昨夜、18きっぷで 福岡へ向かって発とうと思っていたのだけど、
1/6のクラシックライブが近いのに、1日ピアノ弾かないのはさすがに怖くなって、
今朝、飛行機で帰ることにした。
航空会社の株主優待券を手に入れて、約25000円で帰福。
青春18きっぷは11000円くらい。
あぁ、14000円の差よ…。
当初18きっぷで、寄り道しながら帰るつもりだった。寄り道できることが魅力なのだ。
しかし今回、おとなしく寄り道せず帰ったとしても、福岡の我が家に辿り着くのは次の日の夜。
14000円の価値について考えた。時間を 14000円で買ったって感じかな。
飛行機だと、羽田から福岡まで1時間半くらいで着いちゃうのだ。
早く着く方を選んでしまった自分が、なんかつまらない奴だなーと思ったり。
冒険心を無くしたくはない。
とは言え、状況が状況だ。あんまり下手な演奏をするわけにはいかない。
福岡-東京間を行き来するのにはほとんど飛行機を利用する。
うまく買えば、飛行機が1番安い。
何度か新幹線に乗った。車窓の風景を楽しむにも、速過ぎてよくわからない。
それなら飛行機の窓から雲を見ている方が、ゆっくりに感じる。博多-東京間の新幹線はあまり好きではなかった。
18きっぷでは一度帰ったことがある。面白かった。
小田原まで行き、「ムーンライトながら」という夜行列車にのって。
東京から小田原までは全席指定で、出遅れた私は自由席ができる小田原のホームで、1:30発の列車を一時間以上待った。寒かった。
列車に乗り込んだ時、その壮絶な情景に我が目を疑った。
ここは21世紀の日本か?
地べたに寝る人達。その人の頭を跨いで移動する人達。
最初は窮屈だったが、馴れれば何とも思わなくなる。
大垣に着いたら、乗り換えのホームへ行く人達の猛ダッシュ。
その光景は、京都だか兵庫だかの、新年に「福男」を決めるあのダッシュ感によく似ていた。
小田原で一緒に乗り込んだ人が、赤穂あたりまでちらほらいたりするのだが、その後はそれぞれの道を。私は尾道に寄り道した。
下関についたのが20時頃だったかなぁ、雪が降るホームをよく覚えている。なんとなく、70年代の浪人生のような気分だった。関門海峡を越えると、九州。
そんなこんなで 我が地元、須恵に着いたのは夜遅くだったな。20時間以上の旅。
あの時初めて、東京と福岡の距離を実感できた気がした。
福岡から上京してきた想いの深さは、1時間半で片付くようなもんじゃない 的な気持ちと言うのか。
およそ18時間を、14000円で買った。
高いのか、安いのか。
良い買い物だった、と思えるように過ごそう。調律してない我が家のアップライトピアノで、猛練習だ。
あと数時間後には、福岡にいる。
思えば、何とも不思議な気分だ。
1/6のクラシックライブが近いのに、1日ピアノ弾かないのはさすがに怖くなって、
今朝、飛行機で帰ることにした。
航空会社の株主優待券を手に入れて、約25000円で帰福。
青春18きっぷは11000円くらい。
あぁ、14000円の差よ…。
当初18きっぷで、寄り道しながら帰るつもりだった。寄り道できることが魅力なのだ。
しかし今回、おとなしく寄り道せず帰ったとしても、福岡の我が家に辿り着くのは次の日の夜。
14000円の価値について考えた。時間を 14000円で買ったって感じかな。
飛行機だと、羽田から福岡まで1時間半くらいで着いちゃうのだ。
早く着く方を選んでしまった自分が、なんかつまらない奴だなーと思ったり。
冒険心を無くしたくはない。
とは言え、状況が状況だ。あんまり下手な演奏をするわけにはいかない。
福岡-東京間を行き来するのにはほとんど飛行機を利用する。
うまく買えば、飛行機が1番安い。
何度か新幹線に乗った。車窓の風景を楽しむにも、速過ぎてよくわからない。
それなら飛行機の窓から雲を見ている方が、ゆっくりに感じる。博多-東京間の新幹線はあまり好きではなかった。
18きっぷでは一度帰ったことがある。面白かった。
小田原まで行き、「ムーンライトながら」という夜行列車にのって。
東京から小田原までは全席指定で、出遅れた私は自由席ができる小田原のホームで、1:30発の列車を一時間以上待った。寒かった。
列車に乗り込んだ時、その壮絶な情景に我が目を疑った。
ここは21世紀の日本か?
地べたに寝る人達。その人の頭を跨いで移動する人達。
最初は窮屈だったが、馴れれば何とも思わなくなる。
大垣に着いたら、乗り換えのホームへ行く人達の猛ダッシュ。
その光景は、京都だか兵庫だかの、新年に「福男」を決めるあのダッシュ感によく似ていた。
小田原で一緒に乗り込んだ人が、赤穂あたりまでちらほらいたりするのだが、その後はそれぞれの道を。私は尾道に寄り道した。
下関についたのが20時頃だったかなぁ、雪が降るホームをよく覚えている。なんとなく、70年代の浪人生のような気分だった。関門海峡を越えると、九州。
そんなこんなで 我が地元、須恵に着いたのは夜遅くだったな。20時間以上の旅。
あの時初めて、東京と福岡の距離を実感できた気がした。
福岡から上京してきた想いの深さは、1時間半で片付くようなもんじゃない 的な気持ちと言うのか。
およそ18時間を、14000円で買った。
高いのか、安いのか。
良い買い物だった、と思えるように過ごそう。調律してない我が家のアップライトピアノで、猛練習だ。
あと数時間後には、福岡にいる。
思えば、何とも不思議な気分だ。