goo blog サービス終了のお知らせ 

おじさん日記 ~Okinawa Self-Diving Log~

セルフダイビングのブログ。ログや写真や器材が中心ですが、その他ダイビングに関係ないことも好き勝手書いています。

アーネストワンの建売住宅を購入しました

2018-05-13 23:15:07 | 
前回の記事でご報告しましたが、家を買いました。

建売住宅です。その中でも低コストなアーネストワンという業者の建物です。


こんな感じで、そこらじゅうにタケノコのように次々と建てられている、どこかで見たことがあるような家(上の写真は我が家のものではないけれど、アーネストワンの家はどこもこんな感じ)です。

メリットは安く済むこと。いちいち客の要望を聞きながら設計するのではなく、あらかじめ決まったものを作るので手間が少ない。また、同じものを全国でたくさん作っているので大量生産・大量発注で材料費も安くなる。

デメリットは個性がないこと。同じような家がそこらじゅうにある。そして徹底的にコストダウンしているので、フローリングや壁紙、キッチンやバスルームなど、全てが低価格のもの。

ただ、低価格といっても一昔前のものよりずっと使いやすいので、個人的には満足です。


キッチンは対面式のシステムキッチンだし、


風呂の自動給湯や追い焚きは当然のように付いていて、


浴室乾燥機も付いている。


玄関は録画機能付きのインターホンだし、


トイレのウォッシュレットは当たり前で、トイレに入ると「うぃーん」と自動的にフタが開く機能もついている。フタを開けておくと便座のヒーターの電気代がとてもかかるので理にかなったシステムではあるけれど、「どうぞ、ご主人様」って感じで(当然そんなこと言わないけれど)気分が良い。

フローリングはシートフローリング(MDF材に印刷されて表面が防水加工されている)です。いわゆる安物。小さな子どもがいる以上、壁紙やフローリングのキズや汚れはどんどん付くので、安いもので十分だと思っています。


驚いたのが、すべての窓ガラスがCPマークの付いた防犯ガラスだったこと。これはとてもありがたい。防犯はもちろん、台風の時に飛来物で窓が割れるのも防げる。雨戸は錆びるしメンテナンスも面倒だしあまり付けたくなかったので窓に飛散防止フィルムでも貼ろうと思っていたけれど、防犯ガラスであればそんなフィルムなんかよりも効果が高いのでとても助かる。どうやらこれは沖縄仕様らしいですね。台風対策です。

というわけで、徹底的にコストダウンしていて質が低いと言われる建売の住宅設備ですが、自分にとっては十分満足できるものなので問題ありませんでした。

ローコスト建売住宅はまず木造です。安く建てられるのは木造。沖縄で一般的な鉄筋コンクリート造(以下RC造)ではない。木造といっても昔のように台風で壊れるようなものではなく、耐震・防風の強度はしっかりしている(設計図通りに建てられていれば)のでそこまでこだわっていません。木造住宅では防水とシロアリ対策の2点について特に気を付けて維持管理が必要でそれに伴うランニングコストがかかりますが、これについてはまた後ほど。戦後に台風で木造住宅がまとめて吹き飛ばされてかから「沖縄=鉄筋コンクリート住宅」という文化が出来上がりましたが、今後は沖縄でも木造住宅が増えていくと思っています。

家を買うにあたって、気になるのが施行不良(いわゆる欠陥住宅)の可能性。これは建売住宅でも注文住宅でも現場の大工次第です。ただ、建売住宅、特にアーネストワンのようなローコスト建売住宅では下請けの建築業者を安くで買い叩いて、しかも短い工期で現場を急がせるので、リスクは高いでしょうね。人間のミスはもちろんだけれど、それ以上に現場のモラルが低くなる可能性が高いと思っています。「やってられねえよ」って手を抜いたり、ミスがあっても「まあいっか」で修正せずに放っておいてしまったり。現場監督がいくつかの現場を掛け持ちしており常に監督がいるわけではないので、バレずに済んでしまう可能性も高くなる。

ハウスメーカー側もそのリスクは分かっているので、現場の職人が調整する余地をとことん少なくし、木材はすべて工場でプレカットされています。とはいえ、基礎工事、断熱工事、屋根工事、防水工事、電気工事、水道工事あたりは現場の人間がしっかりやってくれなければどうしようもないわけで、しかもこの辺は見えない部分だから不良施工があっても客は当面気づかない。

結局、住宅建築は人間の作業なのですね。作業する人間の技術力とモラルによるわけで、物件によってハズレの物件がどうしても出てきてしまう。買う側はハズレを引かないように気をつけないといけない。

断熱材や壁紙等で見えなくなる前に第三者機関の調査があり、図面通りに施行されているかを確認されるので、その第三者機関とやらがポンコツでなければ最低限図面通りには建てられているでしょう(筋交などの数はたぶん大丈夫。ぱっと見で分からない「質」に関しては知らないけれど。)新築住宅瑕疵保険という保険に入っているので、基礎の段階で基礎配筋検査(基礎の鉄筋の太さや間隔)を、上棟された状態で躯体検査(柱の位置や筋かいの取付状況)を、第三者である日本住宅保証検査機構(JIO)の検査員が調べます。「図面で指定されているものが間違いなく使われている」ところは大丈夫。

すべての新築住宅は「住宅瑕疵担保履行法」という法律により、住宅の基本構造部分(柱や梁など住宅の構造耐力上主要な部分、雨水の浸入を防止する部分)に関して、完成引き渡し後から10年間になんらかの瑕疵(欠陥)が見つかれば、工務店や不動産業者に対して、無料補修などが義務づけられている。仮に建築会社が倒産してもあらかじめ建築会社から供託所に預けられている保証金から支払われる仕組みもあり、昔と違って今は買う側がかなり守られるようになっているので、大きな買い物をする側としては助かります。

ちょっとしたキズやクロスのめくれなどは何とでもなるので構わないのですが、基礎を含めた目に見えない部分の施行不良は困るので、床下や屋根裏は念入りに確かめました。実際に別の建売住宅で水漏れがあるのを発見しました。不動産仲介業者の営業にその点を指摘すると「今の木造住宅は少しくらい濡れても大丈夫です」と言い始める。水と白アリは木造の天敵なのに何を言っているんだ。仲介業者は売れてしまえばそれまでなので無責任なものです。

ネットでアーネストワンを検索すると罵詈雑言の嵐です。笑
建売業者は建てる物件の数が多いので、問題がある物件や苦情を言う人の数もそれに比例して多くなる。家に満足している人はわざわざネットに書き込みなんかせず、書き込みをするのは基本的に不満を抱えた人なので、大きなハウスメーカーほど否定的な書き込みが多くなります。なので否定的な書き込みが多いから良くない家なのかというとそうとも言えないのですが、アフターサービスがクソで売ってしまえばそれでオシマイという姿勢であることはどうやら事実のようなので、買う前には念入りにいろいろ確かめました。今回私が購入した際も、契約前や物件引渡し前ですらハウスメーカー側が事前に確認していた内容をすっぽかすくらいなので、引渡し後のアフターサービスは全くもって期待できません。この辺も長くなるのでそのうち書きます。

住宅に何を求めるか、ですね。見栄えや高級感を選ぶならアーネストワンはありえない。安っぽい、というか実際に安い。栃木にあるプレカット工場から材料を運ぶので沖縄は配送にお金がかかります。沖縄営業所のメーカー社員によると、輸送費がだいぶかかるため本州の1.5倍位コストがかかるとのこと。それでも他のメーカーの住宅より安いので、やっぱり安いのです。同じ会社の関東の物件を見ると驚くほど安い。

そこらじゅうにある、個性のない家なので、デザインや間取りにこだわる人には向かない。コストを重視しているので、高級感を重視する人にも向かない。建築基準法ギリギリの建ぺい率で土地を区切って分譲するので、庭は狭い。大きな庭でガーデニングとかやりたい人にも向かない。

個人的には家のデザインはどうでも良くて、ダイビング器材や自転車や車のメンテナンスがやりやすければそれでOK。これで屋外で水道を使って洗えるし、車の整備も堂々とできる。

低価格ですが、うちの家族にはちょうど良い家です。