Digital Forum of Amateur Radio (DFAR)

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JARL滋賀県支部 ハムの集い

2005-12-01 12:49:59 | DFAR
もう師走ですね! なのに少し前の話題ですみません。

10月30日、滋賀県高島市(旧 新旭町)でJARL滋賀県支部のハムの集いがあり、
D-STARの出展と講演をしてきました。

滋賀県は私の家族宅と、そして固定局の免許がある場所。今年春にハムの
集いの企画があがったときから、南出支部長に協力を申し出ていました。

持っていったのは
DDモード デモ一式(ID-1 2台にWebカメラ、PC)
DVモード デモ一式(ID-800 と IC-U1 それにFM受信用にIC-3N(古いナァ))
JARLから借用したパネル(今年のハムフェアで使ったモノ)
D-STARのリーフレット(今年のハムフェアで配布したモノとアイコム制作のモノ)
これに電源・アンテナなどをクルマに積み込むと結構な量になります。

いただいたブースから離れた場所にある受付にWebカメラとID-1を置き、受付
の様子をブースまでD-STARで送り、ブースのID-1とPCで画像として見れるように
セット。これはDDモードのデモです。

ID-800 はIC-U1とペアにしてDVモードができるようにしました。熱心な
D-STARユーザ JA3ATJ 坂井さんもIC-U1を持って来場されましたので、DVモード
は坂井さんとのQSOがデモになりました。

この種の展示をすると、スッと通り抜けるひとと、「デジタルとは何ぞや」
と、とにかく触れたがるひと、そして「GMSKじゃなくQPSKにしないの?」
など技術的に興味を持たれるひと、この3つの層に分かれるようです。最近は
通り抜けるひとが少なくなってきたようで、出展の甲斐が感じられるように
なりました(それでも興味持たれるかたの絶対数は少ないのですが、こんな
活動が継続的に必要なのでしょうね)。

午後からは講演の時間をいただき、D-STARのおいたちや現況、そして今後の
展望をお話させていただきました。特に滋賀県はレピータが無いため、
レピータ無しの楽しみ方(帯域が小さく済むDVモード、手軽にインターネット
利用ができるDDモード)を中心にさせていただきました。そのなかでインター
ネット利用の問題点(アマチュア業務のなかで、どこまで利用できるのか)
についても言及しましたところ、質疑応答でいくつか興味深い内容のやり
とりがありました。

・仕事のメールはダメだから、個人専用のアドレスを持って
そこに受信すれば良いのでは
・Webページにある広告すらダメなら、JARLのサイトも含めインターネット
利用は全く不可能になってしまう。目的に応じて使えば良いのでは

いい議論となりました! 講演してよかったと思うひとときでした。

そうそう、講演で忘れてはならない実演があります。D-STARの電波はFMで
聞こえるのか? その疑問に応えるため、坂井さんにIC-U1からDVモードで
電波を出していただき、それをIC-3N(アナログFM)で受信してみます。
結果は「サーッ」とノイズが聞こえるだけ。デジタルとアナログは共存
できない、ということを皆さんの前で披露しました。

講演は3時間もいただきました。余談になるかも知れませんが、おりしも
この日はPLCに関して総務省がパブリックコメントを募っている最中でした。
そこで残った時間を使ってPLCの概況を解説し、あわせて来場されたかたに
総務省へ出す意見書への記名をお願いしました。合計で34名集まりました。

帰路は高槻まで坂井さんとご一緒し、大阪で暮らす長女宅へ寄ってから
千葉まで戻り。2日間の走行距離は1500キロ超。あ、これは関係ないかHi。
翌日、意見書を総務省に郵送しました。お疲れサマ。

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