漢方薬のカレンダー

こんばんは～♪

先日、今年最後のお薬をいただきに、伊良部医師のところへ伺いました。その折に、漢方薬の写真が載った来年のカレンダーをいただきまして、嬉しかったのでよろしければご紹介させていただこうかな？と（笑）

伊良部医師というのはブログ上の仮名ですが、過去に何度かネタにさせていただいた先生です。普通のお医者さんと違って、なかなか話のわかるユニークな先生ですよ。

以前に。。

「空見さん、検索していたらあなたのブログを偶然見つけちゃったんだけど、ボクも黙って見ているのが心苦しいから、今日はちゃんと言っておきますからね」と、診察の時に爆弾発言してくれたものです。

私は、このブログの話は誰にもしていませんので、リアルな空見をご存知なのは、この伊良部医師一人です。

「で、ブログに出て来る伊良部医師って、ボクは知らないけど・・どんな医者なの？」

「小説の中の伊良部医師は（ある意味）’名医’なんですよ、安心してください～アハハ」

まぁそんな遣り取りがありましたっけ（笑）


今回はカレンダーを。。

「空見さんの写した花の写真をカレンダーにした方が、よっぽどキレイだと思うけどね・・」

モッタイナイようなお言葉までいただき（↑コレ先生のお世辞ですよ^^）

「えッ先生、私の撮った写真をご存知でしたか？」

「いや、最近は忙しくて見てないンだけどね、前から知ってるよ～」

「はぁもう、本当につまらない写真ばかりで、お恥ずかしいです」

なんて言いつつ、内心はホクホク喜んでいました、ヨッシャまたがんばろう！なんてね（笑）


以下は『四季の薬草』カレンダーです。写真と解説は山岸 喬（北見工業大学教授）によります。


★表紙　ヤマザクラ（バラ科）　桜皮↓


　　　　　　　

桜皮はヤマザクラとその類縁植物の樹皮を生薬に。中国では薬用にされず、江戸時代に日本で考案された「十味敗毒湯」に初めて用いられた。排濃促進、解毒、解熱作用あり。



★1、2月　キクバオウレン（キンポウゲ科）　黄連（おうれん）↓


　　　　　　　

キクバオウレン、セリバオウレンなどの根茎を乾燥させたものが生薬の黄連。黄連を配合させた漢方処方は多い。中国や日本でも、苦味健医薬、整腸剤として有名。



★3、4月　アミガサユリ（ユリ科）　貝母（ばいも）↓




アミガサユリは中国原産で、この鱗茎を乾燥させたものが生薬の貝母。去痰、清熱、鎮咳作用あり。


　
★5、6月　ウラルカンゾウ（マメ科）　甘草（かんぞう）↓




ウラルカンゾウ、ロシアカンゾウなどの根茎を乾燥させたものが生薬の甘草。甘草は風邪薬、鎮咳去痰薬、健胃消化薬などに配合される。



★7、8月　トウキ（セリ科）　当帰（とうき）↓




トウキの根を乾燥させたものが、生薬の当帰。婦人の要薬として広く処方される。作用は婦人疾患だけではなく、消炎、鎮痛、鎮静の目的でも使われる。



★9、10月　ハス（スイレン科）　蓮肉（れんにく）↓




ハスは葉、雄しべ、果肉（蓮肉）が薬用になる。日本では食用の蓮根を採る目的で栽培されている。蓮肉は鎮静、滋養強壮作用などがある。



★11、12月　ゴシュユ（ミカン科）　呉茱萸（ごしゅゆ）↓




ゴシュユの果実を乾燥させて作られる生薬で、主に身体を温める作用がある。



★政府の「事業仕分け」で漢方薬が保険適用外に、との法案が出されるというので、これはたいへんに困りました弱りました。

「効いているんだか効いていないんだか分らない」などと言われたそうですが、西洋薬が助けられない人を、漢方薬が助けている部分は意外と多いのです。

漢方薬は気長く飲んでいると、いつの間にかじんわりと効いてくるものです。比較的高価ですから、保険適用に感謝しています（＾人＾）もちろん私も反対署名をして来ましたよ。内実を知らないで、何でもかんでも削ってしまえ！というのはいけませんよね(ー"ー )　「事業仕分け」そのものに反対している訳ではありませんので、念のため。