『似肖屋(あやかりや)』 旧東海道 江尻宿で商いをしています。ー現在の清水銀座商店街です。ー

でくのぼう シャツ、作務衣、スラックスの製造元です。美と癒しと新和風をテーマに、古代布の復元を目指しております。

手を合わせる

2007年01月08日 | Weblog
 今朝のお参りで宮司さんにお会いしました。
「おはようございます。今日は成人式ですネ、天気も良くて・・」
と話しかけたら、「式という儀式も、最近はお祭り風になつて
しまったネ、お参りする人も少なくなってきたしネ、」と返事が
返ってきました。 ウォーキングも兼ねているのでそのまま失礼を
しましたが、先日のテレビでは放映されなかった部分の中に
お参りのシーンがあります。

 私が神社で手を合わせるのは“神様に誓いを建てる”と云う事で、
宇宙的な大きな神様が存在している事を感じている証になります。
その中で自分は生きていると云うことになります。
このことを忘れると“自分が絶対、自分が最高、気に入らないことは
始末してしまう”と、人間本来の姿と何か違う物が生まれてきてしまう
ように思います。

 もう一つ、神仏に祈ることは、“人は生かされているのではなく、
自分で生き抜く”と云うことだと思います。
受動ではなく能動的に“生きる”事が大切だと感じています。
 
 江戸時代の人たちは、どんな気持ちで参拝していただろう、とか、
昔の人たちは、こんな時どうしただろうとか、考えてみると何か
心が暖かくなってくることがあります。
 私たちが一日の中で手を合わせる時間を作ることが次の世代の
若い人たちへのメッセージになるのではないでしょうか?
 宮司さんも成人式に向けてそんなことを言いたかったのでは
ないでしょうか。

 それにしても、明治以降続いている“神仏分離”、考え直して
もらえませんかネェ・・・、


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