その1から続き
大きな荷物をカートに載せたまま自転車へ。
倒れないように注意しながら箱をくくりつけた。短めのロープなので一応止まってはいるがしっかりしていない。
前カゴには大きな荷物をまず入れて、次にもう一つ…は入らない…
長めの野菜たちを引き抜いてカゴに直接立てて入れ、残りを上に積んだ。
駐車場をよろよろ歩いてさて出発。
あれ〜箱があるからリュックの大荷物で座れない。はて?
そうだ、箱の上に背負ったままのリュックを載せてなんとか座る。
ようやく出発できたけどなんか不安定。
こんな遠くからこんな状態で帰るのは絶対に無理だ。ああどうしよう。
そうだ!近くにつみきくん(仮名)の家があったはず。電話して荷物を置かせてもらってあとから取りにこよう。
すぐに電話した。
自営業なので出てくれるかも。
…
出ませんでした…
(今履歴確認したら17時にかけてました。
スーパーに1時間以上いたんだ…)
ああ、仕方ない。これで帰るしかない。違和感万歳で自転車をこぐ。
リュックを載せている箱が気になる。もしや重みで箱が落ちないかと何度も手で確認する。
やっぱり無理。リュックを前カゴに積んだ。たぶん上の方には上に積んではいけないものが入っていた気がするがもうどうでもよかった。
背中が楽になって走り始める。スイスイ。
信号でじっと止まって発車する時はよろよろした。さっきはすいっと行けたはずなのに…
道順は来た通りに帰るのでまあ大丈夫。でもスピードが出ていないとハンドルが取られそうになる。
そこに聞きなれたスマホの呼び出し音が!
あっひょっとしてつみきくん?
止まりやすそうなところを探して電話に出るとそうだった。
わー救世主様!
「どうしたの?」
「買い物しすぎて自転車で帰れなくなって…」
「ああ、それなら迎えに行くよ。今どこ?車じゃダメだから自転車で運べばいいね」
すぐ近くだったらしく来てくれることになった。
少し待ってたらやって来た。
仕事がちょうど終わって着信に気づいたとのこと。5時12分に電話をもらっていた。
なんでそんなに買ったの?こんな遠いとこで。
色々事情を話す。
話しながら荷物を積み変える。
つみきくんの自転車は後ろにもカゴがあって箱をひょいと載せられた。あとは重いリュックを前カゴに入れて出発♪
電話の内容を弟のいっちゃんに伝えたらしく、「○○笑ってたよ」と。昔からいっちゃんにはものすごく面白い人だと思われていたので、ああまたやってくれましたね、という感じだったのかも。
つみきくんは夫の中学からの友達で私も以前は遊びに行ったり飲んだりしていた。
そんなつみきくんとはコロナ以降全然会ってなくて、今年春だったかに夫の用事でついて行った時にちょっと顔を合わせたくらいだった。
なのでもう4年くらい会ってない感じだった。
ああ、なのに再会がこんなご迷惑なことになってしまった。
彼はというか夫の友達はみんなやさしくて頼りになる。
なので私も頼ってしまう。
ちゃんと送り届けてくれて、荷物を玄関まで運んでくれた。予定があったらしくすぐに帰ってしまった。
感謝感謝。あのままだったら途中で押して歩いて30分以上はかかったかも知れない。
いや、つみきくんも言ってたけど、下手したら自転車倒れて大変だったかも。
何もなくて本当によかった。
帰って荷物を片付け終えたら6時。あっひょっとして6時に飲みに行くかもって話してたの忘れてた。
その5分前に連絡が入っててそちらにも行けた。
その日初めて2人で飲みに行った彼女は近くに住んでいたので冬くらいからいつか行こうと言ってた。
それがこの日実現した。
ああまた長くなりそうです。
このお話はまたにしましょう。
※あの日のレシート。
なんと48点も買っていた。
隠れているところに重いものがたくさん。お肉も大容量のを豚肉と牛肉あと鶏肉も。
時間を見ると16時32分。
レジから自転車で出発するまでに30分近くかかっていたんだ。