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フィリピンのほほん生活記ー朝焼けに染められて

フィリピン・タガイタイの景色と日々の出来事を綴ったブログです。

フィリピンでの葬儀①

2012年10月08日 08時22分11秒 | 風俗・習慣

 

2012年 10月8日のマニラ新聞から

ミンダナオ和平
比政府とモロ・イスラム解放戦線が和平「枠組み」で合意。16年に新自治政府設置へ

  1997年に始まったフィリピン政府と反政府武装勢力モロ・イスラム解放戦線(MILF)の
和平交渉で、双方は7日、年内の包括的和平実現へ向けた「枠組み」について合意した。
2016年までの現政権下で、現在のイスラム教徒自治区(ARMM)政府廃止と
新自治政府「バンサモロ(イスラム教徒の国)」設置、資源開発などの権限移譲、
MILF正規部隊の解体を進める内容。15日、双方の交渉団長が、アキノ大統領らの
立ち会いの下、マラカニアン宮殿で合意文書に署名する。

 しかし、MILF側が要求してきた権限移譲の詳細、資源開発や徴税に絡む
「富の共有」の配分比率、新自治区が管轄する海域の設定、段階的武装解除の
詳細など、最も肝心な部分は「枠組み」合意に盛られなかった。
これらは、今後継続される交渉で、「枠組み合意の付属文書」という形で別途、
定められる。

 政府権限や資源開発権の移譲では、2008年10月に最高裁の違憲判決が出た
経緯があり、枠組み合意の中でも「合意内容を履行するために必要な憲法改正を
提案する」と定められた。今後、改憲作業が必要になった場合、
16年の新自治政府設置という「和平へのロードマップ(道筋)」が変更を
余儀なくされる可能性もある。

 また、イスラム諸国会議機構(OIC)の仲介で、1996年に締結された
モロ民族解放戦線(MNLF)と比政府の和平協定は、ARMM政府が
土台となっている。このため、MILFとの合意に基づくARMM廃止と新自治政府設置を
円滑に進めるためには、MNLFなど他勢力を巻き込んだ「包括的ミンダナオ和平」へ
向けた取り組みが必要となる。

 これらを踏まえ、アキノ大統領は7日午後に開いた緊急記者会見で、「枠組み合意は、
最終的かつ堅固なミンダナオ和平につながるだろう。他の関係者・団体が
和平プロセスに参加し、(MILFとの)和平があまねく支持されるよう、われわれは
手を尽くしている」と強調した。

 MILFのジャファール副議長(政治問題担当)も同日、首都圏のテレビ局の取材に対し
「(和平の枠組みについて)タウィタウィ州などで住民集会を開き、地元政治家や
他勢力指導者らに理解を求めてきた。交渉を行ったのはMILFだが、
その結果は全イスラム教徒と共有する」と述べた。

 枠組み合意の正式名称は「バンサモロに関する合意の枠組み」。2日から7日まで、
交渉仲介国マレーシアの首都クアラルンプールで行われた第32回和平準備会合で
合意に達した。

 ARMM政府に代わるバンサモロ政府設置やバンサモロ基本法制定、
比政府とバンサモロ政府の権限、バンサモロ政府の財政的自立、紛争地復興と
開発を実現するための「歳入と富の共有」、領域など9項目で構成される。

 政府権限では、国防と対外安全保障、外交政策、通貨と通貨政策、
比の市民権とその付与、郵便サービスを比政府の権限と明記した。しかし、
これら以外は「中央政府は現在の権限を維持し、バンサモロ政府は独自の権限を
有する。一部権限は双方が共有する。政府間の関係に関する原則などは付属文書で
別途定める」と抽象的な表現にとどまった。

 富の共有に関しても、「バンサモロ政府管轄地域(海洋含む)における資源探査、
開発、利用で生じる収入について、バンサモロ政府は正当かつ公正な割り当てを
得る」と定め、具体的な配分比率など詳細は今後の交渉に委ねた。

 一部自治体が編入に強く反対している「領域」では、ARMMを構成する5州1市、
北ラナオ州の6町、コタバト州内6町の一部バランガイ(最少行政区)と
コタバト(マギンダナオ州)、イサベラ(バシラン州)両市を「バンサモロの中核領域」と
位置付けた。パラワン州南部などは領域指定から外しながらも、
住民投票などによる編入の道を残した。

 年内に最終和平合意に達した場合、新自治政府設置までの移行
期間は13~16年の足かけ4年となる。

 まず、比政府代表7人、MILF代表8人の計15人で構成される「移行委員会」を
設置し、新自治政府設置などを定めた「バンサモロ基本法案」の起草作業などに
着手する。同基本法の発効と同時に、ARMM政府は廃止され、
新設の「バンサモロ移行局」(BTA)が権限を継承する。
さらにBTAも移行最終年の16年に廃止され、バンサモロ議会選挙の
実施に続いて創設されるバンサモロ政府が全権限を継承する。

 移行期間には、1万人以上とされるMILF戦闘員の武装解除と
正規部隊の解体が同時に進められるが、日本やマレーシアなどが参加している
国際停戦監視団(IMT)は武装解除完了まで、監視活動を維持する。(酒井善彦)

 

 対MILF和平交渉


 モロ・イスラム解放戦線(MILF)は1978年、イスラム最大勢力、
モロ民族解放戦線(MNLF)から離脱。フィリピンからの分離・独立を最終目標に
武力闘争を継続した。ラモス政権末期の97年に始まった和平交渉では、
統治形態や領域問題で「共和国憲法枠内の自治」を超える高度な自治を要求。
アロヨ前政権との交渉は、主要議題を①停戦②紛争地復興③父祖伝来の土地︱
︱の3点に絞ったトリポリ協定(2001年6月締結)に沿って進められた。前政権は
「父祖伝来の土地」問題に関する覚書に、イスラム教徒自治区(ARMM)
拡大と統治機構新設、広範な権限移譲などを盛り、MILF支配地域の「独立性」を
保障することで合意達成を急いだが、最高裁の違憲判決(08年10月)を契機に
交渉は中断した。11年2月に始まったアキノ現政権との交渉で、MILF側は当初、
立法権や資源開発権移譲を伴う「サブステート(準国家)」設立など改憲含みの
要求を突き付けた。交渉を転換させたのは、同年8月、和平プロセスを側面支援する
日本国内で実現したアキノ大統領とムラドMILF議長の電撃会談。
「バンサモロ問題の政治的解決に関連した課題と懸念」(MILF声明)が議題となり、
その後、約1年で「枠組み」合意にこぎ着けた。

                                                         [ 2012年10月8日のマニラ新聞 ]

   
 
  本日の日記

  2012年 10月8日(月) 午前 3時 天候 霧 気温26℃ 湿度79%

 未だ、真夜中の、午前3時に目を覚ます。鶏も起きていないのか、少し寂しいな、
日記を書いている内、目覚めるのだろうね、暗く星も見えないが、パラスの山はくっきりと、
見えた。まだ頭がぼんやりと、するも昨晩の、本物ブランデーに、未だ酔いしれている(笑)

 

 本日深夜に起き、PCを触り、眺めていたら再び、睡魔に襲われた、こんな時は即寝よう、

3度目に、起きたのが、朝の6時で有った、フィリピンに来て、寝て寝て、寝るのに疲れたら、

また寝る生活なのです。(笑)此の先に訪れる、永遠の眠りの、予行演習なのかな、(笑)

 一昨日は妻のいとこエプレンの、葬儀でした。亡き義父の妹叔母の次男なんです。

近年になり、盆栽業の傍ら、新興宗教を起こした、有る人物の下に、走り、教祖亡き後、

自ら教祖に修まった、偶に売れる盆栽の、売上金は、全てその宗教に、費やした変わり者、

叔母を始めとする、身内からは白い目で、見られていた変わり者、最後は苦しみ抜き、

食べ物を食べる、気力も無く、亡くなったのです。叔母からすれば、小憎らしい宗教、

亡くなる前にも、信者が来たのですが、叔母は追い返したそうです。よほど此の宗教が、

憎らしかったのですね、最後はイエス様の下に、帰られたのでした。本日の教会での模様は、

 明日デジブックに、掲載致しますが、本日は出棺前の、様子と墓地での様子を、

ご覧下さいませ、本来ですと、霊柩車に乗せられ、教会に向かう、パレードに参加する、

私ですが、バランガイのシニアの、グループと共に、一足先に、教会に趣き、教会で蝋燭に、

火を灯し、柩をお迎えする儀式に、参加致して、居たのです。

 

 


 本日は教会から、墓地の運ばれ、礼拝堂で近親者と、最後のお別れをするのですが、

その時の様子と、柩が安置される、室の様子をご覧下さいね、エプレンガ納棺される、室は、

先に亡くなった、奥さんの上に、造られたもので、フィリピン国で一般的な方法なのですが、

普通の家庭では、野ざらしの室が、多いのですが、叔母の家ではお墓に、家を造り、その中に、

造られた立派な、室なんですね、そしてお墓から、自宅に戻り、参列者にお食事の

接待をするのです。この国での、冠婚葬祭はすべて、食事が絡むのです。人間の生きる

原点は、食事何ですね、そして毎回不思議におもうのは、墓地から自宅に戻り、玄関に入る前、

日本では、お清めのお塩で、身を清め、手洗いを致しますが、フィリピンでも、。お清めの煙で霊を払い、

手洗いを、するのです。国も宗教も、異なりますが、その共通点に、驚かされるのです、

土着の風習何でしょうね、

 

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6 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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清めの煙 (コージ)
2012-10-08 10:18:41
お早う御座います。昨日、今日とやっと涼しい秋本番になった感じがします。少しの間ですがタガイタイにも負けない良い季節です。
 フィエスタにお葬式とお疲れ様でした。フェスタでは飲み疲れ、お通夜、お葬式では寝不足に(笑)。清めの煙は一般的に行われるのでしょうか?私もお通夜1回、お葬式&納棺に妻と共に参列しましたがそのまま帰宅してしまいました(怖)。亡くなった妻の従兄弟の声が聞こえるのか、呼んでも居ないのに妻が返事をする事が度々有りました(笑)。
 
 
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マトにかけられます (yu)
2012-10-08 10:51:59
マトにおはようございます、ダニエルさん、皆さん。

アハハハ、フィリピンに「彼女」名義で2700坪の土地を買ったら、「彼女」とツレアイの両方からマトにかけられますよ。まぁ、「彼女」もお金もありませんから安全ですね。

お清めの考え方は似ているんですね。
私はお清めをしないで家に入ってしまう事がありますが、お清めをしない宗派もあるんですね。
エプレンさんの葬儀はつつがなく行われたようで、ご苦労様でした。お墓も立派ですし、葬儀費用捻出のための賭け事も無く、安らかな旅立ちですね。ご冥福をお祈りいたします。合掌。
返信する
Unknown (yu)
2012-10-08 10:55:31
あれ!?
タイトルを記入する時、本文に書き込んでしまったのを消したつもりだったのですが、おはようございますの前に。「マトに」が残ってしまいました。
マトに挨拶したわけではないのですが。
返信する
清めの煙 (タガイタイ・ダニエル)
2012-10-08 11:42:48

コージさん・今日は、

 >今日とやっと涼しい秋本番になった感じがします

 真夏の灼熱地獄がうその嘘のようですかって云っても、
真夏には涼しいタガイタイで
飲んでいたでしょう。
涼しい場所から涼しい場所に、
いいとこ、総取りですね、(笑)

 >フィエスタにお葬式とお疲れ様でした。フェスタでは飲み疲れ

 次から次と、いろんな事が起こるので、商売はやっていませんが、商いですね、(笑)

 >清めの煙は一般的に行われるのでしょうか

 フィリピン全体のよに思います。納棺する前、柩の頭上に、孫の幼児をかざしますが、
子孫繁栄のように思いますが、ルソン島全域のようですね、
 >亡くなった妻の従兄弟の声が聞こえるのか、呼んでも居ないのに妻が返事をする事が度々有りました(笑)。

 賑やかで楽しそうですね、家を買う時、神社の隣は、怖いと、嫌う人が居りますが、
お寺の隣接は、賑やかだからと、気にしない人もお出でになります。

 

 
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葬儀が2回 (Yamachang)
2012-10-08 11:42:52
こんにちわ。

比政府とモロ・イスラム解放戦線の和平協定の件は日本の新聞にも載っています。双方の仲介役を日本も関っていましたから良かったと思いますが、宗教紛争は難しい側面がありますね。とにかく内戦状態だけは避けて欲しいと思います。ミンダナオにも多少郷愁を感じていますから・・・(苦笑

エプレンさんの棺は奥様の棺の上に安置されるのですね。棺置き場が立派なコンクリート小屋ですので雨風に晒される心配はないのでしょうが遺体はそのまま腐敗するだけですね。悪臭や虫の発生はないのでしょうか?
エブレンさんにはお子様は何人いらっしゃるのでしょうか。皆さん自活されてるとすれば心配ないですが、一家の家長がなくなると生活が少し心配です。
ダニエルさん1族皆さんは生活が豊かな方でしょうから心配することもないでしょうが・・・(大恥
これからも高齢の方がご親族の中には多いでしょうから勉強になりますね・・・(苦笑
この墓は将来はダニエルさんもお世話になるのでしょうか?
縁起でもない話ですみません・・・(汗
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マトにかけられます (タガイタイ・ダニエル)
2012-10-08 11:59:24

yuさん・今日は、

 >フィリピンに「彼女」名義で2700坪の土地を買ったら

 予約をしておこうと思ったのに残念です。(笑)
カスピ貝の照明にハンモック、理想ですね、

 >お清めをしない宗派もあるんですね。

 オウム真理教ですか、電子レンジの大型で、骨まで粉々に、(涙)南無阿弥お陀仏

 >お墓も立派ですし、葬儀費用捻出のための賭け事も無く、安らかな旅立ちですね。ご冥福をお祈りいたします。合掌。

 葬儀費用を、出せる人は、ひよう捻出の博打もやる必要は無いのです。
賭博にくるだけで、喧嘩も始まる場合も有りますからね、
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