
柳楽優弥は、確かに圧倒的な存在感。まあカンヌで、ああなっても不思議はないと思いました。柳楽クンだけではありません。子供たちは、どの子も、みんな素晴らしかったです。「演技」をしているのではなくて、画面の中で、実に自然にふるまっています。もちろん台本はあるのでしょうが、暗記した台詞を口にしているのではないような気が……。ドキュメンタリーの制作手法で、「場面を切り取っている」のでは、ないでしょうか。監督のこだわりがよく伝わってきます。
この子たちの置かれた状況に、気づくことない大都会の大人たち。コンビニの店員など、良い人もそれなりに登場するのですが、かといって、この子たちの状況が基本的に変わるわけではありません。それがなんとももどかしい。子供達が、「辛い」とか、「悲しい」とか嘆いたり、涙を流したりする場面は、一切ありません。逆に、見ている側は、淡々と描かれるその日常のディテールに心を痛めます。
明が学校に友達を誘いに来るシーンや、ユキが音のするサンダルを履いて歩くシーンなど、切ない場面は、たくさんあるのですが、それ以上に、何より「重い」映画でした。

元ネタをどのようにして作品にするか、というところでやっぱりこの監督は素晴らしいと思います。
映像も穏やかで美しいですし、映画というメディアで作品化したことの意義がちゃんと分かるつくりですよね。
TB返させていただきました!
まだ始めたばかりのブログでしかも初めてのトラバ嬉しかったです。
この監督さんの映画は初めてだったんですけど、いつもああいう雰囲気なんでしょうか。無駄な音がなく、とても心に響くものがありましたね。
そのうちエントリーに上げますね。
近々に見る予定です。
感想を書いたらTBさせてくださいませ。
彼らがごくありふれた日常の風景の中に存在してたという事実が、より一層切なくさせてくれます。
本当に素晴らしい映画だとは思いました。
でも、監督が、この映画で訴えたい事が今ひとつ私には伝わってこなかったような気がします。
子どものたくましさと無力さ、大人の無力さ、そういう事なのでしょうか???
今度、ビデオ借りてみたいと思ってます。
初TBさせていただきました。
これからもよろしくお願いします~
こういう風に、みんなの感想がつながっていくのですね。
どうもです。
いつも読んでる「広告批評」という雑誌があるんですが。
そこで去年の夏くらいに柳楽くんがインタビューに答えてたんですけど。
「台本はなかった。」って言ってました。
それを読んで自分的には辻褄が合ったし、
なんか更に監督とキャストの凄さを感じました。
う~んと唸らされました。
あのリアルな、セリフは、そういうわけだったんですね。納得です。
それにしても、監督と出演者との人間関係というか、信頼関係、すごいですよね。
私も「う~ん」です。
ほんと、こころにひびく映画でしたね。
いろいろな意味で。
こちらからもTBさせていただきますね。
では、また!
私は他の皆さんほど、「重い」「痛い」などのネガティブな感想は持たなかった、ちょっと変わりダネかもしれませんね。
「誰も知らない」以外の、これから私の推薦しようと思っている映画が、まだあなたのブログに出ていないので、少し残念でした。例えば「天国の本屋 恋火」です。ちかく記事にしますのでまた見てください。ご活躍をお祈りします。
こんなことが実際に起こったことを思うと、ほんと重い気持ちになりますね。
自分も含めてnobody knowsですね。
distanさん、映画がとっても好きなんですね~。
私も趣味のひとつが映画です。
最近、ちょっと映画離れしていたのですが、
distanさんのブログを見せていただいて、
またいろんな映画を見てみようかな~と、思いました☆
またお邪魔しますね!
TBのしくみがまだ良くわかっていなくてもうしわけないです。
子供たちは本当に自然体で「ドキュメンタリー調」という表現はぴったりですね。
3人の子持ちの母としても、ズッシリとのしかかる物がありました。
主人は「YOUめ~!」と怒ってましたが、「YOU」さん本人には罪はないよと、軽くツッコミを入れ。。。
しばらくは胸の中はどよ~んとしてしまいました。
何よりこの映画を見た感想は
“重い・・・”
でしたね。
子供達がかわいそうで・・・
考えさせられましたね。
「誰も知らない」、観終わっても余韻が残りますね。
是枝監督「ディスタンス」未見なので、
近々観てみたいなぁと思ってます。
子ども達の演技凄かったですよね~><そしてゆきちゃんかわいいw
私の記事でも書きましたが、やっぱり台本なしで指示だけでやったという監督が一番凄いと思いました。あ、いや、台本渡されなかったのは子ども達だけなのかもしれないですがwうあぁ、本当は全然良く分かってないんですwアマゾンのDVDの説明のところ見ただけでしてw
でも、とにかく、凄かった…ですねw
では!本当に、トラックバック凄い嬉しかったです!どうもありがとうございました!
映画は好きなので、これからもお邪魔させて下さい★
私も、この映画の「重さ」に結構へこみました。淡々としているだけに、なおさら。でも兄弟の誰か一人でも涙を流していたなら、ここまで重くならなかったのではとも思います。
こんなぴったりなタイトルはない。
嬉しいです~。
ほんと重い映画でしたね・・・。
仮に、自分の住んでいるマンションの下で子供たちが
あんなふうに住んでいた時、自分は気付くだろうか。
そして、気付いた時、ネガティブな気持ちを持つだけで
なく、何か具体的な行動を起こすだろうかと考え、
東京って恐ろしいところだと改めて思いました。
抽象的な表現ですいません。当方からもTBさせて
頂きました。今後ともよろしくお願いします。
distanさんのブログを拝見して、ますますこの
映画を観る日が、楽しみになってきました。
本文にも書きましたが、韓英恵嬢に惹かれました。
彼女のプロフィールに「ピストルオペラ」という作品名を見つけ、一気に記憶が蘇りました。
なるほどあの山口小夜子の生まれ変わりのような幼女が彼女だったのだなあ・・と、感慨もひとしおです。
作品中で(誰も知らない)彼女は、見捨てられた自分と同じ属性(柳楽兄弟)を見つけ、彼らと関わることで少しづつ救われていく感情を、説明無しに微妙な表情のニュアンスだけで演じきっていたと思います。
なによりもあの凄みを含んだ存在感が印象的でした。
トラバいただいたようで、どうも・・・。
私の記事もトラバさせていただきました。
邦画で久しぶりの佳作な作品でしたね。
個人的に難を言えば、終盤で挿入歌を入れてほしくなかったです。
全編に渡って押し付けがましくない演出を通していたのに、あの歌でアキラの心情を押し付けられたような気がしてそこだけが少し残念でした。
それ、私も同感です。
本当に重い映画でしたが、現実にこんなことが起こっているということを真剣に考えなければいけないのではないでしょうか。
めったにTBされることなんてないのでびっくりしました。
それでは、ありがとうございました。
確かに、何かを感じる重い作品になっていました。
それと、柳楽優弥くんの将来に期待ですね。
歪まないでそのままいい役者さんになって欲しいものです。
では、失礼します。
さらに話の重さに拍車はかけてる気がしますね。
大人の都合で子供が犠牲になるのは見ていてホント
辛いです…
メイキングもご覧になったんですね~
私は先にメイキングを見てしまっていたんですけど、
さすが、是枝監督って感じでしたよね!
監督自身も、そろった役者たちが奇跡の出会いと言っています。
その奇跡と、事件の深刻さが、私たちの心に重いものを残したんでしょうね。。
トラックバック、させていただきました。
これからもよろしくお願いします!!
この映画、GONTITIの音楽も素敵でしたね。
でも好きか嫌いかと言われたら、ウーンと唸ってしまいます・・。
最初から全部見直すと、
最初の子供たちの目は、本当に子供らしかったですね。
それが段々と変っていく様子が、重さの正体なのでしょうか。
何度も見たい、そんな映画でした。
見たいけどまだみていない、
そんな映画をたくさん紹介されていて
参考になります。
また拝見させていただきます。
「誰も知らない」が、「幻の光」のつづきだと思うのです。
「ワンダフルライフ」は、是枝監督の感じ方の過程を描いてのような気がします。
DVDの「幻の光」と、劇場版とは編集が違います。機会があれば、劇場版をもう一度見たい。
ありがとうございました。
こちらからもTBさせていただきます。
また他の作品とかも共感するのがあったらさせて
いただきますね。
よろしくです。
この映画はほんと心が痛いですよね。
どんな状況でも泣かない子供達。
どんな環境でも前しか見ない子供達。
生きるってことについて考えました。
また遊びにきま~す!
そっか~、この映画は台本がなかったのですね。
台本がなくて、あの自然な演技、台本がないから、あの自然な演技、どちらにしてもすごいです。
どうもありがとうございました。
「誰も・・」を見た後
涙が止まらなくって
「この子達の今後は、どうなるんだろう・・」
そればかりが頭の中に残っていました。
心にズシッとくる映画でした。
また遊びにきますね