人を自転車地獄に引きづりこんだ友人が、会社の人からアメリカ資本の自転車メーカーであるKHSのF20Rという折りたたみ自転車を借りてきてくれた。前から乗ってみたかった自転車。デフォルトでブルホーンが奢られたスポーツ仕様車。DAHONのP8と並んで走りに振られた折りたたみ自転車だ。細めのスリップタイヤとディープリムが実に走りの良さを感じさせる。
いざまたがってみると、ハンドルが低くて否が応でも速く走れとケツを蹴られているようなポジションを取らされる。前2段×後9段の18段のクロスレシオでロードレーサーのデフォルメみたいな感じ。確かにボディ剛性が良くて捩れた感じがしないので、折りたたみ自転車で速く走りたいというむきには絶対的な人気を誇るのも良くわかる。とはいえ、普段はちゃんとしたレーサーに乗っている友人曰く、ハンドルを切るたびに捩れるそうだ。
総括すると、折りたたみ自転車を越えた走りを実現した滅茶苦茶良く出来た自転車。折りたたみ自転車で快適に長距離を走りたいならブリンカーをつけて脇目も振らずにこの自転車を購入するればいいだろう。弱点は誰がどう見ても折りたたみ自転車のフォルムで、自転車に詳しくない人の目を引くのはブルホーンだけってところ。自分としてもどうあってもあの折りたたみのヒンジは好きになれない。
話は変わって愛車のBirdy。ハンドルがストレートバーだとポジションが一つしか取れないので、エンドバーをつけた。アクセント色として決めた黄色。グリップも黄色なんでいい感じ。いい感じじゃないのは通常の握りの際になんか狭っ苦しく感じる点。グリップを切って短くするのではなく、ブレーキ類を中央寄りに動かして、エンドバーをつければよかったんだ．．．。まぁ、いずれ新しいグリップを購入したら直そう。
