Being on the Road ~僕たちは旅の中で生きている~

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美麗的日本和我 (美しい日本と僕)/愛知県散策 後編

2022-03-18 22:34:41 | 旅行

2022年の記録

 

 

後編のハイライトとなった旧岡崎銀行本店。

 

 

早朝に名古屋市内を散策したあと、半田、岡崎と東進して、静岡県まで行き宿泊。翌朝、清水教会を訪問して帰宅したときの記録。

 

 

半田市訪問は初めて。 ミツカンブランドで知られる株式会社mizkanの企業城下町のイメージだった。街全体が酢酸臭に覆われてるとは思わなかったが、歴史的建築物は、ミツカンのルーツ中埜酢店(なかのすみせ)関連である。

 

 

名鉄知多半田駅に着いたところで、どうも一駅手前の住吉町駅から散策を始める方が、効率的に散策できることに気がつき、一駅戻って、で下車。

住吉町駅からちょっと歩いたところにあるハーフティンバーの赤レンガ建築物が、1898年(明治31年)竣工の旧丸三麦酒のビール工場である。現在は、観光施設・半田赤レンガ建物(倉庫)として使用されている。

丸三麦酒株式会社は、中埜酢店の四代目又左衛門が設立し、カブトビールブランドを製造していた。第二次世界大戦中の1944年(昭和19年)に中島飛行機製作所(株式会社SUBARUの前身)の衣糧倉庫となり、戦後は日本食品化工のコーンスターチ製造工場の一部(主として製品保管倉庫)として1994年(平成6年)まで使用された。

 

 

日本福音ルーテル知多教会半田礼拝所は、1953年(昭和28年)竣工、平屋(一部2階)建築。詳細不明。

 

 

名鉄知多半田駅近くにある旧中埜家住宅(中埜半六の別邸)は、1911年(明治44年)竣工、木造2階建、スレート葺、ハーフティンバー様式の美しい洋館である。1976年(昭和51年)に国の重要文化財に指定された。

 

ミツカンミュージアムを目指して歩く。隣接する旧中埜銀行本店(ミツカングループ本社中央研究所)見学が目的である。ウロウロと歩き回るが見つからない、何のことはない、2012年末に解体されていたのである。残念!(解体されたことも残念だが、自身のリサーチ能力の低さは、もっと残念だ。)

 

ミツカンミュージアムは、コロナ感染防止のため臨時閉館、やむなし。気をとり直して、昼めし処を探しつつ、JR半田駅へ向かう。昼食は、JR半田駅前にあるいわし料理の円芯で、いわしの天ぷら定食を頂く。刺身定食か、天ぷら定食か、迷ったが、ちょっと珍しい天ぷらにした。大当たり、ではないが、十分に美味しかった。

 

 

次の目的地の旧・岡崎銀行本店は、名鉄東岡崎駅近くにある。しかし、名鉄知多半田駅から岡崎方面へ行くには、一旦、名古屋市(神宮前)まで、戻らなくてはならない。さすがに、それは、遠回りなので、JR半田駅からJR武豊線、JR東海道本線、愛知環状鉄道(第三セクター)岡崎公園駅まで行き、岡崎公園を抜けるルートを20分ほど歩くことにした。

 

 

1917年(大正6年)に岡崎銀行本店として竣工、その後、岡崎商工会議所会館を経て、現在は岡崎信用金庫資料館として使用されている。

ルネサンス様式を主体として、外観には御影石と赤レンガが組み合わされ、地上2階建て一部3階建てである。2008年(平成20年)に国の登録有形文化財に指定されている。なお、2019年(平成31年)から約2年をかけて免震化工事が行われた。

 

名鉄東岡崎駅まで歩き、名鉄で豊橋まで行き、JR東海道線を乗り継ぎ、JR静岡駅近くに泊った。途中の豊橋には、美しい豊橋ハリストス教会があるが、現在、建立以来初の全面的補修工事中のためパス。2024年(令和6年)完成を楽しみにすることにした。

 

 

翌朝、新静岡駅から静岡鉄道清水線で、入江岡駅まで行き、カトリック清水教会を訪問した。

カトリック清水教会は、1935年(昭和10年)竣工。築90年近くが経過し、耐震基準を満たしていない木造のカトリック清水教会(静岡市清水区)は、所有者のカトリック横浜司教区が2020年夏に取り壊しを決めた。しかし、戦争遺産としての側面もあり、地域住民らが保存運動を展開、取り壊しは宙に浮いたままになっている。

 

 

カトリック清水教会までの朝の散策を終え、一度ホテルに戻り、JR静岡駅前から高速バスで帰京する。通勤で使っているJR東京駅日本橋口に到着した。

 

 

【メモ】

僕の会社は、数年前からロシアビジネスに力を入れきたので、ロシア人、ロシア語話者を毎年採用している。僕は知的好奇心から「ロシアから見るウクライナ侵攻」について聞いてみたかった。さすがに話したこともないロシア人社員にセンシティブな質問をすることはできず、ロシア語話者の部下(ベラルーシに留学)に聞いてみた。

日本の報道と同様、年配のロシア人は、プーチン大統領支持派が多く、一方、SNSを多用する若い世代では、反戦デモ参加しないまでも、侵攻に懐疑的なつぶやき(Twitter)が多い。しかし、西側諸国の経済制裁が進み、市民生活の圧迫が進んできた最近、西側諸国に対する不満のつぶやきが散見されるようになったという。経済制裁の元凶が、プーチン大統領であることを理解していても、その不満をストレートにつぶやけないためのものか、そんな回りくどい思考はなく、単純な「西側諸国、バカヤロー!」なのかは、わからないと話してくれた。

彼女の話を聞いて、「ロシア、中国と比較すると情報統制が粗いな」と思った。

 

3月16日23時36分ごろ、福島県沖を震源とする地震が発生した。東日本大震災から11年5日後である。ワラビスタンでも激しい揺れを感じたが、被害はなかった。

 

 

旅は続く



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4 コメント

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Unknown (marurobo36)
2022-03-18 23:27:18
それは、感じますよね。
コッチに比べると 様々な情報が 入っているように思います。
また 洗脳的な感じも こちらに比べると 甘い感じします。

ロシアは、国家破産に進んでいるように思います。
苦労するのは、ロシアの一般国民 やはり戦争は、悲惨な事しか生みませんね。。。
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Unknown (dandyzhen)
2022-03-18 23:49:28
maruさんへ

中国人は、大雑把なようで、押さえるべきところは押さえているような気がします。

また、14億人の熾烈な競争を勝ち抜いてトップに立った人と、その十分の一の1億4千万人のトップじゃ、差が出るものですかね。単なる数字遊びですが。

日本も地震が続き、何かと物騒ですが、ゼロコロナを突き進む中国ですので、ご自愛のほど。

では、また。
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Unknown (りくすけ)
2022-03-19 21:48:40
Zhen様へ。

お邪魔します。
相変わらずアクティブでタフネス。
精力的・行動的な旅ですね。

半田、岡崎は競艇旅打ちで出かける機会のあるところ。
暫くぶりに見覚えのある景色を拝見しました。
ミツカンミュージアムへは、
新旧共に訪問したことがあります。
充実した展示に見入り、楽しみ、
お土産に「お酢セット」を頂戴しました。

ロシアの内側からの視点。
伝え聞く世代間ギャップ、若い世代の不満などが、
腑に落ちました。

それにしてもプーチン氏は、話が下手そうですね。
人心をくすぐる弁が立たない様子は、
ゼレンスキー氏と比較し見劣りする印象です。

地震、こちらも能登半島が揺れました。
なかなか落ち着きません。

では、また。
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Unknown (Zhen)
2022-03-19 22:17:23
りくすけさんへ

こんばんは

ゼレンスキー氏は、コメディアン、俳優だっただけあって、どんな言葉、表情、仕草・・・・をすると、視聴者は、どう感じるかを知っていて、無意識に実行しているのでしょうね。それに目に力がある。一方、プーチン氏には、そのような能力もないし、それでも、結果を出すことで権力を掌握できたってことでしょう。表情に生気が感じられず、冷たい目をしていると感じます。

能登でも地震、あったんですね。日本中で、地震が多いですね。それなりの備え、例えば、ポータブルバッテリーやソーラーバッテリーを、一段落したら買おうと愚考しています。

では、また。
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