Being on the Road ~僕たちは旅の中で生きている~

日常の中にも旅があり、旅の中にも日常がある。僕たちは、いつも旅の途上。

美麗的日本和我 (美しい日本と僕)/函館2日目後編

2024-02-12 23:48:05 | 旅行

2023年の記録

朝から雪が舞う函館を終日散策、夕方になり雪が止み、青空が広がった2日目の記録。

 

 

青空に映えるカトリック元町教会の尖塔。

 

 

HakoBA Hakodateから八幡坂を登り、日本基督教団函館教会→カトリック元町教会→聖ヨハネ教会→ハリストス正教会→遺愛幼稚園→赤レンガ倉庫群→旧丸井今井百貨店函館支店と散策した。(後編)

 

 

投宿したHakoBA Hakodateのならびにあるハセガワストアで買ったセコマブランドのカップ麺で遅い昼食をシェアキッチンで頂く。食後は、同じくセコマブランドのとよとみミルクコーヒで寛ぐ。

 

ハセガワストアは、北海道渡島地方に展開するローカルコンビニで、北海道のローカルコンビニの雄・セイコーマートと資本提携しているため、セコマブランド品が陳列されている。

ハセガワストアの名物は、やきとり弁当。後から知ったことなのだが、道南地方の焼き鳥は豚肉を用い、単に「焼き鳥」と言うと「豚串」のことを指す。鶏肉で作る場合は「鶏肉の焼き鳥」「とり串」「とり精」などと呼ぶのであった。まさにあとの祭りなのだが、自作の鶏料理(焼き鳥、唐揚げ)に絶対的な自信のある僕は、やきとりと聞いて食べなかったのだが、豚肉の串焼きだったら・・・・・、残念。

 

セイコーマートは、知っている人は知っている北海道のローカルコンビニ(北海道以外は、埼玉県、茨城県に出店あり)で、大手3社(セブン、ファミマ、ローソン)を抑えて顧客満足度No.1を5年連続獲得した日本最古のコンビニである。(セコマ1号店1971年、セブン1974年)

 

セコマ・塩えびラーメンは、ナショナルブランドの約半値の格安。味もまずまず、冷えた身体を温めてくれた。なお、地域限定販売ながら製造所は、埼玉県。セコマブランド・とよとみミルクコーヒは、甘すぎることなく牛乳感がある絶品ながら100円。

 

昼食を終え、外を眺めると、先ほどまでの吹雪が嘘のように青空が広がっている。再びカメラを提げてホテルを出発。

 

 

HakoBA Hakodateから八幡坂を登り、左に曲がって、朝と同じ順路で日本基督教団函館教会へ。

 

 

元町の街なみを構成する一般住宅、懐かしさを感じるような味のある建物だ。

 

 

カトリック元町教会、カソリックの僕は、明日も訪れて、地元の信者さんとともにクリスマスのミサを授かる予定。

 

 

日本聖公会の函館聖ヨハネ教会、特徴的な聖堂は、歴史的建造物ではないが、青空に映える。

 

 

ロシアの風(政治的な意味ではない)が吹く、ハリストス正教会は、雪景色が映える。

 

 

ハリストス正教会に隣接する遺愛幼稚園園舎は、正教会の系列ではなく、日本基督教団函館教会の源流となるアメリカ・メソジスト教会の宣教師M・Cハリス夫妻の「日々学校(Day School)」を系列である。

 

 

八幡坂を一気に下り、函館西波止場の赤レンガ倉庫群に向かった。

商業施設になっているので、少々派手な看板が目立つものの、赤レンガフェチの僕にとっては、見応えがある倉庫群。特に枯れた蔦に覆われた明治館は、ビビッと来た。

 

 

昨日、函館初ショットとなった旧丸井今井百貨店函館支店。ライトアップされた夜間と違って、ディーティルが明らかになった昼間の旧丸井今井百貨店函館支店。

 

 

旧丸井今井百貨店函館支店から市電通りに沿って、HakoBA Hakodateに向かって歩く。元町は、素敵な建築物の宝庫だ。

 

 

【メモ】

久しぶりに行ったチェーン店の床屋、理髪台が10席あるもののカットする理容師は2人。(洗髪、髪染め担当が別に2人) 順番待ちは、20人を超える。これじゃぁ、1時間どころか、何時間待つことになるのか、早々に退散した。以前は、こんなことなかったんだけどね。日本の労働者不足をヒシヒシと感じる。

 

友人たちとのざっくばらんな宴会の話。日常の連絡をすべてLINEに限定している小中学校がある。父母に代わって、高齢の祖父母が、児童生徒の日常の面倒を見ている家庭は、連絡が周知されない、逆に病欠などの連絡ができない、と友人の1人が批判的に話した。娘が教員の友人が、電話などアナログな通信手段を使っていると、教員の時間が奪われ、やるべきことができなくなる実態を反論的に話した。要するに多様化する児童生徒とその環境に対応できる人員、財源が配布されていないのだ。

 

少し前に東京都の高校授業料無償化を批判したメモで書いたことに繋がる。中卒で手に職を付けることで、本人の適正に一致し、安定した就業、社会への貢献となる進路はある。それを高校授業料無償化などやってしまうと、「タダならとりあえず高校進学」といった誤った進路を選択してしまう。

 

高校授業料無償化批判の繰り返しになるが、もっと小中学校に財源を投じ、多様な児童生徒に対応できる体制整備して欲しい。何も、高校進学だけが、幸せな未来に繋がる進路とは思えないんだけどね。高校授業料を無償化しようとしている政治家は、高校に進学したことが、自身にとって絶対的なプラスになっているのだろうが、みんながみんな、そうじゃないってことぐらい、理解できる知能があるはずだと思う。

 

 

旅は続く