、気にしなくていいからゆっくり帰ってきな。燃料は、スタンドが探せなかったら、ガスボンベ屋を探してごらん」
 と言ってくれている。

ガス屋?そうか、タクシーはガスで走るから。家庭用プロパンガスを売ってるところへ行けば、大丈夫なんだ。タクシーのガスとプロパンガスは同じものだったと思い出した。

 よーし。せっかく千葉まで来たんだから、ゆっくり遠回りして帰ろう。千葉市から水戸市への内陸行路を通らず、海側を走っていこう。遠回りじゃないかと言われたら、海側を走っても距離は変わらないと思ったんですと答えよう。

(つづく)第9話全編 は[FREE PAGE]に掲載します






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