たれぱんだあざらしの貴重な産卵シーン

エンタテインメントやスポーツなど幅広く扱うBlog

イラクでへヴィ・メタルを武器に使うアメリカ軍

2004-11-27 21:56:16 | 音楽
BARKSの記事 - http://www.barks.jp/news/?id=1000003890
産経新聞2004/11/27付夕刊の記事 - http://www.sankei.co.jp/news/041127/evening/28int003.htm

記事によれば、アメリカ軍はイラクでヘヴィ・メタルを大音量で流し、
(メタルを知らない人が多いと思われる)イラク兵に苦痛を与えつつ、
アメリカ兵の士気を高めるという。
使われているのは、
AC/DC(その1|その2)の``Hell's Bell''や``Shoot to Thrill''(以上``Back In Black''(1980)に収録)、
METALLICAの``Enter Sandman''(``METALLICA''(1991)に収録)など。

METALLICAのジェームス・ヘットフィールド<vo, g>がラジオに語ったところによると、
「歌詞は表現手段の一つで、自らの狂気を表現するための自由。イラクの人々が自由の味を知らないなら、これで体験してもらえればうれしい」
(曲が“拷問”になることについて)
「(イラク人だけでなくすでにメタル・ファンの)両親や妻を苦しめている」
「本当の理由は分かっている。この類の音楽には妥協がないんだ。まったく容赦しない……デス・メタルを12時間ぶっ通しで聞いたら、俺だって頭がおかしくなる。相手の知りたい情報を何でも教えてしまうだろう」
(以上BARKS)
と言う一方、
「文化が違うので、武器になるのだろうか…」(産経新聞)
とも。

音を楽しむから音楽なのであって、それをこういう使い方をするとは……
内心複雑な気分だ。
ただ、ヘヴィ・メタル(というよりも音楽)でイラクに平和と安定が訪れるなら、
それはそれでよいことかもしれないが。
生粋のメタルファンはどう思っているのだろうか。


P.S.
どうでもいいが、METALLICAの``Enter Sandman''といえば、
「千代田生命に行こう!」(from タモリ倶楽部の「空耳アワー」)
がとても有名(?)だ。
千代田生命の破綻を予測して「千代田生命に行こう!」と呼びかけた社会的作品である(本当か?)。
なお、千代田生命は現在AIGスター生命となっている。

P.S.2
上に関連して、最近大手銀行の9月中間決算が出て、
UFJ以外は不良債権比率の半減目標を達成したとのこと。
千代田生命のように破綻することはなさそうだ。