たれぱんだあざらしの貴重な産卵シーン

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横浜M・岡田監督が辞任

2006-08-25 23:56:21 | サッカー・Jリーグ
単に岡田監督、と書くと阪神の監督だと思う人もいるだろうけど、ここではもちろん違う。

かつて日本代表やコンサドーレ札幌の監督もつとめた、横浜M・岡田監督が成績不振で引責辞任。
http://www.f-marinos.com/news/topic.php?code=1156402984
あの成績(12位)ではいつか監督を辞任するか更迭されるだろう、と漠然と思っていたが、そうなった。

ここで岡田監督の経歴を振り返る。

1997年、サッカー日本代表の加茂監督更迭から急遽監督に就任、「ジョホールバルの歓喜」(ゴールを決めたのは浦和の野人・岡野)でなんとか日本をW杯に導く。
いまから新たに監督を捜すのも難しく、また監督を変えたとしても逆効果になる恐れがあったのかどうかは定かではないが、当時の日本サッカー協会はそのまま岡田監督を続投させる。
しかし、監督1年生にワールドカップを任せたところで結果は目に見えていて、3戦全敗
(もっとも、岡田監督にすべての責任があるわけではないことは書くまでもないが)。
そしてコンサドーレ札幌の監督に就任。
札幌はJ2に落ちてしまったが、それでも監督を引き受け、J1復帰を目指すことに。
ここからが監督としてのキャリアの実質的な始まりだろう。

1年目の1999年はJ1に1年で戻れると高を括っていたのか、5位に終わりJ1復帰はならず。
だが、2年目の2000年、FWエメルソンらを獲得し、巻き返しを目指す。
序盤は「涙のVゴール」でJ2に降格した浦和と激しい首位争いを繰り広げるも、やがて浦和を突き放し、圧倒的強さでJ2優勝(=J1復帰)を勝ち取り、エメルソンも得点王になる。
このときの岡田監督は、コンサドーレでついに監督として目覚めたのかな、という印象がある。
最終戦のVゴールでかろうじて2位に入り、J1復帰を決めた浦和とは対照的だった。
コンサドーレ最終年となった3年目はJ1残留がやっとだったが、それでもこの3年間の岡田監督の手腕は立派だろう。
なお、2001年の札幌はエメルソンが川崎へ移籍したが、かわりにレンタルで獲得したFWウィルが得点王に。後の日本代表・大黒もG大阪からレンタルするが、出番には恵まれず1年でレンタル終了。ちなみにエメルソンは川崎を経て浦和へ移籍、2004年には得点王を取る(2006年現在、J1とJ2の両方で得点王となった唯一の選手)。
選手の獲得には岡田監督も深く関わっていたようで、岡田監督の選手を見る目の確かさが感じられる。

2003年に横浜Mの監督に就任、いきなり完全制覇。
2004年にはチャンピオンシップで浦和と激突、PK戦の末リーグ2連覇を果たす。
だが、就任3年目の2005年は9位に終わる。
岡田監督は「一人の人間が3年以上監督を務めるのは良くない」という意味の発言をしていたようだが(2001年に札幌の監督を辞任したのもそれが理由の1つのようだ)、2006年も続投する。
だが、結果は振るわず、「勝負への執着心が薄れ」、岡田監督も辞任。

サッカー日本代表監督時代にはW杯出場を決め日本のヒーロー、札幌時代にはJ1復帰を果たし北海道のヒーローとなり、横浜MではJ1・2連覇を果たした。
だが、辞任という現実を見ると、栄枯盛衰とプロスポーツの厳しさを感じずにはいられない。

青天の霹靂・中田英が引退

2006-07-04 00:48:01 | サッカー・Jリーグ
突如、「中田英」が引退のニュースが飛び込む。
選手生命を絶たれるような大怪我をしたわけでもなく、体力の衰えが来たわけでもなさそうで(W杯では「走れ」と指示する割に中田英は走っていないんじゃないか、という批判もあったようだが)、日本代表を続けることはともかく、まだ現役としてやれるはずだと私は思っていた。
まさに「青天の霹靂」。

お疲れ様でした。
中田英の今後を見守りたい。

ブラジルの壁は厚く、高かった

2006-06-23 20:29:19 | サッカー・Jリーグ
日本1-4ブラジル

力の差は歴然。
戦犯探しをしてもしょうがないが、選手、監督など、すべての面で他の国(少なくとも決勝トーナメント進出国)に劣っていたのかもしれない。
1次リーグは突破できず。
初戦に負けたのがすべてだろう
(少なくともグループFでは初戦に勝利した2チームが決勝トーナメント進出という事実からも、予選突破には初戦で負けないことが重要だった)。
# 現地時間で午後3時から2試合したのも敗退理由の1つに挙げる声もあるが、ただの言い訳だろう。真偽は定かではないが、午後3時からというのは商業的な理由だという噂もある(参照
この日は自分も意気消沈。

一方で、ブラジルの連続無失点を止めたことはプラス材料。
アレ(三都主)のアシストと玉田のシュートはよかった。
1点が決まって、わずかな間だが日本の1次リーグ突破という夢を見させてもらった。

この惨敗が、長い目で見たら日本にとってプラスになると信じたい。
そのためには、この屈辱を今後にどう生かせるかが大切だろう。
ジーコの後任監督には、上に加えて代表の強化(特に決定力不足の解消)と若手の育成(抜擢、世代交代)という重い課題を解決できる人に来てほしい。
さらに、南米流とヨーロッパ流の良いところをうまく取り入れ、日本の長所を伸ばし短所を殺すことができる監督ならなおいいが、実際に探すのは難しそうだ。
(追記: オシム・千葉監督と交渉中らしい。オシム監督なら上のことが実現できそうだが、年齢と病気が個人的に不安だ)
また、日本代表もこの悔しさをバネに奮起してほしい。

日本の予選突破は困難?

2006-06-19 01:11:09 | サッカー・Jリーグ
日本0-0クロアチア

試合を見た印象としては、負けることはないだろうと思っていたが、勝つこともできなかった。
選手は持てる力をきちんと出していたとは思うが、その結果が引き分けだということが、日本の今の実力を示しているのだろうか。
PKを決められていたら負けたかもしれないことを考えると、引き分けでも御の字かもしれないが、勝利が至上命題の今日には当てはまらない。

とにかく、引き分けたことで首の皮一枚つながり、予選敗退は免れた。
ブラジルがオーストラリアを2-0で下したので、日本は最終戦に2点差以上で勝てば、クロアチアVSオーストラリアの結果次第で予選通過もありうる。
ただ、現実は厳しいだろう。
相手がブラジルの上、他力本願という状況(オーストラリアが勝てば日本は予選敗退)なので、予選突破は困難だと書かざるを得ない。
初戦に勝てなかったことが痛い。

中田英のシュートなど、惜しいものはいくつかあったが、1点が遠い。
いつまでたっても直らない日本代表の決定力不足が、今でも尾を引いている。

良かったのは、失点を0点に抑えたこと。
特に、PKを止めるなどの活躍をした川口の存在が大きい。
日本は決定力不足を悟り、失点を抑え少ないチャンスをものにすることで勝機を見出そうとしたのかもしれないが、本当のところはよくわからない。

最終戦のブラジル戦では、全力でぶつかってほしい。
上で書いたように、予選突破は難しい状況だが、そういう状況だからこそ手を抜かず、最後まで諦めない姿勢を見たい。

日本、痛恨の敗北

2006-06-13 00:06:26 | サッカー・Jリーグ
オーストラリア3-1日本

5/31の日記(別の場所で書いた日記を転記)で、こう書いた。
> ドイツに勝てないようでは、クロアチアはおろか、オーストラリアにも勝てない
> (今の日本の実力でブラジルに勝つのは奇跡に近い)と思う私は、
> 極度の心配性/悲観的人間なのか、それとも欲が強いのか、はたまた……

悪い予感が的中した。

日本が先制したときは、勝ったと思った。
しかし、日本は追加点を奪えず、逆転されてしまった。
日本の敗因はいろいろあると思うが、追加点を奪えなかったことがその理由の1つだと思うのは私だけだろうか。

これで、日本の1次リーグ突破は厳しくなっただろう。
6/8の日記で取り上げた共同通信の記事には、こう書いてある。
> 過去2大会で初戦に勝った23チーム中、1次リーグを通過したのは20チーム。その確率は87%だ。逆に、初戦で敗れたチームが勝ち進む確率はわずか4%。引き分けた場合は61%となる。
これで日本の1次リーグ通過を期待するほうが無理があるだろう。
可能性が低くなっても0ではないので、日本は最後まで諦めずに残り2試合を戦ってほしい。

2006W杯にまつわる数字

2006-06-08 21:59:00 | サッカー・Jリーグ
以下個人的メモ。

初戦は決勝戦、とジーコ ○なら決勝T確率は87% (共同通信) - goo ニュース

(以下上の記事より引用)
> 過去2大会で初戦に勝った23チーム中、1次リーグを通過したのは20チーム。その確率は87%だ。逆に、初戦で敗れたチームが勝ち進む確率はわずか4%。引き分けた場合は61%となる。

日本VSオーストラリア - 5勝4分5負
日本VSクロアチア - 1勝0分1負
日本VSブラジル - 0勝3分5負

以上 http://kick.or.tv/ より引用

日本W杯通算 1次リーグ2勝1分3敗、決勝トーナメント1敗
オーストラリアW杯通算 1次リーグ0勝1分2敗
クロアチアW杯通算 1次リーグ3勝3敗、決勝トーナメント3勝1敗(3位決定戦含む)
ブラジルW杯通算 60勝14分13敗

参考 http://www.sponichi.co.jp/soccer_worldcup/2006/team.html

日本VSドイツ戦

2006-05-31 20:34:00 | サッカー・Jリーグ
日本2-2ドイツ

それにしても、ジーコ監督への風当たりが相変わらず強く感じるのは何故だろう。
今朝のVSドイツ戦(アウェイ)で、せっかくの高原の2点を守りきれず引き分けにされ、勝ちを落とすようでは、それもしょうがないのか(もっとも、対戦時の日本とドイツのFIFAランクを比較すると、日本が18位でドイツが19位なので、ある意味この結果が日本の実力をあらわしているのかもしれないが)。
いくらサッカーで「アウェイの引き分けは勝ちに等しい」という言葉があったとしても……

ドイツに勝てないようでは、クロアチアはおろか、オーストラリアにも勝てない(今の日本の実力でブラジルに勝つのは奇跡に近い)と思う私は、極度の心配性/悲観的人間なのか、それとも欲が強いのか、はたまた……

ゼロックス杯勝利-浦和

2006-02-25 21:52:02 | サッカー・Jリーグ
ゼロックス杯
G大阪1-3浦和

2005年シーズン開幕前ではそれほど大きな補強をしなかった天皇杯優勝の浦和だが、2006年シーズンは積極的に動いた。
東京Vから相馬とワシントン、京都からレンタルで黒部、そして(小野)伸二の復帰。

一方、アラウージョ、大黒、吉原と主力(級)FWがごっそり抜けたJ王者・G大阪は、その穴を少しでも埋めつつACLを見据えてマグノアウベス、播戸(久々のG大阪復帰)、加地、明神らを獲得。

G大阪と浦和が戦うゼロックス杯は、開幕戦の前哨戦という意味だけでなく、両チームの仕上がりを確認する絶好の場所だと私は見ていた。

浦和の勝利は私の期待通りだった。
天皇杯を置き土産にドイツへと戻ったマリッチの代わりともいえるワシントンは、1ゴールと結果を残した。
伸二は浦和の攻撃のバリエーションを増やしてくれる。
相馬と黒部は出番がなかったのでなんともいえないが、リーグ戦に期待したい。
浦和はチーム全体の仕上がりも良いようだ。

一方、今日のG大阪はFWに関しては抜けたFWの穴を完全に埋めきれていないようだった。
G大阪の1点は坪井のオウンゴール。
FWは攻めてはいるが浦和の堅い守備を簡単に崩せるはずもなく(崩れて点を献上するようでは困るが)、昨シーズンのように決して強くはない守備を高い攻撃力で補う、という戦いはこの試合に限ってはできていないようだ。
もっとも、G大阪はベストメンバーというわけではなさそうだが。

この調子なら開幕戦も浦和が勝ちそうだが、一方でG大阪はすでに開幕戦の勝利やACLに照準を向けているだろう。
浦和は油断大敵。

浦和、奇跡の逆転優勝ならず

2005-12-04 00:47:18 | サッカー・Jリーグ
前節首位のC大阪はF東京に引き分け。
2位から5位はすべて勝利。
優勝するにはC大阪とG大阪両チームが引き分けもしくは負けが絶対条件の浦和。
G大阪は川崎をリードしても追いつかれ、と苦しめられる。
それでもG大阪は最後に勝利し、浦和の優勝の望みは完全に絶たれた。
結局、優勝はG大阪。

浦和は序盤に最下位まで順位を落としたことを考えると、よくやったと思う。
加えて、優勝が遠のくことが数多くあっても、その後立ち直り、最終節まで優勝争いから完全に脱落することなく、可能性が残る状況で踏みとどまった。
連勝は最大3(引き分けを挟まない)と多くはなく、2連敗も1度あったが、全体として成績は安定していたのだろう。
得点はリーグ2位(1位はG大阪)、失点はリーグ最小という点に、それが現れていると思う。
鈴木亜久里は「常に安定して力を出せる車のほうが、一瞬のスピードを持つ車より、トータルでは結局速いことになる」と語る(参照)。
今シーズンの浦和を指すといっても大げさではないその言葉は、サッカーを含むほかのスポーツでも当てはまると思うが、優勝には安定感に加え勢いも必要かもしれない(浦和は2004年セカンドシリーズがいい例。C大阪は今シーズン後半、不敗記録を16まで伸ばして猛烈に首位を追い上げ、33節でついに首位に立つが、結局5位。後半に限っては勢いも安定感もあったが、開幕3連敗の不安定な時期が響いたか)。
一方、負けた試合のうち、1つでも引き分けに持ち込めていれば優勝できたかもしれないと考えると、上位5強(浦和除く)に勝てなかったことや下位からの取りこぼしが響いたのではないか。

今シーズンのリーグ優勝は夢と消えたが、浦和を応援していてよかった、と思う。
天皇杯ではこの悔しさをばねに優勝することを期待したい。

P.S. 「マリッチは解雇したほうがいい」との声もあるようだが、今日も1点決めるなどなんだかんだいって結果を出している(13試合、991分で8得点は、G大阪のアラウージョには負けるが、悪くないだろう)ので、私は残ってほしいと思う。また、「マリッチは解雇」の理由として年齢が高いことをあげる人もいるようだ。私も年齢の高さは不安に感じてはいたが、良い選手なら年齢に関係なく良い働きをしてくれるだろう。
(追記: 2005/12/15) http://nogomet.cocolog-nifty.com/hrvgo/2005/12/post_1ec7.htmlによれば、退団が濃厚のようだ。それなりに結果は出していたので、本当に退団が決まるなら残念。

J1優勝決定は最終節で

2005-11-26 21:01:21 | サッカー・Jリーグ
J1の優勝争いは混沌としている。

首位・G大阪は千葉に破れ3連敗、2位転落(勝ち点57、得失点差+22)。
首位と勝ち点で並ぶ2位・C大阪はロスタイムの失点で勝利を逃すも、引き分けで首位に立つ(同58、+8)。
ここ数試合引き分けが多い3位・鹿島は今日も引き分け、ついに4位転落(同56、+18)。
前節千葉に屈した4位・浦和は磐田のOGで首の皮一枚つながり、3位浮上(同56、+24)。
千葉は勝っても5位のまま(同56、+13)。

順位が上のチームほど優勝に近いのは、ここに書くまでもない。
私は浦和の優勝を望んでいるが、そのためには最終節で
  1. 浦和が勝つ
  2. C大阪が引き分けるか負ける
  3. G大阪が引き分けるか負ける
必要がある
(4. ほかのチームと勝ち点で並んだ場合、得失点差で逆転されない、もあるが、勝ち点で並ぶ可能性のあるC大阪、鹿島、千葉が浦和の得失点差を逆転するのは不可能(C大阪が引き分け)もしくは難しいので、考えなくてもよいだろう)。
1. はともかく(ちなみに浦和はJ1リーグ戦での新潟との対戦は負けたことがない)、2. と3. は他力本願だ。
ただ、C大阪と対戦するFC東京、G大阪と対戦する川崎の2チームが素直に勝ち点を相手へ献上するとは思えない。

浦和が奇跡の逆転優勝を成し遂げると信じたい。