瞬刊★差楽部

ジャンルに特筆しない雑記です( ´,_ゝ`)

スピードを落とす頃合い

2009-08-14 10:39:08 | 

早い盆休みをとって嫁の実家のある東北の片田舎へ隠遁していた。小さな街ながら自動車でディーラーは国産メーカーのそれは一通りあるものの、外国車を扱うディーラーはヤナセと提携した修理がメインの小さな工場のみ。そんな街だから外国車を見かける機会は滅多になく、街を縦断してより北の街へと抜けていく国道でたまに見かける程度に過ぎない。
それが今年の休みはやけに多くの外国車を見かけた。不景気と安価な高速道路料金があいまって自動車での国内旅行が増えたのではないだろうか。早めに休みを取ったにも限らず、他県ナンバーを多く見かけたのも盆の前の週の木曜日から高速料金の割引を始めたのも大きいと思う。ドライブ好きが購入する割合が高いからかプジョーが最も多く、あとは当たり前にVW、BMWがそれに続くように見受けられた。

往復の高速道路は常磐道、磐越道に至っては貸切状態。いくら深夜走行したとはいえ、GWの際には大渋滞だったので、休みをずらした効果は絶大だった様だ。深夜とはいえ帰りの東北道から磐越道に抜ける際には反対車線側は東北道に抜けるICが大渋滞を引き起こしていた。どうにも、人と同じ感覚で行動すると混雑に巻き込まれるということを毎日の通勤を経ても理解出来ない人間が多すぎる傾向にある。

数キロに渡って数台の自動車への貸切の様な高速道路では車の性能を引き出してあげるような運転をする。とはいえ、運転免許証も財布の中身も大事なので覆面パトカーには注意を払う必要がある。クラウン系のセダンを追い抜くときが一番心臓に悪く、ギアを落としてスピードを殺し、ナンバーがその場所からみて他県のものかをチェックする必要に駆られるからだ。
今回走っていて気がついたのだが、セダンがあまりにも少ない。セダンが売れていない状況なのはここ数年に始まったことではないが、それにしても少なすぎる。商業社以外で走っているのはミニバン、小型ハッチバックの類ばかり。個人のクラウン系セダンが極端に少なくなってきているので、覆面パトカーに恐れをなすことなく安心してパス出来る。道路がミニバで埋まり、これまでは視界が悪くなったとこぼしていたが、道を急ぐドライバーにとってはあながち悪い傾向ではない。
余計なお世話だが、クラウン・ユーザーは何に乗り換えているんだろうか。大トヨタの魔の手に首までどっぷりと浸かっているだろうから、アルファードやエスティマにでも乗り換えたんだろうか。そういえばその2台の多いことったらない。元が下品なクラウン乗りだかららだろうか、はたまた大排気量にものを言わせて直線だけは早いからだろうか、アルファードやエルグランドが追い越し車線を大した速度も出さずに我が物顔で走っていることが多過ぎる。本人が思う程速い車ではなし、大したスピードを出してるわけではないことを認識してもらいたいものだ。

シトロエンを除くフランス車は高速道路とはいえ鞭打って速く走らせる気にならないが、ドイツ車は『もっとスピードが出るだろう』と車にけしかけられているような錯覚に陥る。もうすぐ四十歳だし、デリカあたりをのんびりと転がす頃合なのかもしれない。

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