
前半は、パニックムービー、後半は、サイコサスペンスとして楽しめました。もちろん、全編にわたっての特殊撮影は、スピルバーグ監督としても、最高レベル。また父親に対する息子の屈折した心情や、家族を思う父親の気持ちなど、この種のSF映画には珍しく、人間ドラマの部分にも、そこそこ厚みがありました。
理屈で考えれば、突っ込みどころは、確かに多いかもしれません。「ハラハラ・ドキドキ」を純粋に楽しむというスタンスで臨まないと、取り残されてしまいます。結末も、あっけないと言えば、あまりに、あっけないのですが、まぁアリではないかと……。「インディペンデンス・デイ」のような、「アメリカ万歳!」がないのには、ほっとしました。
俳優陣の中で、ひときわ輝いていたのは、娘役のダコタ・ファニング。「タクシードライバー」のジョディ・フォスターを思い出しました。彼女の将来性に期待するところ大です。
