このシャツの柄は、“はんこ”の型を手捺染で手染し、襟裏、
袖口の裏、見返し、と前身後身のポケットに使用しているのは
家紋柄の手捺染です。
襟を少し小さくして日差し避けに襟を立てて着ると粋な感じに
なります。
袖口のカフス部分も浅くしてあります。
デザインを考えた当初、飛脚をテーマにと思ったのですが、
いろいろしらべてみますと着ている物は腹掛けとか半纏の様な
着物なので普段チョットお洒落に着れる飽きのこないシャツに
しました。
飛脚についてはいろいろな文献がありますが、どうも難波歩き
(右手右足、左手左足を一緒に出して歩く、走る)だったようです。
陸上の高野コーチによりますと体のぶれをなくし、姿勢を整えて
エネルギー消費も少なくてすむと薦めております。
今日ではすもう、柔道等、武道に少し見られる程度だそうです。