酔歩会の記録

健康の為アウトドアで気持ちよく活動している男の記録

安治川(あじがわ)トンネル

2006年03月12日 | ご当地紹介
今回御紹介するのはトンネルです。ただのトンネルとちゃいまっせ!!
JR環状線の西九条駅を降りて大きな道路沿いに南下すると川に突き当たります。
ここが安治川です。
地図で見ると川の両側から道路が伸びていて川で分断されているのが解ります。
 橋は無いのですがこの川は渡れるのです。

画像は全てロ-ルオ-バ-です。(マウスポインタを写真の上に置くと絵が変ります。)


道路の突き当たりに何やら大きな建物が建っています。
扉の前では自転車を押した人が待っています。扉の横には階段も有ります。


扉の上には「安治川トンネル(北)」の文字が記されています。
そしてこの扉の正体はエレベ-タ-なのでした。自転車も乗れるようです。
扉が開くと中から人と自転車がドドッと降りてきました。


この辺りの安治川の川幅は約100メ-トルぐらいでしょうか。
これぐらいの距離で橋を架けられない事は無いのですが、ここではトンネルとなりました。
運営は大阪市がやっています。
そしてエレベ-タ-ガ-ルならぬエレベ-タ-マンが運転しています。


さていよいよトンネルに下りて見ましょう。
エレベ-タ-と階段の両方利用できます。
階段内は明るく清潔に保たれていて怖くはありません。
トンネルに下りてみると真っ直ぐ伸びる道の向こうから人が歩いてきます。
向こう側からこちら側に渡って来る人達です。


ズンズン歩いて行くと向こう岸(?)のエレベ-タ-に到着です。
夢中で歩いたので長いという感じはしなかったなぁ。


安治川南の地上口です。暫らく見ていると利用客はひっきりなしにやって来ます。
エレベ-タ-が降りて昇ってくる間に人が溜まってしまいます。
こんなに利用客が多いのなら橋を架ければ良いのにと思ってしまいますが、
それにはそれなりの理由が有るのです。


大阪湾に近いこの辺りの安治川は大きな船が通る事が多く、その為に橋を架けるのであれば相当高い橋を作らないと船が航行できなくなるのです。
それで以前は渡し舟が運行されていました。
現在も地名として残っている「源兵衛渡」という名がその名残です。
しかしこの辺りの工場地帯で働く人達が増え続けるうちに渡し舟では対処しきれなくなったそうです。
それでできたのがこのトンネルという理由です。(トンネルの着工は昭和10年)
小さいエレベ-タ-の横に大きなエレベ-タ-が2つ有るでしょう。
建物も川を挟んで両側に左右対称に出来ています。
これは自動車用のエレベ-タ-なのです。(今は使われていません)
車の通行量の増大と大型化に対応できなかったようです。
このトンネルは全国的にも珍しいのではないでしょうか?

下はおまけの写真。この地名はずっと残して欲しいと思います。









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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
初めて見ました (あまもり)
2006-03-13 11:14:20
川ものネタってこのことだったんだぁ。

このことは以前に新聞かなにかで知った記憶はあるけど、どこにあるのかも覚えていなくて見たこともありませんでした。

北側は西九条ですね。通り過ぎたことはあっても、詳しく知らない地域です。

橋ではなくトンネルとは。これは全国的にも珍しいんやないやろか。

橋を作れない理由が、往来する船にあるというのも水の都と言われる大阪らしい。

「階段は終日利用可」の看板。エレベーターは時間制限があるいうことやね。エレベーターマンの勤務時間も影響してる?(市職員の可能性も大)

今は閉鎖しているけど車用もあるなら、緊急時には使える可能性もあるよね。

う~ん、面白い! なんかワクワクする。

環状線の西九条駅から近いみたいやし、探険してみたい!

港区、大正区辺りは川が多く、渡し舟が今も残っていると聞いてます。テレビで何度か見たことあるけど、実際には知らない。次の取材はこの辺りと言うのはいかが?

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こんばんはー♪ (green‐tea)
2006-03-13 20:56:10
これ、すごい!

開いた口が ふさがりません・・。

         

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すごいなー (ラベンダーK)
2006-03-13 21:34:20
川の下のトンネルを歩いて渡れるんですねー

地上からどのくらい下へ下がるんでしょう?

大水でも出たら水が入ったりしないのかしら~

そんな心配してたら地下道も地下鉄も利用できませんね

エレベーターマンがいるってのも面白い。
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あまもりさんへ (酔歩)
2006-03-13 21:48:48
多分ここの職員も大阪市かまたはその外郭団体と思います。

渡し船の船員は大阪市の職員ですからそれはマズ間違い無いでしょう。

でも営業時間が夏は夜11時で冬は夜10時なら文句は無いでしょう!!

これ以上を求めるのは少し酷と言うものです。厳しいあまもりさんもこれくらいで勘弁してやって下さいませ。

実は渡し舟の取材も既に終わっているのです。

このネタはそのうちに紹介の予定です。

しかしあまもりさんも一度この辺を散策したら面白いと思いますヨ。

西九条駅から近くトンネルをくぐって地下鉄中央線の九条駅まで、商店街を歩いてすぐです。

是非どうぞ!!

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green-teaさんへ (酔歩)
2006-03-13 21:56:15
ようこそお越し下さいました。

気候の良い時は野山でアウトドア、冬場は近場と町遊び。

臨機応変?!に活動しています。

また遊びに来て下さい。

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ラベンダ-Kさんへ (酔歩)
2006-03-13 22:08:01
どうもこの歩行者用のトンネルは横幅が狭いように感じるのです。

横に自動車用のトンネルがあるのだから、どうせ使っていないのだから、それを歩行者用として開放すれば良いのにと思ってしまいます。

最近の海中トンネルは四角い箱を地上で作っておいて、それを沈めて繋げて行くという工法がとられています。

トンネルを掘るのでは無く四角いパイプを沈めて繫いでいく工法の方が安くつくのでしょうね。

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すごいね (熊子)
2006-03-13 23:18:00
そうか大型船の運航を許せば人の渡る橋はより巨大化か、それなら川の下を通ればという発想が面白いね。昔あったよね、船が通るたびに橋が割れる仕組み。なんていったかな。若、いろいろご心配をかけましたね。姉は口ほどに熊ではないね。最後の仕事場と言い聞かせて引き受けていたから、心のどこかで納得いかないんだね。でももう割り切ったから大丈夫だよ。ありがとうね。
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姉様へ (酔歩)
2006-03-14 18:18:18
橋が割れる仕組みのやつは大阪にもあって、埋立地と埋立地に架かるものが有ります。

しかし通常はその機能は使用する機会が無く、たまに点検の為に動かしてみると、完全に開かなかったとかで情けない状態の橋が存在します。

これもあの悪評高い大阪市製作の橋です。

しっかりせいよ!!



まだスッキリとは納得できていないでしょうけれど、気分転換に暖かい地方へ旅行に行ってみてください。

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安治川トンネル (スイポテ)
2006-03-15 21:17:52
「あれっ?あまもりさんのブログやったっけ?」

ごめんなさい、いやぁこんなの知りませんでした。

私、大阪の人間と言っても知らないことが多すぎです。

あまもりさんが教えて下さった「高速道路が貫通しているビル」と同じぐらいのビックリ度です。

西九条って、USJ行きのゆめ咲線乗り換え駅でしたよね。

実はまだUSJにも行ったことのない私でした。

西九条、面白そう!!
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スイポテさんへ (酔歩)
2006-03-15 21:42:57
えへっ!!なんかあまもりさんみたいなブログだったでしょう!!

知られざる大阪を知らしめる、われら大阪探検隊なのです

スイポテさんは東部地区担当ですヨ。

実は私も西九条駅で降りたのは初めてなのでした。もちろんUSJ行きの電車にも乗ったことは有りません

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