disfrutamos la musica

歩く鍵盤弾き さすらいの日々

ハンガリーにいってきた

2013-08-09 03:39:48 | 日々のこと
ケチケメートという美しい美しい街で、コダーイコンセプトのシンポジウムに参加しました。
大変実りある5日間、毎日みっちり12時間くらいスケジュールが決まっていて、
5日間で、5年分くらい勉強した気分。毎日コンサート聴けたし!
最終日は、ハンガリーの素晴らしい歌手、Sebestyén Mártaさんが歌う後ろで合唱に参加できて、大変嬉しかったです。



ハンガリーでの音楽のあり方はすごく独特だと実感した。隣の国オーストリアにも初めて行ったけれど、
オーストリア人にとっての音楽のあり方と、ハンガリーのそれとは大きく違っていて、
ロマの文化などもあるにしろ、昔は同じ国だったのに、その違いがすごく興味深く思い、
ハンガリーとオーストリアの歴史を勉強したいと思ったのでした。
歴史の勉強と、音楽の勉強は、すごく密接だと思う。
シンポジウム、世界各国から参加者がいたのに、オーストリアとロシアからの参加者がいなかったのも
興味深かったところ。独自のメソッドが定着しているから?
(そういや、ウィーンの地下鉄で、ギリシャ文学を勉強するためにウィーンに来たというロシア人の女の子に会った)
今回のシンポジウムでアメリカからの方がプレゼンしてましたが、音楽と語学の勉強も非常に似ている。中学校のときの担任の先生だった理科の先生もそうおっしゃっていたな。
英語はとにかく必須。バイリンガルは当たり前、3カ国以上話せないといけない、ということを痛感した今回の旅でありました。

ウィーンでは、高校からの友達がウィーン在住の先輩を紹介してくれて、街案内をしてもらいました。
その先輩は声楽家で、6年ウィーンに住んでいるそう。
日本の若い音楽家よ、旅に出るべし! 21時ころまで日が暮れなかったり、鐘の音が教会からきこえてくるその感覚は、体験しないとわからない。と、その方の助言。

美しいケチケメートの夕暮れの写真。これ、たしか20時半頃。



ドイツリートのピアノを研究するためドイツに住んでいた友達が言っていたのだけど、ヨーロッパの歌曲は夏の夜の散歩を楽しむ歌詞が多く、それは、決して暗いものではないのは、昼の長さゆえ。
冬の夜の長さは、哲学的思考を助長すると。


そんな私は時差ぼけで、まったく眠れず・・・明日は幼稚園でレッスンだぞ・・・
明日から、今回の旅で得た事を、どんどん活かしていきたいと、意気込んでおります。

まずは、寝坊しないこと。