僕は親孝行と言うのは必ずしなければならないものではないと思っている。親が子どもにかける愛情と言うのは、生命の設計上、一方通行だと考えているからだ。つまり、親から受けた愛情はそのまま親に返すのではなく、自分が親になった時に子どもに与える、と言うやり方で受け継いで行くものだからである。
その意味で、年金もまたもらえる額が減るからと言って制度そのものを否定するのは大変危険だと考える。年金の場合、親子の愛情のように上の世代から下の世代への一方通行ではなく、その逆の下の世代から上の世代への一方通行である(まあその意味では年金制度こそが親孝行みたいなものかもしれない)。そして、返してくれるのは自分より下の世代なので、制度設計した今の世代を責めてもお門違いと言うことになる。
他者との交換行為では相互返還が基本だが、世の中には世代リレーで助け合う、と言うものもある訳で、単純に払ったものが返って来ないと言うだけで判断すると全体を見誤る恐れがある。交換行為を止めることはそれ自体が人類のコミュニケーションを阻害する大問題である。
その意味で、年金もまたもらえる額が減るからと言って制度そのものを否定するのは大変危険だと考える。年金の場合、親子の愛情のように上の世代から下の世代への一方通行ではなく、その逆の下の世代から上の世代への一方通行である(まあその意味では年金制度こそが親孝行みたいなものかもしれない)。そして、返してくれるのは自分より下の世代なので、制度設計した今の世代を責めてもお門違いと言うことになる。
他者との交換行為では相互返還が基本だが、世の中には世代リレーで助け合う、と言うものもある訳で、単純に払ったものが返って来ないと言うだけで判断すると全体を見誤る恐れがある。交換行為を止めることはそれ自体が人類のコミュニケーションを阻害する大問題である。
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