ハーマンインターナショナルが、バング&オルフセン(Bang & Olufsen)のカーオーディオ事業の買収を発表した。独自の優れたデザインと技術の融合で高品質な音楽体験を提供するデンマークのオーディオメーカー、バング&オルフセンのサウンドシステムは、アウディ(Audi)やアストンマーティン(Aston Martin)、ビー・エム・ダブリュー(BMW)、メルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz)の幅広い車両モデルに搭載されている。
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ハーマンインターナショナルは、家庭用オーディオ、ホームシアター、車載用、マルチメディア用といった民生機器、世界中の映画館やスタジアム、コンサートホール、放送局、レコーディングスタジオなどが対象となる業務用機器を投入しているアメリカのオーディオメーカー。同社は「バウワース&ウィルキンス(Bowers & Wilkins)」「ハーマンカードン(Harman Kardon)」「インフィニティ(Infinity)」「レキシコン(Lexicon)」などのオーディオブランドを抱え、既に様々な自動車に採用された実績を持っている。今回、ハーマンは自社のカーオーディオのポートフォリオに「バング&オルフセン」と「ビーアンドオープレイ(B&O PLAY)」の2ブランドを追加。これにより、ラグジュアリー・マスマーケットの急拡大を目指すという。買収金額は1億4,500万ユーロ。