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幸せ者

彼女のことだけをよく知ってる
そして音楽が胸の中でいつでも鳴ってる
そんな感じでいい

LONG SEASON REVUE リビューその1

2005年11月23日 | Fishmans、佐藤伸治への想い
ほぼ定刻どおり、いよいよ「LONG SEASON REVUE」がスタート!
欣ちゃん、譲くん、HONZI、、ダーツ関口、木暮、沖祐市がまず登場。
SEが流れ、欣ちゃんの高低差のあるドラム、譲くんの骨太ベースを中心にビートを作るメンバー。
これは「記憶の増大」に収められた97年神戸チキンジョージバージョンの「Go Go Round This World!」だ!
フィッシュマンズといえば、佐藤君のパフォーマンスとZAKのサウンドクリエイトが表に出てくるけれど、欣ちゃんと譲君が刻むグルーブが肝なんだよね。
そう、レゲエ/ダブはリズムセクションが重要なんだと改めて実感。
メインボーカルは欣ちゃんがとる!
この曲のこのバージョンが生で聞けて幸せ・・・。
RSRの時は、イントロ流れただけで涙が出てしまったけど、今回はグルーヴ感の強い曲だったので、感傷的になるよりも、テンションが上がるばかりでした。
いよいよ始まった!

ここで欣ちゃんからの挨拶。
何を言っていたかよく覚えてないな。
流暢さの無い欣ちゃんのトークが逆に彼の気持ちを感じさせて胸が熱くなる。

続いて、例によってシンセの「ホワーン ホワーン ホワワーン♪」が流れる。
「Weather Report」!
RSRFの時同じなら・・・そうボーカルは原田郁子fromクラムボン
イントロ聞いてるだけで、涙がこみ上げてくる。
RSRFの時はこの時点で涙がぼろぼろこぼれてた。
RSRFで心の準備で来ていて良かったよ。
それでもこみ上げてくるものが次から次へと溢れそうになった。
原田郁子のボーカルはピュアな感じがして、フィッシュマンズに良く合うなあ。
ヒラヒラ舞う郁子ちゃんは、本当に楽しそう。
北海道ではもうちょっとステージまで距離があったので、彼らの表情の細かいところまでは見えなかったけど、今日は良く見える。
みんな楽しそうだ。

続いては、彼女自身がクラムボンのライブでもカヴァーしている「いい言葉うぃちょうだい」。
ミドルテンポのレゲエナンバー。
ブンブンうなる譲君のベースが繰り出すグルーヴにZAKのエフェクトが効いた郁子ちゃんのボーカルが乗る。
気持ち良い事この上なかったです。

さらに個人的に好きな「エヴリデイ・エヴリナイト」。
男性に歌って欲しいと思っていたけれど、女性のボーカルで聞いても、うん、いいね。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

しっかり僕をつかまえて その胸でグッとつかまえて
あなたが僕をつかまえて この時をグッとつかまえて
ねえホラ いつでも わかるように
その目でホラ いつでも わかるように

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ダメだ・・・ついにこの日初めて泣いてしまった。
オイラ情けない、頼りない男だからこういう言葉に弱いんだよ。
登場、演奏中と同じようにヒラヒラ郁子ちゃんが退場しました。

続いて暗がりから登場したのは、アコギを抱えた男性。
ダレだ?
と思う間もなく、弾き語りで「BABY BLUE」を歌い始める。
彼はよくこの曲をやっていると聴いたことがある。
タイ王国からこのためにやって来た Pod form Modern Dog です。
彼らのアルバムでZAKがミックスとかやってる関係なのかな?
日本語がしゃべれるわけでもないのにこんなに流暢に歌えるって、相当フィッシュマンズが好きなんだろなあ。
そしてPodは良い声してるなあ。
アコギの弾き語りから、1番(?)が終わったところから、フィッシュマンズのメンバーも演奏に加わる。
南国タイからやって来たPodだけど、「BABY BLUE」で涼しい風を運んできてくれたようです。
カッティングギターに乗せるリズムがどこまでも気持ち良いです。

続いての曲は「なんてったの」。
「BABY BLUE」よりもだいぶトーンを落としたボーカル。
でも、この人歌うまいわ。
日本語分からないだろうけど、この歌のやるせなさとか切なさ出てたと思うな。

そして続いては「Smilin' Days,Summer Holiday」。
「8月の現状」バージョン。
ステレオで聴いてたときは、そこそこ好きな曲だったんですけど、ライブでやると盛り上がるのね、この曲。
Podもいよいよ本領を発揮して、ステージ上を飛び跳ねる、跳ねる。
佐藤君とは全く異なるけど、パフォーマーとしての彼も中々のものです。
かなり体が暖まるぞ。

Podが元気に退場し、ステージがまた暗くなる。
続いて登場したのは、bonobosの蔡 忠浩(サイチュンホ)。
曲は「忘れちゃうひととき」。
イントロが終わり、蔡君が歌い始めると、どよめく会場。
それくらい一瞬声が似ていたんだろう。
オレンジの頃の佐藤君に声は似ているね。
っつうか影響受けまくってるから、そうなったんだろうけどさ。

続いては、アップテンポなダンスナンバー「MELODY」。
これも狙ってか否か分からないけど、オレンジから。
みんな佐藤君を重ね合わせてたんだろうな。
オイラはこの頃になると、佐藤君と蔡君の違いの部分ばかりきになっちゃって。
似てるけれど、やっぱり別人なわけで、当たり前なんだけど。
蔡君の色も良いんだけれど、似てるだけにやっぱり求めちゃうんだろうな。
とか考た瞬間もあったけど、数秒後には「Hey,Music!カモン、ロッカーズ!」って叫んでました。笑

続いては、蔡君がフィッシュマンズのトリビュートアルバムでも披露していた「感謝(驚)」。
きしくもすべて「オレンジ」からでしたね。
それはそれで望むところなんだけどね。
タンタン高いドラムが気持ちがいいなあ。
「夏休みが終わったみたいな顔した君が僕を見てる」って大好きな表現が入ってるんだよね、この歌。
オレンジのアルバムを見事に再現って感じかな?
いや、誉めてるんですよ、ほんと。
ただ、似すぎてオイラにはちょっと感情の整理が難しかったなと・・・

長くなってきたので、その2に続きます。

LONG SEASON REVUE プロローグ

2005年11月23日 | Fishmans、佐藤伸治への想い
11月22日(火)。
朝からソワソワしっぱなし。
家を出てしばらくして、チケットを忘れたことに気付いて家にとりに帰る。
それくらい、フワフワしておりました。
この日仕事は既に午後休みを申請してのでばっちりかと思いきや、昨日色々あって午後から八王子に行くことに。
用事が済めばすぐにでも渋谷に向かえることになっていたので全然問題ないんだけど。
八王子ってば遠いのね。
いっぱい電車に乗るのね。
往復で2時間以上。
そしてこの時間はずっとフィッシュマンズを聞いてました。
電車の中で気が高ぶっちゃって大変でしたね。

なんだかんだで、17時過ぎに渋谷に到着。
腹ごしらえはKUA'AINA渋谷店。
アボガドバーがセットにビールLサイズ。
お腹いっぱいな上に、KUA'AINAのビールLサイズ。
KUA’AINAってばアメリカンサイズだからLだと1リットルくらいあるんじゃないか。
大満足。
ちょっと高いけど、おいしいよ。

腹ごしらえを終えて、渋谷AXに向かう。
18時過ぎに到着。
既に会場前は人でいっぱい。
ほとんどの人が笑顔。
興奮を隠し切れない雰囲気です。
今日の観客は良さそうだ。
そりゃそうだよね。
一人は寂しいかと思ったけど、浮かれた空気に触れて気も良くなってきた。

18:20頃、会場に入ると、中央PA前の鉄棒付近に陣取る。
前方は人が多いが、この辺だと少し余裕が。
自分の前の方には背の高い人もあまりいないようだ。
ここから開演までの40分、今までの人生でトップ3に入るくらい長い時間でした。
開演のアナウンスに続き、照明が落ちいよいよライブ開始です!
って、思い入れが強すぎて、話が長くなりすぎです。
ライブレポは次回にて・・・。

セットリストなど(ネタバレ注意)

2005年11月23日 | Fishmans、佐藤伸治への想い
行ってきました、「LONG SEASON REVUE」。

冷静な評価なんて出来ないよ。
この人たちはそういうのを越えたところにいる人たちなんだと改めて実感。
明日以降にもうちょっと詳細なリビューをしようと思いますが、
今日のところはセットリストでお茶を濁すとします。
なにせ開始が19:00で、終わったのが22:15ですもん。
三十路に3時間超立ちっぱなしはツライです。
でも、あっという間だったんだけどね。

Vo.欣ちゃん
→GO GO ROUND THIS WORLD!

Vo.原田郁子(クラムボン)

WEATHER REPORT
いい言葉をちょうだい
エウリデイ エブリナイト

Vo.Pod(Modern Dog from Thailand)

BABY BLUE
なんてったの
SMILIN' DAYS SUMMER HOLIDAY

Vo.蔡ちぇんほ(bonobos)

忘れちゃうひととき
MELODY
感謝(驚)

Vo.Pocopen(Sakana)

むらさきの空から
あの娘が眠ってる
JUST THING

Vo.UA

WALKIN' IN THE RYTHEM
新しい人
頼りない天使

Vo.永積タカシ(ハナレグミ)

MAGIC LOVE
ナイトクルージング
いかれたBABY

Vo.山崎まさよし

LONG SEASON

Vo.みんなで
スペシャルゲスト Tr.小玉和文

チャンス

オイラの中でベストはUAでした。

ナニモテニツカナイ

2005年11月21日 | Fishmans、佐藤伸治への想い
気を許すとすぐに明日のことを考えてしまいます。
相変わらず、何をやっても気もそぞろです。

本日趣味の会社員の方の関係で、車で都内を走りました。
社用車にこっそり持ち込んだアダプターとオーディオで、大音量のフィッシュマンズ。
会社の看板関係ないぜ。
明日の会場付近も大音量で通過。
そっちの方のお客様のところで用事を済ませ、帰社しようと車に乗り込むと夕日がね。
冬の澄んだ空気に加え、代々木公園の木々が黄色や赤く色づいてる。
このコントラストは本王に美しかった。
東京の風景でこれだけ感動できるのも、フィッシュマンズモードだったからだろうか。
単純にその美しさに見せられたからだろうか。
どっちでもいいや。
周りの風景も音楽も楽しんだもん勝ちだね。

佐藤君がいないとか、山崎まさよしなんて誰が呼んだとか色々あるけれど、
佐藤君の作った音楽を、佐藤君の音楽を愛した人々が集まって楽しめればそれで良いんだよね。
ということで、また明日の夜に思いをはせて寝ることとします。

10周年を迎える場所

2005年11月20日 | Fishmans、佐藤伸治への想い
例によって、例の件ですが。

オイラは、ナイトクルージング誕生の所以にちなんで、車でフラフラっと出かけようかなと思っています。
ナイトクルージングは佐藤君が齢30歳を目前ににして運転免許を取得し、夜中のドライブの気持ちよさを歌ったものだと聞いたことがありますんで。
そんでもって、たぶん134号線を由比ガ浜あたりから江ノ島に抜けてるんだと思われます。

12月を目前にして、もう冬ですね。
でも、寒くたって窓は開けておくでしょう。
波の音も聞こえると思うけど、
すれ違う車から、
いい声聞こえたらうれしいなあ。

あと4日

2005年11月18日 | Fishmans、佐藤伸治への想い
LONG SEASON REVUE 東京公演まで後4日です。
わりと何にも手につきません。
本当は資格試験の勉強しなきゃいけないのに、
記憶の増大ひっぱりだして見てます。

「ナイトクルージングリリース10周年」まであと1週間です。
下記の記念的行事に参加してくださる、フィッシュマンズファンの方々、フィッシュマンズに少しでも興味のある方々、フィッシュマンズを聞いたことの無い方々も、ぜひご参加ください。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

今年の11月25日で、「ナイトクルージング」がリリースされてから早くも10年がたちますね。
フィッシュマンズにとって、ファンにとっても思い入れの強いと思われるこの名曲が世に出て早くも10年。
全く色あせないこの音に感謝の意味も込めて、11月25日になにかしたいなあって思いました。
大げさなことじゃなくて、とてもささやかで暖かみのある何かが。

そこでですが、11月25日の、例えば夜10時に「ナイトクルージング」を何らかの方法で、同時に聞くっていうのはいかがでしょうか?
自分の部屋のステレオで、電車の中ヘッドホンで、カーステレオで、お店のBGMで、ラジオのリクエストで、名古屋公演に行かれた方は打ち上げの居酒屋で、色々なところで同時に「ナイトクルージング」を聞くのです。
何かが起こるかもしれないし、何も起こらないかもしれない。
僅かかもしれないけれど、色んなところに「ナイトクルージング」があふれる夜。
そんな夜にしたいなあなんて思ったりしました。

賛同してくださる方だけで結構ですので、そんなバカみたいなことしませんか?
一人でも、二人でも構いませんので、よろしくお願いします。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

もうすぐ「ナイトクルージング」リリース10周年

2005年11月17日 | Fishmans、佐藤伸治への想い
mixiのトピックにこんなの立てちゃいました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

今年の11月25日で、「ナイトクルージング」がリリースされてから早くも10年がたちますね。
フィッシュマンズにとって、ファンにとっても思い入れの強いと思われるこの名曲が世に出て早くも10年。
全く色あせないこの音に感謝の意味も込めて、11月25日になにかしたいなあって思いました。
大げさなことじゃなくて、とてもささやかで暖かみのある何かが。

そこでですが、11月25日の、例えば夜10時に「ナイトクルージング」を何らかの方法で、同時に聞くっていうのはいかがでしょうか?
自分の部屋のステレオで、電車の中ヘッドホンで、カーステレオで、お店のBGMで、ラジオのリクエストで、名古屋公演に行かれた方は打ち上げの居酒屋で、色々なところで同時に「ナイトクルージング」を聞くのです。
何かが起こるかもしれないし、何も起こらないかもしれない。
僅かかもしれないけれど、色んなところに「ナイトクルージング」があふれる夜。
そんな夜にしたいなあなんて思ったりしました。

賛同してくださる方だけで結構ですので、そんなバカみたいなことしませんか?
一人でも、二人でも構いませんので、よろしくお願いします。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

佐藤伸治、Bob Marley,John Lennonの命日には彼らの曲を日がな一日中聴きまくるという個人的なイベントをやっているのですが、命日に聞くと聞き終わったときに喪失感がどっと押し寄せてくるのです。
それはそれでいいもんなんですが、「ナイトクルージング」リリースから10年と言う記念の日なので、ちょっとワクワクするようなことがしたいなあなんて思ったものでね。
クラブでイベントなんて柄じゃないし、なんかそういうのってフィッシュマンズっぽくないなあなんて勝手に思って。
佐藤君がなにかのインタビューで目指す音楽だかなんだかについて言ってたっけ、
「自分の漠然ぶりを出すような音楽」って。
「渋谷の街にいった時に、周りに人はたくさんいるのに、それでも自分はひとりなんだって感じる瞬間がある。」なんていうようなことも言ってたなあ。
そういう感じにしたいんだと思う。

「ナイトクルージング」は個人的に思い入れの強い作品ってのも大きいですね。
フィッシュマンズの存在は知っていて、「空中キャンプ」が仲間内で話題になってもちゃんと聞いていなかった。
「宇宙 日本 世田谷」がリリースされた時に初めてちゃんとフィッシュマンズを聞いてやられまして。
「空中キャンプ」を聞きなおしてみたらやっぱりやられちまって。
「BABY BLUE」と「ナイトクルージング」に特にやれてしまいまして。
ただただ、イントロから、最後のピアノフェイドアウトまで全ての音の存在感・・・いや存在するんだけどしていない変な感覚にやられてしまってね。
公式HP的に言えば、フィッシュマンズ後期の、シーンのトップに君臨すらしかねない方向性を示すことになった「ナイトクルージング」。
その感動を、色あせない輝きを、なんかみんなで共有したくって。
あんなトピックを立ててみました。
一人でも賛同してくれたらそれで嬉しいなあ。
ということで、フィッシュマンズの人も、そうでない人も、11月25日の夜10時なったらそっと「ナイトクルージング」を聞いてみましょう。

釈然としないけど

2005年10月19日 | Fishmans、佐藤伸治への想い
フィッシュマンズのチケットをオークションでゲットできました。
16,260円だってさ。
3.6倍だよ。
・・・悔しいなあ・・・。
チケッターとかダフ屋とか本当に腹が立ちますね。
とは言え、16,260円自体は全然惜しくないぜ!(強がり)
ようやく渋谷へ向けて盛り上がっていけるということで。
えーえー、泣きますよ、また。
イントロ流れただけで。

決意

2005年10月16日 | Fishmans、佐藤伸治への想い
チケット一般発売取れず・・・。
残るはオークション。
2万円までなら出すことを決意。

反感覚悟で暴言吐きます。
山崎まさよしファン、UAファン、ハナレグミファン、クラムボンファンの人。
興味本位くらいでライブに来ない様に。
あー、いきてーなー。
RSRFの1時間じゃ、やっぱ物足りないよ。
さーて、オークションがんばるべ。

ぴっぴゅー、ぴっぴっぴゅー

2005年09月12日 | Fishmans、佐藤伸治への想い
ついにニュースリリース。
ウワサのフィッシュマンズ、復活ライブ!
詳細はこちらで!

絶対行くでしょう!
間違いなく。
あー、楽しみだー!
また、トリップできるぞ!

・・・ん?
11月22日(火)?
あーーーーーー!
浜田真理子の東京ライブとかぶっている!
かんっぺきにかぶっている!
マジっすか??
おお、なんていたずら。

とは言え、5分くらい悩んだ結果、←短い
こちらに行ってきます。

しかし、こっちも見たかったなあ・・・。

20050820 RSR in EZO ~フィッシュマンズ編その3~

2005年08月23日 | Fishmans、佐藤伸治への想い
写真はこの日のために作ったと言っても過言ではない、
フィッシュマンズTシャツです。
背中に「宇宙 日本 世田谷」って書いてあります。

"頼りない天使"を歌い終えるとUAが、
「次の人はもっとすごい人やで~」
と言い残してステージを去った。
これ以上の人って誰だろうと思っていると、ガウンを羽織って、付き人のような人を従えた日本のキング・オブ・ロック、忌野清四郎が登場!
付き人がおもむろにガウンを取ると、フィッシュマンズのTシャツを着てるじゃないですか!
やるな、忌野清四郎!
そして、曲はフィッシュマンズの中でももっともロッキンな"MELODY"。
会場の雰囲気は盛り上がりまくり!
しかし、歌い始めるとちょっと違和感。
「ヘイ、ミュージック!カモン、ロッカーズ!」って叫んでみても、違和感。
だって、清四郎さんってばカンペ見てるんだもん。
ちょっと残念。
フィッシュマンズに対して失礼ってのもある。
でも、それより何より、歌詞を覚えてパフォーマンスに専念できれば、
清四郎さんほどの人だから、もっともっと、この曲を盛り上げることが出来ただろうに。
それが残念で、残念で仕方が無い。
やれば出来るのに、手を抜いたわけではないだろうけど、全力を出し切れないってのは残念だった。
まるで、日本代表の○笠原みたいだな。

と言え、そこはキング・オブ・ロックですから。
ライブの何たる歌は心得ていて、煽るのとかは上手ね。
こっちだって少しでも楽しみたいから、盛り上がっちゃうもんね。
「へイ、ミュージック!カモン、ロッカーズ!」
縦ノリな感じで”MELODY”が終り、清四郎さんがステージを去る。

欣ちゃんから、今日のお礼やら、感想やらがひとしきり語られた。
欣ちゃんが明るく語っている姿を見るだけで、涙が溢れそうになる。
オッサンだめだなあ、涙もろくなっちゃって。
なんて思ってたら次で最後の曲だと言うアナウンス!
何、もう終わり!?
なんて思う間もなく、今日のゲストボーカル全員に加え、
Tokyo No.1 Soul SetでさっきまでライブをしていたBIKKEも加え、
全員で永遠の名曲”いかれたBABY”へ・・・。

イントロが流れた瞬間、オイラの目からは涙が流れるわけで。

いかれたBABY 作詞/作曲 佐藤伸治

悲しいときに浮かぶのは いつでも君の顔だったよ
悲しいときに笑うのは いつでも君のことだったよ

人はいつでも 見えない力が
必要だったり してるから
悲しい夜を 見かけたら
君のことを 思い出すんだ

窓の 外には 光る 星空
君は見えない魔法を投げた
僕の見えないところで投げた
そんな気がしたよ

素敵な君はBABY
いかれたぼくのBABY
夜の隙間にKISS投げてよ

月夜の晩のBABY
いかれた君はBABY
Aha Aha Aha

素敵な君はBABY
いかれたぼくのBABY
夜の隙間にKISS投げてよ

憂鬱なときはBABY
いかれた君はBABY
Aha Aha Aha

悲しいときに浮かぶのは いつでも君の顔だったよ
悲しいときに笑うのは いつでも君のことだったよ


またもや、フィッシュマンズファンのほとんどが佐藤君のことを思い浮かべていたでしょう。
オイラは思い浮かんじゃったよ。
嬉しいときや、悲しいとき、いつでもそばにある音楽はフィッシュマンズなんだから。

そんでもって、清四郎さんがここぞとばかりに会場のみんなに、
リズムに合わせて両手を左右に振るように煽る。
始めはつられてやってみたけど、基本的にライブなどで観客がアーティストとの振りをまねたり、
みんなで同じ振りをしたりするのが大嫌いなのですぐやめちゃった。
胸の奥が、ワーッとなってコブシを突き上げたり、手を叩いたりはするけど、
みんなで同じ振りって気持ち悪くて出来ないのよね。
ごめんなさい。

とは言え、”いかれたBABY”は心から楽しみましたよ。
そりゃもう楽しまないわけ無いじゃん。
涙流して聞いてたさ。
欣ちゃんのドラムのアウトロが始ると胸がいっぱいでただただ立ち尽くしました。
そして、段々とスローになるドラムと共に悲しみがこみ上げてきました。
今日のライブ自体は、そりゃもうオイラの人生でもナンバー1のライブだったさ。
でも、それと同時に佐藤伸治の不在を、死を噛み締めるライブでもあったんだなあ。

でも、昔ある音楽評論化が The Band のロビー・ロバートソン抜きの再結成ライブを見てこう思ったそうだ。

ある素晴らしい音楽を概念として(譜面に落とすと言うような意味において)作る、または作った「脳」がある。
そして、その音楽はまた演奏するための「体」が必要になる。
もちろん作った「脳」と演奏する「体」が同時に存在できれば良いけれど、
例え脳が無くても、その楽曲の持つ感性を演奏で表現できる「体」が存在していれば人に感動を与えることは出来る。

今のフィッシュマンズもそんな感じなのかなあ。
ロビーとの時とは事情が違うけどさ。
とにかく、オイラはとてつもなく感動したんだよね。
そりゃ、演奏時間が短いとか、あの曲や、この曲も屋って欲しかったとかは色々あるけど、
たまに思い出した時に、こういうイベントやって欲しいなあと。
フィッシュマンズの音楽ってそれくらいの価値があるはずだって信じてるよ。

佐藤君の残した音楽たちはこうやって、ライブで演奏されたり、どこかの家のステレオや、誰かのMP3プレーヤーの中で流れたりしてるんだろう。
そして、これからも多くの人を楽しませ、感動させ、人生観を変え(笑)るだろう。
オイラはこの感動を多くの人に伝え、もっと多くの人にこの素晴らしい音楽たちを伝えていきたいと思っちゃったりして。
いや、もちろん強制はしないよ。
でも、ちょっとでも興味のある人には、ちょっとでもいいから効いてもらえるように発奮し続けるぞと。
オイラの周りの人々。
覚悟してくださいませ。
割と堅い決意を胸に北海道から帰ってきちゃいましたんで。笑

ザ・フィッシュマンズ!

20050820 RSR in EZO ~フィッシュマンズ編その2~

2005年08月23日 | Fishmans、佐藤伸治への想い
原田郁子が手を振って退場し、欣ちゃんが続いてのボーカル紹介。
「続いては、ハナレグミ、永積タカシ!」
原田郁子が出てきた時点で予想は出来たけど、
オイラが、今のJ-POPシーンではもっとも歌のうまい一人だと思っている永積君です。
何を演奏するんだ!?
HONZIがバイオリンを爪弾いてイントロを奏でる。
曲は"ナイトクルージング"
永積タカシのボーカルでナイトクルージング!
はっはっは、また泣いちまったさ。

up and down
up and down
slow , fast
slow , fast
stay together , Oh! Night Cruising!

ひたすら、ただひたすら気持ちが良い!
この曲の持つ浮遊感と広がりが、またもや会場の空気を揺さぶる。
加えて永積君のボーカルは、かなり開放的。
ナイトクルージングの世界がパーッと広がっていくようだ。
そしてこの曲のキモはベースだと思うんだ。
重くて、グルーブのある柏原のベースが良く絡むねえ。
サビは大絶叫!
おなじみのピアノのアウトロ、
ポン ポン ポン ポン ポン ポン・・・・・ポーン♪
で終わると共に、永積君が「気持ちイーーーーーッ!」と絶叫。
気持ち分かる過ぎるほど分かるよ。
伝わってきたよ。
気持ち良過ぎて、涙が出てしまうよ。

そして、空を見つめて「スゲー、良い空だよ」的なことを言うので後ろ振り返ると、
雲の切れ間から沈んでいく太陽が見える。
雲がある影響で紫や、ピンクや、オレンジ色に染まる空。
ナイトクルージングの余韻。
会場が息を呑む空気。
全てが調和してる。
本気でこのまま死んでしまいたいと思った。
一瞬だけね、一瞬。(照)
でも、こういう軌跡みたいな瞬間に立ちえた幸せと言うか、縁というか、巡り合わせがある限り、人は生きていけるはず。
生きていると実感する。
ああ、フィッシュマンズが好きで、この場にいられて良かった・・・。

永積君が足早にステージから去り、続いてのボーカル紹介。
「続いてのボーカルは、UA!」
UAがゆっくりステージ中央に登場。
なんかこの人オーラ出てるわ。
こんなに迫力ある人だったかな?
曲はトリビュートでも歌っていた、"頼りない天使"。

サウンドクリエーターのZAKにより、エフェクトを効かせまくったマイクでUAが歌い上げる頼りない天使は、
歌詞が歌詞だけに、そこにいたフィッシュマンズファンの多くは佐藤君のことを思い浮かべたんじゃないかなあ?
もちろんオイラもそんなことを思いながら泣いちゃいました。
キーボードが盛り上がるあたりが一番やばかったなあ。

頼りない天使 作詞/作曲 佐藤伸治

とおい夜空の向こうまで連れてってよ
あの子の天使のところまで連れてってよ

さよなら冷めた時よ
あの子が僕を呼んでいたから

終わりさ
もう終わりだよ
今日からは二人ぼっち

優しい天使がおりてきたら
きっとあの子は喜ぶさ

なんて不思議な話だろ
こんな世界の真ん中で
僕が頼りだなんてね

あの子は僕に言うさ
天使は今来ますって

ホントさ
うそじゃないんだよ

未来はね
明るいって

あの子の信じた確かな気持ちは
きっと僕を変えるだろう

なんて素敵な話だろう
こんな確かなことが
今もそばにあるなんて

なんて素敵な話だろう
こんな世界の真ん中で
ぼくら二人ぼっち

ーーーーーーーーーーーーー

この歌詞大好きです。

歌っているときのUAは本当に素敵で、迫力があって、幸せそうだった。
そして、3曲続けての高揚に、天気も呼応して、空の色が益々カラフルになってきて、ただでさえ黄昏時が好きなオイラは感涙に咽ぶのでした。

その3へ続く
続くけど読まなくて良いよ。

20050820 RSR in EZO ~フィッシュマンズ編その1~

2005年08月23日 | Fishmans、佐藤伸治への想い
今日は思い入れの分だけ、なが~い、なが~い文章になってます。
しんどいので、興味の無い人は飛ばしちゃってくださいな。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

奥田民生のステージが終わり、メインのSUN STAGEはTwilight Breakとのことで小休止。
ここで食事もとりに行かずそのままステージ前に残る。
ステージの両サイドのスクリーンには

Next Artist

フィッシュマンズ

の表示。
これを見ているだけで興奮してしまう。

出番まではかなり時間がある。
フィッシュマンズの楽器がセッティングされ始める。
するとサウンドチェックにメンバー自らが当たっている!
通常はスタッフがやるもんだけど、彼らに関しては全員自らチェックしている。
それだけ、このステージに帰する思いが強いんだろうって都合よく解釈してまた盛り上がる。
欣ちゃんがドラムを叩く。
それだけで小さな歓声が上がる。
もちろん、オイラも声を上げる。
それに応えてかどうかは知らないけれど、欣ちゃんのドラムチェックは、"I dub fish"のイントロを奏で始める。
俄然盛り上がるオイラ。
既に奇声を発してます。
欣ちゃんがいる、柏原がいる、HONZIが、関口が、小暮がいる。

ほろほろとサウンドチェックを終えステージを後にするメンバー達。
そしてスタッフがエフェクトきかせまくったマイクテスト。
誰が何を歌うんだろうか。
もう、頭の中はフィッシュマンズのイメージで滝壺みたいになっちゃって。
やっとこさ意識を戻して、フィッシュマンズ初体験の連れにあれやこれやフィッシュマンズの話をしてみる。
でも、自分でも何しゃべってるか分からなかったなあ。

雨が降ってくる。
今日この時間ほど空に願いを込めたことは無いってくらい雨が上がることを祈る。
とんがり帽子の女の子がシャボン玉を吹いている。
少し風が吹いてきて、雨が上がる!
頭上は曇っているけど、後方の空は少し晴れ間も見えてきた!
雨の予報だったはず。
ありきたりな言葉だけど、奇跡、マジックが起こった気がしたよ。

BGMが流れる。
早くもテンションが、ガーーーーっと上がりまくり、またもや奇声を上げてしまう。
Oh Slimeじゃないけど、不思議なBGM。
そして、いよいよメンバーがぞろぞろ登場。
それぞれの位置に着く。
HONZIがシンセサイザーのイントロを爪弾く。
Weather Report だ!
感極まった。
そして欣チャンからボーカリストの紹介。
「クラムボン、原田郁子!」
原田郁子が軽い駆け足でステージ上へ!
イントロが厚みを増していく。
既に涙が溢れてくる。

風を呼びたいな
どこか遠くへ行きたいな
風を呼びたいな
このままこうしてもいたいな

北海道の大地。
突き抜けるような広い野外のステージから、その空間に発せられる音、音、音が、
さっき振っていた雨に変わってオイラ達に降り注ぐ。
あああ!
なんて気持ちいいんんだ!
東京地方の天気を歌いながらも、この歌のスケールの大きさは北の大地と空にも十分に響く!
ってことはおいらの胸ももちろん撃ちまくり。
既に涙は止まらない。
欣ちゃんのドラムは軽快でいて重みのあるドラム。
柏原の重ーい、そしてグルーブを生むベース。
原田郁子のボーカルも、トリビュートアルバムで聞かせてくれた通り、
佐藤君の香りが感じられるように歌い上げている。
ほかのメンバーの演奏も全てまぎれも無い、これぞ ザ・フィッシュマンズ!

シンセサイザーのフェイドアウトともに曲が終わる。

その2へ

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・・・うっ。やっと1曲目が終わった。
長すぎるな。
その2はもうちょっと簡潔にまとめてみようっと。
思い入れが強すぎて無理かもしれないけど。笑